幕開け

いよいよ今シーズンのgardenの役者たちの出番です。「雪の耳飾り」の意味を持つトップバッターのスノードロップから始まり、クリスマスローズ(Helebolus niger)、ミニ水仙‘テータテート’。スイセンのつぼみが膨らんできたと思ったら、寒の戻り。昨日の4月1日には雪景色の朝を迎え、今朝は氷点下5℃まで冷え込みました。

雪の耳飾り

我が家の庭のトップバッターであるsnow drop。今年は1月にはひっそりと咲いていました。
それから二ケ月。寒かったり暖かったりする日々を、こんなに健気に咲き続けています。
ロシアの童話劇‘森は生きている’の中でも春の象徴の花として登場。主人公の少女は継母からの無理な言いつけで、大晦日に咲いているはずのないスノードロップの花を摘んでくるよう言われ、森の中で出会った12月の精に助けられ、少女が幸運をつかむ、というお話のようです。また、2月2日のキリストの聖燭祭(聖母お潔めの祝日)には祭壇に撒かれ、純潔の象徴とされたとか。いろいろと言い伝えの多い植物です。この名前も直訳の「雪の雫」かと思えば、ドロップは‘イヤードロップ’耳飾りからきているそう。
何もしてあげていないのに、年々少しづつ株が大きくなり、小さいながらも花数が増えていることに感激しました。雪がお似合いだけれど、雨の雫も、耳飾りを輝かせていました。

1月のコンテナガーデン

月曜日は大寒。一年のうちで最も寒い期間であるはずですが、相変わらずの暖冬傾向で今朝のラジオで「長野県北部や東部で雪」とラジオで言っていたのが新鮮なほど。今シーズンの塩尻では積雪と言える雪は一度だけ、最低気温も氷点下7℃(通常1月は10℃以下になることもしばしば)まで下がった日があったくらいです。氷点下の時でも、雪の下の地面はおおむね0℃が保たれるということで、過酷な冬をじっと耐えて乗り越える植物にとっては、覆いかぶさった雪がお布団代わり。雪が積もっていないと、凍って死んでしまったり、鹿や兎などに食べられてしまったり、と心配なこともあるわけです。けれど、例年以上に生き残り組の鉢植えも多く、山屋の玄関先はシックな葉ボタン・シキミア・ビオラなどのコンテナガーデンがいい表情を見せています。

フィナーレ

2019年のgarden山屋の庭の最終章
本当は、畑も庭も、ここでしっかり手入れをしたあげたり次年度への準備をしてあげなくてはいけないのですが、毎年この時期はクリスマス・お正月に向けててんてこ舞いで忙しくなってしまい、何もできないのがもどかしい日々。


左側は、今年最後の寄せ集めブーケ。今月頭のミチシタカフェさんの5周年に差し上げたもの。可愛らしいツルバラの‘スノーグース’や狂い咲きでちょうど良くさいてくれたアナベルなど。
右は数年かかって、やっと理想的に窓を囲むように茂ってくれたヘンリーヅタ。ブドウのような実もこんなにたくさんついたのは初めて!
ヘンリーヅタは美しく紅葉し、冬には丸坊主になりますが、ここ塩尻でも春にまたちゃんと新芽を広げ育ちます。

左がスノーグース。蕾~満開までの色の移り変わりも魅力。
右は野ばらの実

シンボルツリーの桂の木はハート型の葉っぱが黄色く紅葉し、はらはら散ります。
この写真は2週間程前で、いまはすっかり葉っぱを落とし美しいシルエットに。

週末の畑にて

今朝は、野菜も草もキラキラパリパリ。一面真っ白でした。フロントガラスも凍って。
さて、前回に引き続き、山屋の畑の今の様子です。

葉ものいろいろ・Wirzちりめんキャベツ

Rubkohlコールラビ・Cavolo neroカーボロネロ(黒キャベツ)

春菊・黄金菜・ムラサキ菜(小松菜)・カラシナ/あやめカブ他


ミニ白菜はアブラムシまるけで、たくさん剥かないとだめでしたが、マルチ、農薬を使わずにこれだけとれれば上出来です。とはいえ、アオムシやヨトウ虫、コナガの幼虫など、かなりテデトール(まめに見つけてはてでつぶすのに!環境に優しい)の出番はありましたが、残暑が厳しかったせいか、ここまで秋に上手く作れたのは初めてで、ほくほくした気分でいます。ブリキのボックスに12種類の秋野菜を詰め合わせて。

