柿すだれ

以前、渋柿の収獲の様子をブログでご紹介しましたが、本当に今年は豊作で
まだ上の方はとりきれないまま熟してきて、鳥が突ついたり、車に落ちてきて
べっとりくっ付いていたりしています。
今年は、今までで一番たくさん柿を干し、家の前に並ぶ見事な柿すだれが日光
に透け、鮮やかなオレンジ色が光り輝いていて、お天気のいい日は昼間の天然
イルミネーションのようです。

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そして、出来たてセミドライの干し柿のおいしいこと!
いわゆる‘あんぽ柿’(あんぽ柿の発祥の地は、福島県伊達市。硫黄で燻蒸して乾燥
させるという独特の製法で作られている)で、中はまるで和菓子のようにねっとり
やわらか。このまま放っておくと、この辺の直売所でも売っているように、更に
小さく黒くなり硬くなる、完全な干し柿になるわけで、それはそれで美味しいの
ですが、今のこの柔らかさをキープするには冷凍して保存するしかないようです。
信州では、お正月に干し柿を食べる風習があるので、2015年のお正月には自家製
の立派な干し柿の出番が楽しみです。

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渋柿の渋が抜けて糖に変わると、砂糖の1.5倍の甘みになり、
食物繊維やカリウムなどのミネラル分が豊富になるそうです。
今まで、干し柿って高いなぁと感じていたけれど、手間ひま
かかって、まるまる一個の柿がこんなに小さくなってしまう
のですから、納得です。

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