2016年も、あと数日で1/3が終わろうとしています。
スイスでの年越しから4ヶ月。
月日の流れの早さに恐怖心さえ抱きつつも、
この4ヶ月間、色々なことがありました。
中でも今月は、特別慌ただしい月。
息子の入学式から始まり、職場は新メンバーでの新年度、
庭や畑はもちろん、自然界の植物も全てが急激に動き出す4月。
心も体も、なかなかついてゆけずにどこか無理があって、
突っ張ってしまったり、焦ったりしやすい時期ですが、
心身ともに健やかに毎日を過ごせるように心がけたいですね。
先週の日曜日は、短大の友人の結婚式に招かれました。
結婚式なんて久しぶり。招待された同期とも卒業式ぶりの再会
だったりして、なんだかタイムスリップしたようでした。
2年間、二年生2人と一年生2人での4人部屋の寮生活をしながら、
どっぷり‘園芸’を学ぶ、類い稀な女子短大での濃厚で思い出深い
日々は、いつまでも色褪せることなく、私の中で生き続けています。
そんな短大の仲間が東京から駆けつけ、お花やウェディングケーキを
担当し、お料理から何から何まで手作りの、アットホームな彼女らしい
ウェディング。その演出や新郎新婦の最高の笑顔に、心温まる思いで
私も幸せを分けてもらって帰ってきました。
会場は、彼女の実家がある山梨県白州。ベルガの森という名水公園は
私も数回彼女に誘われてイベントでマルシェ出店した場所です。
塩尻からはジムニーで下道を走ること一時間半。
温暖な白州では、先週末すでに桜が咲きはじめていました。
七十二侯で、三月下旬は春分。
自然をたたえ、生物をいくつしむ日であり、
昼と夜が同じ長さになるのが春分の日。
本格的な春の到来の時期です。
山屋ガーデンの春の役者たちも準備運動開始!
雀始巣
すずめはじめてすくう
すずめが巣を作り始め、野鳥たちが繁殖期を迎える頃。
山屋では毎年恒例のムクドリの巣作りが始まり、屋根の柱ごとに
ひと家族ずつ、まるで団地のようにしばしの間住み着く何家族かの
ムクドリファミリー達と同じ屋根の下、暮らしています。
昨晩は、また雪が降り、今朝の庭は真っ白!
それでも日中はあっという間に溶け、遠くの山の木々が粉砂糖を
纏ったように薄化粧をしているのが、とてもキレイでした。
いいえ、これは木曽です。
以前から気になっていた、雪景色の中の木曽馬と、馬そり。
木曽馬は平均135cm程度の小柄な日本在来種。
優しい瞳と、このサイズ、モコモコした毛並みが愛らしい。
馬そりは登記期間中ずっとやっているのかと思ったら、イベントのみだと
いうことがわかり、先週末開催された開田のかまくら祭りに行ってきました。
ちょうどその日10歳の誕生日を迎えた姪っ子や両親も遊びに来ていたので、
みんなで賑やかに。
雪景色の木曽路を走ること一時間半。
開田高原に入っても、看板など一切なく不安になり、直売所で聞いたりしながら
御嶽山に向かって山道を走り、ようやく辿り着きました。
ソリは持参したのですが、肥料袋に藁を詰めた手作りソリの方がよく滑ります。
巨大かまくら(中は部屋のようになっていてくつろげる)や、ボブスレー並みの
急坂のそり、馬そり、スノーモービル、除雪車試乗等、子供にとっては盛り沢山!
やっぱり男の子!除雪車に乗って大喜び。
それから、スノーモービルは私が運転してもいい、ということで、
親子で田んぼの周りを猛スピードで走り、大興奮でした!
この冬は暖冬から一転、塩尻でも久しぶりに−18℃を観測しました。
帰国後は朝の気温が−10℃前後と厳しい寒さが続いていましたが、
冬ならではの楽しみを満喫できた一日でした。
先日日曜日は今年最後のマルシェ。
毎月出店させていただいている松本LABORATORIOさんでの屋外マルシェでした。
すっかり庭は冬景色なので、仕入れたお花でブーケを。
魅力的なラナンキュラスを発見しました。
こういう個性的な花が好きです。
冬の寄せ植えたち。
今年は12月の第三日曜日が20日ということで、ちょっとクリスマスには
間際過ぎるし、お正月には早いような気がして悩みました。
クリスマスに飾れるキャンドルアレンジやフレッシュリース、
クリスマス限定、森の香りのサシェ(モミなどの針葉樹入り)のほか、
お正月飾りや冬の寄せ植え、カレンダー、リストウォーマーなど。
マルシェ用にワンサイズ小さなフレッシュリース。
ワイン色をポイントに、シックに仕上げました。
アルパカのリストウォーマーと森のサシェをお母様へのクリスマスプレゼント
にすると、買ってくださった常連さん。とても嬉しかった。
よく、巨木の下にバラのような木の実が落ちている、ヒマラヤスギの実。
普通、大きな松かさの下からハラハラ花びらのように落ちていて、
頂点部分がちょうどバラのように残るんですが、友人が原型を入手した!
と持ってきてくれました。地上から見上げるより、ずっと丸っこくって
可愛らしくて感激しました。
今年の11,12月は今まで以上にただただ慌ただしく過ぎてゆき、残り一週間。
とても信じられません。
実はクリスマスイヴ〜スイスの家族(ファームステイ)からお手伝いを頼まれ、
息子を連れて、しばらく行ってくることになりました。
ブログもアップできるといいのですが、状況がわからないので未定です。
いずれにせよ、皆さんに冬のスイスの暮らし、風景を感じていただけるように
努力しますので、どうぞお楽しみに!