豆好きな私にとってのナンバーワンは、なんといっても黒豆! ふっくら煮たものから、最近すっかりお馴染みの‘絞り豆’?、黒豆おかき、黒豆茶に黒豆納豆…と、それぞれの美味しさを持つ黒豆。我が家のアラジンの灯油ストーブ&ル・クルーゼのお鍋は、煮豆にはベストカップルで、冬の間に何度豆をにてもらうことやら。小豆や白花豆、大豆、金時豆…どれもふっくら柔らかく仕上げてくれます。黒豆は、じっくり味を含ませ柔らかくするために、出来上がるまでに2、3日かかりますが、その手間と時間に変えられない美味しさがあります。息子も私も一粒食べだしたら止まらない! 煮豆はある程度量があったほうが上手に炊けるので、いつもたっぷり作って、冷凍したり、色んな食べ方で楽しみます。
初挑戦、自己流の‘黒豆むしぱん’も‘黒豆パン’も子供も大好きな美味しいオヤツに。黒豆ってすごい!
月別アーカイブ: 2012年1月
春を待つ
ここ最近、あまりに寒くてちょっと春が恋しくなりました。気分だけは明るく温かく!と思って、キッチンに春色コーナーを。球根付きで切り花として売られていた姿に一目惚れし、黄色とグリーンの小さなチューリップ‘モンテカルロ’を一本。友人からもらった、実験用のメスシリンダーに入れるとピッタリで、オマケ(小さな蕾の二番花がこっそり!咲かせられるかなぁ…)がまた可愛い!
昨年末からある、原種のクリスマスローズ‘フェチダス’はグリーンのベル型の花が可憐で、大好きな花の一つです。
大きな卵のクロスは、ロンドンに住んでいた友人から10年前くらいにプレゼントしてもらったもの。
最近、柑橘類の皮や生姜の皮など捨てずに、乾燥させてからネットに入れて、お風呂に入れて香りを楽しんでいます。
モスグリーンの器は、スイスで200円くらいで買ったもの。
気分だけは春気分だけれど、極寒の日々が続ています。。
雪のリンゴ畑を抜けて
思い立って、安曇野の祖父母のお墓参りに行ってきました。とはいえ、整備されてないお墓は10センチほどの雪に覆われ、せっかく飾っても凍ってしまうので、お花は諦め、ただお線香だけあげてきました。
今朝の山屋は(外気温マイナス10℃くらい)キッチンにある、台拭きや食器洗い用スポンジがパリパリに凍り、昨夜から浸水させておいたお豆の水や花瓶の水に2、3ミリの氷が張り、サーモスタットが作動してるにも関わらず、洗面所や洗濯機の水道が凍り、一時的に使えない…と散々でしたが、この寒さに尻込みせず外出したおかげで、またまた感激する景色にたくさん出会うことができました。安曇野はいつ行っても景観の美しさに心が動きますが、雪景色はまた格別。お化けのような独特のリンゴの木の樹形が雪によって引き立てられ、葉も何もついてないのに、不思議な生命力を感じます。春に咲く満開の花や、たわわに実る赤いリンゴを想像しながら、パノラマに広がる雪の山々を眺めながら、リンゴ畑を抜けての小さな旅。祖父母には「また雪が溶けたら会いに来るからね」と約束してきました。
白の世界
フランスの小皿
松本にて。
昔から大好きな城下町、松本。たいていのものが揃い、オシャレなお店やこだわりのお店があって、美味しいお店があって、ブラリ歩きたいところ。でも実際に信州に移り住んでからは、意外と足を運ぶことも少なく、県外からのお客様を案内したり、何かはっきりした目的がないと行くこともなくなってしまいました。今日は、どうしてもの用事があって、久しぶりに松本へ。私にとっての松本の魅力は、美しい景色の中にあって、新しさと古さが共存し、文化的な香りがすること。今日も今まで気づかなかった古い魅力的な建物に感激しました。そして、あがたの森は、いつ行っても変わらない憩いの場所。
本当はもっともっと松本を知りたいけど、もったいぶってちょっとずつ新しい発見を楽しんでいます。
馬蹄型おろし器
思い出の品
山屋には、数えきれない思い出の品があります。それは記念とか、誰かから頂いたとかいうことではなく、どことかの蚤の市で面白いおじさんから買ったとか、あそこの植物園で拾ってきた木の実とか、庭で咲いた花の種とか…ヨーロッパの片田舎から我が家の庭のモノまで様々。ささやかでもそれぞれに物語を持つ、私にとっての思い出の品々…。
キッチンの壁にあるこの大好きなモスグリーンの時計は、以前記事にもしたガラスの不思議な戸棚同様、改築になる校舎から頂いたモノで、なんともいえない存在感。おじいさんの時計♪のように、私が生きてる間はどうか壊れませんように!それから右手にいる黒いロバはポルトガルのバルセロスという田舎街の市場で買ってきたモノ。たいがいは赤やブルーや黄色が鮮やか(ニワトリや民族衣装の人間など色々。ぶら下げたり風鈴のようなものも)な工芸品でしたが、この素朴な可愛さの黒いロバさんに惹き付けられたのでした。
Apples and Olives
自分で写真集を買うことはないけれど、どうしても気になっていた写真集がありました。ワシントン生まれ、ニューヨークで活躍する写真家のLee Friedlanderがリンゴの木とオリーブの木ばかりを撮りためたもの。ニューヨークのリンゴの木とフランス、イタリア、スペインのオリーブの木を四季を追って撮っているんですが、ひたすら白黒の約50枚と所々にだれかの言葉。私には写真の技術的な解釈はできないし、特に印象に残る美しいショットがあるわけでもないけれど、花をつけている木もあれば、雪に埋もれてる木もあり…なんとなく、国籍の違う老人の全身を写した写真集を思わせるような不思議な本です。本のデザインや、正方形の写真も素敵な本。その本を、だいぶ前の誕生日か何かの時に、姉にプレゼントしてもらい、グリーンの机の上に飾っています。そんな写真集に目を通したり、今まで読む暇がなかった雑誌に目を通したり、挑戦してみたいレシピを発見し実践したり。冬ならではの貴重な充電期間。春になったら、去年よりも少しは成長できてるように、寒さ
に負けてないで、しっかり充電しておこうと思います。