Snowdrop

今よりもっと殺風景だった2月から咲いているスノードロップ。
和名は、雪の花、待雪草。
英名のdropは、17,18世紀頃、女性が身に着けていた耳飾り(drop)に似ていることによるそう。
また、雪を突き破って咲き出ることから、フランスではperceneige(pierced snow)といい、気温が下がる夜明け前は、昼間の温もりを閉じ込め、花の中は2℃高いそうです。早春にいち早く咲くところから、花ことばは「hope希望」。
<白い花の伝説>
天地開びゃくのおり、空には青、雲には灰色、土には黒褐色、木には緑、花にはあらゆる色といった具合に、あらゆるものは色を与えられた。そこで雪はおずおずと神の元へ参上して「私にいただく色はもうなくなりました。私は風のように人目につかないものになってしまいます」と訴えた。すると創造主は「花ならどんな色でも持っているから、色をひとつ分けてもらいなさい」と言い渡した。けれど、どの花にあたってみても、そのきらびやかな色を分けてくれるものはいなかった。しょんぼりと帰ってゆく雪の姿をみたsnowdropは、If my white color be of any to you,you are very welcome to it.とささやいた。以来、雪は冬じゅう、この気前のよい可愛らしい花を守り温めているのだという。

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