昨日に引き続き、直売所内ディスプレイの様子です。地下室の隅に追いやられていた古い木の脚立なんて、山屋におきたいくらい魅力的で、真っ先に持ち出しました。たわわに実ったカリンの木が、ちょっと前の嵐のような雨風で折れてしまい、実(食べるにはまだ未熟)だけカゴにいれてお店に飾ろうかとラーヘルと相談していた時に、シェフが現れ「そんなのもったいない!この素敵な脚立のディスプレイの上の柱から枝ごと吊るそう!」と張り切って、即それを実行しました。それにしても、10キロ以上はあるであろうカリンの枝を下で支えるのは、しんどかった!でも、シェフのおかげで、素敵なディスプレイが完成しました。他にもスイスの伝統的なグレーとブルーの焼き物をいくつも地下室から運び出しました。中でも美しい蓋つきの陶器は、その昔フルーツをいれ発酵させてラム酒のようなものを作るためのもの。それを冬の間中食べたそうです。シェフィンも、地下室にあることを忘れていたようなモノたちが、日の目を浴び、お金をかけずに直売所が賑やかになり、とても喜んでくれました。私にとって、この家の地下室は宝の山です。