水仙の学名はNarcissus。ギリシャ神話では美少年Narcissusが、泉にうつる自分の姿を美しい泉の精だと思い、それに手をかけようと水に落ち溺れ死んだ。泉の精たちがそれをあわれんで、その亡骸を引き取りに水面へでてみると、ただ一輪の水仙の花しか見当たらなかったという伝説があるそうで、ナルシストの語源でもあるようです。ギリシャやローマではビーナスの花、キリスト教では聖母マリアに捧げる花。植物には麻酔性があり、球根の汁はめまい、神経麻痺、心臓麻痺を起こし、古くはヒステリーやてんかんの薬とし、根ははれものや生傷の薬とし、花も有毒。花言葉は美少年ナルシッサスの伝説から‘本能的な自愛’‘うぬぼれ’。なんだか、こんなことを知ってしまうと、あの可愛らしい春の花を見る目が変わってしまいそうですが…代表的なラッパ水仙の花の中央にはナルシッサスの涙がたまっている、と言われているそうです。それにしても、チューリップやユリはひとつ残らず食べてしまうネズミが、水仙は一切食べないわけですね!山屋の水仙はまだでてこな
いけれど、近所の日当たりのいいお庭では、1センチほど芽がでていました。〓の陶器の入れ物は、初めての海外(短大のガーデンデザイン研修で行ったイギリスのリサイクルショップ)で買ったもの。ひび割れだけど、味があって一目惚れしました。モノが入れられるスペースは小さいので、アクセサリー入れかな?とも思いつつ、ガーデンで採取した種を入れてあります。山屋ガーデンを賑やかに彩る水仙たちが待ち遠しい!
自分に恋した美少年
1