今日は伊那の製本工場‘美篶堂’のイベントに行ってきました。紙にも弱い私(用途が決まってなくても、ついあれこれ買ってしまう)は、色とりどりの紙を見ると…
東京の神田神保町で培われた製本技術で1983年に開業した‘美篶堂’。製本職人上島松男氏のふるさと、伊那市美篶に製本所ができたのは1991年。今でも東京と伊那を行き来して本やノートを作っているそうです。そう言われてみれば…神保町の文房具、画材を扱う大好きなお店で、この美篶堂のロゴを見たことがあるような気がします。
実際に製本が行われている小さな工場であちこちに機械があって、そんな所に立ち入れるだけでもワクワクなのに、丁寧に愛情込めて作られた商品や、工場ならではの形も色も様々な紙の量り売り(しかも10g10円という安さ!)が並び、興奮しっぱなしでした。選んだ紙でノートにしてもらえたのは感動。その他製本ワークショップ、ソフトノート作り体験もありました。「給食室」と呼ばれる従業員のロッカーなどが並ぶ休憩室で豚汁の無料サービスがあったり、外ではコーヒー屋さんやリンゴ農家さんが販売していたりと、ささやかだけど、心がホッコリ温まるイベント。春にもあるそうなので、またぜひ!