先月29日に自宅で開催した毎年恒例の八重咲き水仙のブーケ作りのワークショップの様子です。20㎝の積雪、まさかの大雪となったこの日は、キャンセルの電話を覚悟していましたが、なんと4名全員出席!中には、ちょうどタイヤ交換をしてしまったばかりで、松本から電車+徒歩で来てくださった方もいらして、本当に嬉しく思いました。雪の中、ご参加いただいたみなさま、改めてありがとうございました!
明け方、雪の日特有の妙な静けさに目が覚め、銀世界にびっくり!みるみる水仙が埋もれてゆくので、長靴を履いてヘッドライトで照らしながら収獲してきました。本来なら皆様に水仙摘み取りも楽しんでいただく予定でしたが、今回は雪景色を楽しみながらの会に。カフェタイムのお菓子作りは息子も張り切って参戦。
「このワークショップに参加しないと春が始まらない」そんな常連さんたちの嬉しいひとこと。そうなんです。これで山屋の2020年が始動します。今年はどんな植物が冬を乗り越え芽吹くのか。年々気候変動の激しい環境の中での植物の生育の様子は、ハラハラしたり、思いがけない喜びや発見があったり、決してマニュアル通りにはいかないけれど、そこが庭仕事や畑仕事のいいところ。今年は暖冬で一週間早めたこのワークショップも、直前で寒気が舞いこみ、息子は「え!これで日曜日にできるの?」と心配して水仙をチェック。なんとかぎりぎり人数分くらいは開花してくれたので、ホッとしました。
連日のコロナ騒ぎも一時忘れるような、大雪の日の八重咲き水仙を楽しむ会。記憶に残るワークショップになりました。眺めているだけで元気が出る、この黄色とグリーンの八重咲き水仙‘フォン・シオン’は実は昔からある品種。「こんなブーケ、プレゼントされたら嬉しいな」なんて、毎年自画自賛!寒気のおかげで、しばしこの水仙をふんだんに飾って存分に楽しむ日々が続きそうです。塩尻産の真っ赤なイチゴのタルトレットでカフェタイムも鮮やかに。