スイスで買ってきた‘卵黄と粉砂糖’というタイトルの大好きなクッキーの本。この表紙を見た瞬間、心がときめきました。仲間の写真がどれもデザイン的で可愛くて、見ているだけでシアワセな気分になります。
スイスでは、クリスマス前後に家族みんなで食後やおやつ、ワインのお供に何種類ものクッキーを食べます。私のいたシュヴァルツ家では、1ヶ月前から、クッキー工房のように、毎日100個くらいずつ、小さなクッキーを焼き、最終的には十種類くらい、おそらく1000個以上のクッキーを作ります。私たちがおせちに外せないものがあるように、スイスの家族もそれぞれが外せないお気に入りクッキーがあって、結局みんなの要望を聞いてると、そんな数になってしまうのです。使わなくなった暖炉にクッキーが目一杯詰まった缶がいくつもいくつも積み重なり、そこから少しずつだして盛り合わせます。
衝撃的なスイスのクリスマスクッキーの数には叶わないけれど、三種類のクッキーづくりにとりかかりました。