今日はイースター。キリストの復活祭。
私はクリスチャンではありませんが、短大がキリスト教の学校であったことや
スイスでのファームステイなどを通し、キリスト教に馴染みがあるという程度
ではありながらも、イースターやクリスマスには何かせずにはいられません。
今年はワークショップでもイースターを意識した作品を作ったり、我が家でも
一ヶ月前くらいから、洗面所などにイースターのディスプレイをしてみました。
お庭で摘んだ短い春の花と共に。
久しぶりに引っ張り出してきたこの紙製のイースターエッグは、十五年以上前に
イギリスから買ってきたものですが、記憶が薄れていくのは恐ろしいことで、
それがどんなお店だったか、残念ながら思い出せません。
よく見るとシワが寄っていたり、紙の切れ目で絵も切れていたりするのですが、
そんな素朴さと春を感じる鮮やかな黄色が可愛らしい大事なお宝です。
スイスの農業研修で、一ヶ月間のチューリッヒでの語学研修を終え、ドキドキ
しながら一年間(結果的に二年近くもお世話に…)お世話になる農家に配属された日。
部屋に案内され先ず目に飛び込んできたのが、机の上のイースターのディスプレイ
でした。カゴに入ったイースターバニー&エッグ(ウサギは体長20cmくらいあって、
スイス=チョコレート。ウサギもたくさんの卵も全てチョコレート!勿体無くて、
食べずに延々と飾っていましたが。)とお庭の水仙と枝ものがさり気なくマスタード
の瓶に生けて飾ってあり、その感動は衝撃的でした。今年であれからちょうど十年
が経ちますが、私の心と頭に色褪せることなく残っています。