夕食によく食べるリンゴのタルト。このてのフルーツのタルトはプルーンやアンズ、さくらんぼなど季節の果物を使います。今回は洋梨とリンゴの二種類をシェフィンの留守中に頼まれて作りました。スイスのスーパーでは、パイ生地やサブレ生地などを冷蔵品としてたくさん扱っています。それがまた美味しく、言うことなし。以前はなかったけれど、最近は気の利いた丸型のものがあり、ただひろげて型に敷き、切ったフルーツをきれいに並べ、軽く焼き、そこにカスタード系のクリームを入れこんがりキツネ色に焼き上げます。2,3カットをぺろりと食べられちゃうくらい重くなく美味しい。
私の要望どおり、ビーツのサラダを作りました。ビーツなんて、ボルシチくらいしか思い当たらなかったけれど、スイスではメジャーな野菜で、サラダでしか味わったことがありません。完全に柔らかくなるまで火をとおしたビーツ(普通のお鍋だと二時間くらい)の皮を向き、それぞれミキサーの部品を変え、スライスと千切りの二種類を用意。そこに調味料をいれたお酢を注ぎ、キレイなガラス瓶に詰め、冷蔵庫で保存します。食べるときには、ドレッシングや玉ねぎのみじん切りなどを加え最終調整し食卓へ。ボール一杯食べられるほど大好きなビーツのサラダ。ただし、ここまでたどり着くまでには手を真っ赤に染めて、時間をかけて…と手間がかかります。