山屋の前庭は純和風の庭になっています。植えてある植物も和風。先日メダカ(三年飼った金魚が室内に入れても冬を越せず…)を買ってきて入れてある小さな池の横には、ハート型の花が可愛らしい‘タイツリソウ’、その奥の木に絡まって‘クレマチス・モンタナ’が咲いていて、緑が引き立て役になり、パッと目に飛び込んできます。半日陰のちょっと暗いイメージの庭に爽やかに見せてくれる白い花や斑入りの葉っぱはなくてはならない存在です。今年は、貴重なササユリ(葉っぱも花も繊細で美しい)の根をネズミに食べられてしまい、見られないのが残念です。
「ガーデニングと畑仕事」カテゴリーアーカイブ
キャットミント
寒い冬を乗り越えた、ハーブガーデンのメンバーが日に日に繁ってきました。この冬は寒さが厳しく、昨年は冬越ししたセージやラベンダーは生き残れず、他のハーブたちも枯れているかのような株を不安気に観察していましたが、信じられないくらいの生命力溢れる新芽をだし、今ではハーブブーケを毎日作れるほど。中でもまめに花を摘んでいれば夏中花を咲かせてくれる‘キャットミント’は優等生。強い芳香はネコのフェロモンのような香りだとかで、ネコが体をすりよせに来る場面を何度か目撃しました。ブーケに入れても愛らしく、キャットミントだけのリースも好きです。一般的な紫の花をつける株は年々大きくなるけれど、珍しい白花の株は(どの花にも言えること)なかなか大きくなりません。今年は花が咲けば、ハーブブーケとなり直売所に並ぶので、株のためには(植物は子孫を残すために栄養を使おうとするので、花や花がらを小まめにとるほうが、株が弱まらない)いいかもしれません。
草とり合戦
しののめの道
ささやかな出荷
最近の直売所はすごいんです。売上があると、12時、16時、精算時に、携帯にメールで売上速報が入ります。最初、専属のスタッフがいるんだと感心していたら、レジのシステムだそうで…今はどこもそうらしいです。それにしても、直売所も進化していてビックリ。生産者にとっても、いちいち売れ行きを見に行かなくて済み、メールがくる度に「売れた!」と嬉しくて、張り合いがでて、ありがたいシステムです。今日はどしゃ降りの中、カッパ着ても濡れてまで摘んだフレッシュハーブブーケ、ニリンソウなどの花束、株分けしたラムズイヤーの苗、売れ行き順調のラディッシュ+ルッコラと三つ葉。苗を出した時には、感じのいい年配のご夫婦が興味を持ってくださり、色々説明したら「せっかくの出会いだから、ひとついただいていくわ」と言って買ってくださいました!直売所の方々に販売はおまかせしている訳ですが、やっぱりこういうことがあると、感激です。過去にも様々な環境で対面販売(スイスの直売所でも)をしていたのですが、商品とお金のやり
とり以外の、この付加価値こそ、病みつきになる感覚です。予測できない人との出会いは、楽しい!今年もたくさんのよき出会いが待っていますように。
ガーデン山屋のブーケたち
ラディッシュ
ブラックヒーロー
ガーデンの黒い八重咲きチューリップ‘ブラックヒーロー’が咲きました!
昨年は庭も畑も野ネズミの被害が多く、ジャガイモは種イモを植えた段階で食べられていたり、甘みの強い品種は収穫間際に食べられていたり、おととしに比べたら半分以下の収量でした。どうやら、何種類も植えてあるはずのチューリップも球根を食べられてしまったようで、たいてい5球植えてあるものが一輪だけ(野ネズミも全部食べるのは悪いと思って?)不自然に咲いているのを庭のあちこちで発見しました。お隣の畑のおばちゃんも同じ被害にあっているようです。このブラックヒーローは花もこんな色だし、おいしくなかったのでしょうか・・・。私にとっては、一番貴重なチューリップなので、ありがたい。さあて、今年の秋もめげずに球根を植えなくては!