毎日、毎晩雨が降っています。
梅雨だとはわかっていても、これだけ雨が続くと「もう雨はたくさん!」
という気持ちになります。
水やりの心配は要らなくても、庭仕事や畑仕事もできず、せっかく咲いた
花も雨に溶けてしまいそう。良いことと言えば、株分けや移植した植物が
しっかり根付いてくれそうだということくらいでしょうか。
雨が少な過ぎれば困るくせに、多過ぎれば文句を言う。常にないモノねだり
になってしまっていることに、気づきハッとする。そんな日々です。
この山吹色のバラはイングリッシュローズの代名詞‘グラハム・トーマス’。
園芸家・バラのコレクター・著述家の故グラハム・トーマス氏にちなんで
この名がつけられたとか。
雨が続く前にキレイに咲いていたバラも、最後は雨で腐ったモノがほとんど。
ちょっと残念な終わり方でしたが、返り咲きに期待を込めて。
こちらは約一ヶ月前の‘アルケミラ・モリス’(英名レディースマントル)
マントの様に広がる葉が美しく、蕾が上がってきて小花が咲き切るまで、
とかなり長期間にわたって鑑賞できるのが嬉しい宿根草。
他にはないライムイエローの小花が庭を明るくしてくれます。
イギリスでは、小道の両脇をアルケミラが覆っていたり、ボーダー花壇に
頻繁に使われたり、とても愛されています。
我が家のアルケミラも、年々増やし、やっと理想の姿になりました。
山屋イエローガーデン
黄色いダイヤーズカモミールとその仲間で、シルバーリーフと
クリーム色の花が可愛いアンテミス・テッドワース。
背後でアルケミラ・モリスのレモンイエローが引き立てています。
こちらもレモンイエローの大きなアザミのような花が個性的な
セントーレア・ルゼニカ。(ヤグルマギクの仲間)
左手の白い花はジギタリス。英名 Fox glove 和名 キツネの手ぶくろ。
このセントーレア、二週間以上くらいからヒューッと
蕾が伸びてきたのですが、これがなかなか咲かない。
しかも、蕾が赤み帯びていたので、もしやクリーム色
じゃない?と心配していたら、ある日突然クリーム色
の花が咲いていて、ホッとしました。
色鮮やかなグラハム・トーマスとアルケミラ・モリス。
二階(昔はお蚕さんを飼っていたそう)は乾きやすく、
ドライフラワーづくりに最適です。