Holunder 西洋ニワトコ

スイスをはじめ、ヨーロッパでは馴染み深い西洋ニワトコ。
「エルダー」という英名は耳にした事があるかもしれません。和名は西洋ニワトコ。
スイスでは「ホルンダー」と言い、あちこちで見かけました。花はノドに良いそうで
開化期になると花を集めてシロップを作ってたくさん瓶に詰め、地下室に保存し、
夏の間中飲んでいました。日本のスーパーでも見かけるスイスのリコラ社の飴にも
エルダーフラワーの飴があり風味も良く、のど飴がわりによく買っていました。
紫〜黒に色づく実もジャムなどにして食べます。
日本に帰国後は、IKEAでエルダーフラワーシロップを見かけたくらいでしたが、偶然
にも7年前に直売所で小さな挿し木苗に出合い、興奮して数本庭に植えました。
とても丈夫で毎年ぐんぐん大きくなり、今では4〜5mの高さにまで成長しました。
garden山屋の大切な宝もの。特にグリーン→赤→紫→黒に変化してゆく実は、どの
段階でもガーデンブーケを魅力的に見せてくれ、お客様からも「これは何の実ですか?」
としばしば尋ねられます。

それにしても、この梅雨のようなお天気はどうしちゃったのでしょう。。
毎朝、朝市用に摘む庭の花たちも、次の花がなかなか咲きません。
花火大会や夏祭り、屋外イベントにも影響があったり、たった一時間半の原村高原朝市
ですら、雨に降られてびしょ濡れになることも数回あり、ドライフラワーも湿気は大敵!
おまけに体調も崩してしまい、連日の悪天候によるダメージは大きい。
植物も私たちも、夏休みらしい輝く太陽が待ち遠しい今日この頃です。

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エルダーの花

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この花をカゴに集めてシロップに

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エルダーの花、レモンの輪切り、グラニュー糖、水を入れて、
2-3日、日の当たる場所に放置しておくと、砂糖やエルダーフラワーの
エキスが溶け出します。

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それを漉して、煮溶かして出来上がり。
これを好みの濃度に水や炭酸水で薄めて飲みます。

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8月のエルダーの様子。

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この実のシックな色と実の重さで垂れ下がる姿が素晴らしい!

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スイス、リコラ社のエルダーフラワーキャンディー

☆明日8/17(日)は、原村高原朝市終了後に松本へ向かいます。
カフェ&ギャラリー・ショップのLABORATORIOさんでの月に一度のマルシェ。
11:30-15:00頃まで。お天気次第で早めに撤退してしまうかもしれませんので
お早めにお越しください!みなさまのお越しをお待ちしております。

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