シュヴァルツ家は時々幼稚園状態になります。スイスは日本ほど、子供のために自分を犠牲にしないというか、あくまで大人中心のように感じます。だからといって、子供との時間を持たないわけではなく、子供との時間ももちろん大切にしますが、区切るとこは区切る。自分の趣味や仕事、美容院や夜のショッピング、映画やミュージカル鑑賞など、子供がいるからと諦めたりせず、ラーヘルたちもよく子供を預けて出かけます。日本人の感覚だとちょっと驚いたりもしますが、確かに区切るとこは区切って、自分自身リフレッシュするのは、特に子育て中の母親には必要なことなんだと思います。最も、恵まれた環境であることも必要ですが…
二ヶ月年上のミルタは女の子ということもあり、すっかりお姉さんふうに息子と遊んでくれます。「ウットー!ウットー!」と呼びながらやって来て、すぐに手を握って息子を連れ出してくれます。まるでお人形遊びのように、撫でてくれたりも。息子もミルタに手をとられ、笑顔で手を振って家の中や外を歩いてゆく二人の姿がなんとも愛らしい。
さらにお姉さんのロミーは、幼稚園の先生きどりで二人と居間のトランポリンで遊んでくれます。CDの音楽に合わせて踊り狂うこの三人のトランポリンには大人たちも大爆笑!