初霜が降りました

先月は、続く悪天候・台風被害と、心も晴れずパワーダウン気味で、お気楽な投稿もできずに過ぎてしまいました。まだ、被災地では終わりの見えない復興作業が懸命に続けられており、現地で支援活動をしてきた訳でもない私は後ろめたさを感じることもしばしばですが、身の周りのことだけでもアップアップな日々。それを投げ出して半端な気持ちで一日程度ボランティアに行くくらいなら、自分のやるべきこと、できることを少しでもきちんとやるべき。そんな結論に至りました。長野県では、農地に川の石が大量に流れこんで、石の畑状態だとか、果樹園ではいまだに泥が腰の高さまであるだとか、今はまだ住宅地優先で作業が進められている状況だそうです。

11月に入り一転して秋晴れの空や紅葉が美しい毎日です。今朝は初霜で一面真っ白に!
今年はジャガイモの後の秋野菜の栽培も、残暑が長引いたせいか、まずまずの出来です。
上は9月上旬の写真。下は10月上旬の写真

【お知らせ】
●エスパス・ビブリオさんでのクリスマスリースワークショップは午後の回が定員に達し12時~のみまだ空きがあるそうです。お早目にお申し込みください
●11/16(土)原村星空イルミネーション点灯式 星空マルシェ出店します。16:30-20:00頃
●11/17(日)松本LABORATORIOマルシェ 11:00-15:00頃

霜注意報

早くも今朝は霜注意報が発令。
気温も7℃なんて言っていました。
残暑が続き、つい最近まで半袖でいられた分、ここへきて急に秋を通り越していきそう。
それでも、日中は20℃を上回り、脱ぎ着に忙しい時期です。

恐る恐る庭を見ると、山屋のあたりは霜が降りなかったよう。
毎年10月中には、この美しいダリアが、ある朝霜でパタリとダメになってしまいます。
それがいつかといつもハラハラしながら、今が一番美しく咲いている花を楽しんでいます。

秋の空気

不思議なもので、先週あたりから、急に手や唇が荒れやすくなりました。
秋の空気。夏にくらべ温度は低いのに乾燥していて、やけに喉が渇きます。
そして、降りそうで降らない雨!畑も庭もカラっカラで、鉢植えの鉢だって、日射しがあれば朝やってもまた午後にはしっかり乾いてしまい気の毒なくらい。今日は畑の作物にもじょうろで水をやったり、洗車したり(密かな雨乞い)したおかげか、夕方ひと雨降りました!葉水程度でも、ありがたい雨でした。


夏の終わり

先週の木曜日で息子の夏休みが終わりました。
お盆中は毎日朝市+何かしら二つ三つ予定があり、とりわけードスケジュールだったこと、
朝晩少し気温が下がり、猛暑疲れの体がひと息ついたこと、
なんとか宿題を仕上げ、学校がはじまり、通常モードに戻りつつあること、
もろもろの理由ですっかり抜け殻のようで、ブログもずいぶんご無沙汰してしまいました。
気がつけば8月もあと二日でもう終わり。
皆様は、夏の疲れ、でていませんか?大雨の被害、大丈夫でしょうか。

5月の連休が終わってから、遅くに植え付けたジャガイモがよく育ち、お盆中に収穫しました。今年の長野県の気候はジャガイモに適していたようで、どこも豊作だとか!我が家でも、ネズミに負けずにこんなに立派なイモたちが沢山とれたのは初めてでした。
世界共通?男の子は最初は頑張るけれど、すぐにイヤになってしまうこともしばしば。
どうも静かだと思って、ふと顔をあげると…
いつの間にやら、巨大ジャガイモがオケの中に入っていました!

*今週末の原村高原朝市出店予定*
31日(土)は、今のところ一日雨予報なのでお休みしようと思っています。
1日(日)は出店予定です。
どちらも、直前の天気予報で予定が変わることもありますので、ご了承ください。