突然の贈り物

全国的にも若年者のインフル感染が猛威をふるっています。
小学校では学級閉鎖が相次ぎ、生まれて6年間一度も熱を出したことが
なかったのが自慢だった我が家の息子も、さすがに小学校の集団生活
には太刀打ちできなかったようで、発熱し週末をはさんで出席停止を
強いられました。病院で診てもらって数時間で熱は下がり、みるみる
元気を取り戻しものの、外出はできないし、思いがけず昔のおもちゃ
や、お下がり、買ってあっても適年齢でなかったものなど引っ張り出
してきて、数日間家でのんびりと過ごす時間ができました。

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思えば、保育園時代から、平日はお互い忙しく、週末も出かける用事
やイベント、ワークショップなど、常に慌ただしく、こんな風に家で
のんびり遊ぶのも久しぶり。お下がりの木のレールや列車、スイスの
リサイクル屋さんで買ってきたMIGROS(スイスを代表する大手スーパー)
の子供用のおまけのミニチュアの家やお城(ルツェルンの橋やミグロ
のスーパーとかマッターホルンとか、モデルは実在)も総動員で立派
な街を作りました。日本の景品とはレベルが違って、プラスチック製
には見えない色合いや精巧な作りに感心しながら、「ここはほら、BERN
の街だよ」などと、いつの間にか私も真剣になっていたのでした。

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大貫妙子さんの「突然の贈り物」は大好きな歌ですが、まさにそんな
感じ。不謹慎ではあるけれど、思いがけない貴重な息子との時間。

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とはいえ息子は不安なのと嬉しいので、始終一緒に遊んでいてほしいし
私はつい欲が出て、せっかくこんなに家にいられるならと、やりたい事
が出てきて、犬がかじった積み木や、もういらなくなった木の玩具を薪
ストーブで燃やしたり、だましだまし相手をしていたら、夜には驚く程
くったくたに疲れきって、毎晩一緒に早く寝てしまいました。

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