バザーで見つけてしまいました!ゴロゴロと鍋が無造作に転がっている中に、ひときわシンプルなデザインの大きな圧力鍋があるのを。キッチン用品の誘惑には本当に弱い私。圧力鍋は一つあるのに「これだけ大きかったらタケノコや大人数の料理ができる!」などと言い聞かせ破格で買ってきました。家に帰り蓋をとると、年代物(どうやら私が生まれる十年前)の取扱説明書が入っていて感激!説明書によると、イタリア、ラゴスティーナ社の7Lの圧力鍋であること、使い方以外にもラゴスティーナ氏は一生ステンレスと共に過ごし、ステンレスの開発と、その応用に生涯をかけた人であり、企業の収益で世界から留学生を招き、僻地に病院や学校を作って寄付した立派な起業家であったこと、後に世界中で「ラゴスティーナのステンレス」「圧力鍋のラゴスティーナ」と言われるようになったことなどが書かれていて、ますます惹き付けられました。更に画期的なのは、この上ないシンプルなイタリアらしいデザインと、機能的でシンプルな操作方。蓋を取り外す際には、一
枚のステンレス板がしなってまるでマジックのよう。使う度に感心しています。気合いが必要だったタケノコの下処理も楽しく時間短縮!タケノコの煮付けは庭の木の芽をたっぷり添えて…。先日プレゼントしてもらった、お気に入りの陶芸家さんの器にぴったりでした。あまり関心のなかった圧力鍋調理がラゴスティーナの圧力鍋と出合ったことで、一気に世界が広がりました。