スイスの主食は主にジャガイモとパン。
今ではお米やスパゲティ、バリエーション豊かなマカロニ類、クスクス
やポレンタの他、粉ものなどもよく登場します。スイスは、ドイツ語圏、
フランス語圏、イタリア語圏、ロマンシュ語圏があり、料理も日本同様
その土地土地によって違います。そもそもスイスはヨーロッパの中心!
近隣国の影響を受けながら、さらにはアジア食もポピュラーになりつつ
あり、食文化も高品質の食材も豊かな国です。
チーズフォンデュに並ぶ、スイスの郷土料理‘ラクレット’。
蒸したジャガイモに熱々に溶けたラクレットチーズをかけていただきます。
エリカのおばあちゃん時代から愛用しているという機械を使って。
次女ラーヘルの家でご馳走になったのは、典型的なスイスの食事。
塩蒸しジャガイモと塊のままじっくりオーブンで焼いたハム、芽キャベツ
と干しインゲンの蒸し煮。
恩返しはお寿司に続いて、毎回大好評のカレーやコロッケ。
コロッケは主食になるので、いつもの3倍以上の量を作らなくてはならず、
大仕事。定番のツナと牛ひき肉の二種類を。
近年購入したミーレの優れたスチームマシーンのおかげで、
だいぶ料理の手間が省けるようになりました。
息子も衣付けを手伝ってくれました。
揚げる作業は、テラスに大きな炊飯器のような電化製品のフリッターがあり、
業務用みたいに、こんがりと上手に上がります。5個くらいずつ、揚げては
予熱してあるオーブンのプレートに並べ、12時にはアッツアツのコロッケを
みんなで席に着いて頂きます。テラスなら油汚れも気にならず機能的!
私の帰国後にも楽しめるよう、冷凍用コロッケも沢山仕込んできました。
こちらは、ルチェルンの伝統料理。
子牛のソーセージみたいなものをサイノメに切って焼き、白ワインを
たっぷり効かせたクリーミーなソースで煮込み、パイの中からあふれる
くらい盛り付けます。付け合わせはえんどう豆とベビーキャロットの
蒸し煮。この家の厩舎で馬を飼っているパン屋さんの社長さんが、
クリスマスの残り物の星型パイを沢山持ってきてくれたのですが、通常
は丸型のパイです。
料理の話題は尽きないので、ほどほどにしておきます。