松本市寿にある、産直市場‘アルプス市場’はいつも賑わっています。新鮮野菜や果物、加工品に調味料などなど。そして!何より素晴らしいのは、手入れの行き届いた品揃え豊富な鉢花と、グリーン一本から買える良心的なお値段の切り花です。以前は近所に好みのお花屋さんがないので、何かある度に(たいてい、仕事後に車を飛ばして閉店間際に滑り込む)お花を買って、アレンジメントを作って家族や友人に送ったりしていたので、店員さんには「花の教室でもされてるんですか?」と聞かれたりしていました。そんな大好きなアルプス市場に、生産者として出荷し始め二年目の春。初めは半信半疑だったであろう店員さんたちも(本当に皆さんいい方ばかり!息子やシュピも可愛がってもらっています)今ではガーデン山屋の出荷を喜んでくださり、いつも特等席を空けてよく売れるように配慮してくださいます。 今週出荷のお花は、よくお客様に聞かれるゴールドコイン(ラナンキュラスの原種。直径1センチほどの鮮やかな山吹色で、ランナー
で年々増えて一面に広がる)とシャスターデージー、シラーを入れた元気なブーケや、5、6種類のハーブが入ったフレッシュハーブブーケ、切り花ではボタン、ホウチャクソウ、チゴユリ、オオデマリ、ルバーブの花、ギボウシの葉など。グリーンが清々しくお花を引き立てています。
「ガーデニングと畑仕事」カテゴリーアーカイブ
新緑が輝く季節
畑しごと
先日やっとジャガイモを植え付け、いろいろ野菜の種を蒔きました。せっかく種まきして不織布をかけておくと、必ずシュピがこの上(まるでシーツみたい。土の上はいやみたいで、クリーピングタイムのじゅうたんの上も大好き)で優雅に日向ぼっこします。更に今年は怪獣が!オモチャの車を乗り回し、畑に乱入したり、三輪車や一輪車を押して、わざとこの上を通り…果たして野菜たちの芽は出てくるのでしょうか。。。ちなみに、我が家の畑は有機肥料。土中に目の粗いザルの筒のようなものを埋め込むタイプのコンポスト(4つあって、順に生ゴミを入れていく。4つ目が満杯になる頃には微生物が頑張ってくれていて、1つ目はほぼ堆肥に。) で作ったフカフカ堆肥や牛フン、馬糞の完熟堆肥、油かす、カキ殻石灰、そして!以前から気になっていたバットグアノ(数千年前から洞窟内に蓄積されているコウモリの糞。植物に必須成分の燐酸の効果に優れ、花や実つき、根張りを良くし野菜を甘くするそう)を今年は使ってみました。元々の
土力が弱く、しまりやすい土なので、まだまだだとは思うけれど、年々良くなっていると思います。畑や庭とは気長にコツコツと付き合わないと。スイスから買ってきた何種類もの種は、まず種袋が捨てられない。日本の種苗会社も見習ってほしいくらい、写真や色彩感覚、デザインが美しいんです。このカラフルラディッシュなんて芸術的!こんなラディッシュの束を誰かにプレゼントできたらいいなぁ、と願いながら種を蒔きました。
すずらん
咲いた咲いた
また来年!
本日の出荷
前回同様に、水仙、バイモユリ、ムスカリ、一人静、ガーデンブーケ。私の一番好きな花、バイモユリは花が咲き始めると花期が短いので、出荷できる回数はごくわずかです。それでも、やはり摘みたては市場のものに比べたら、断然もちがよく生き生きしています。そして、庭で毎日大きなボールいっぱいとれる山屋のコゴミも初出荷!他の生産者さんや市場のものは、たいていお惣菜を入れるような透明パックに入っているのですが、中身は同じでも見せ方で差をつけたい(そうでないと、とても地元の生産者さんには敵いません!)ので、ちまき用に業務用のを買っておいた竹の皮でブーケのように包んでみました。ちょっとした遊び心をわかってくれる人が買ってくれたら嬉しいなぁ。作っている方も時間を忘れるくらい、楽しい作業!