シュヴァルツ家では、9月下旬〜クリスマス頃まで、集中的に大量のキャベツを販売します。それは主にユーゴスラビアやトルコなどの外国人をターゲットとしたもので、彼らはこの時期に丸ごと塩漬けや酢漬けにして一年中食べるそうです。以前もカボチャの収穫で紹介しましたが、畑から直接体育館のボール入れのような檻に目一杯収穫したものを数えきれないほど巨大冷蔵庫に保管し、シェフが開発した秘密兵器を使って汚い外葉を取り除き30キロごとネットに詰めて売るのですが、それを皆ポンポン買って行きます。業者さんには一回に1トンくらい売ることもあります!スイスには20%以上の外国人が在住しているそうですが、この時期はあちこちから、このキャベツを求めてNiderbippにやってきて、お昼休みもなく(普段、直売所は12時〜16時までお休み)朝から晩まで、キャベツのお客さんの対応をするだけでも大忙し!毎日ヘトヘトです。特に外国人の中にはがめつい人や、アジア人だと信用しない人などもいるので、私も毅然とした態度で接するように心がけています。シュヴァルツ家では、このトルコ系の重たい丸いキャベツの他、サラダなどで食べても甘く柔らかくておいしい(日本の春キャベツのような)平たいキャベツ、そして半年くらいの長期保存可能(甘みはなく、硬い)でミグロなどに出荷するキャベツを栽培してます。毎日キャベツに囲まれて過ごしています。
Kabis キャベツ
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