お気に入り

2012030419490000.jpg

最初のスイス滞在の時に、近所のリサイクルショップで一目惚れしたカップ&ソーサーとミルクピッチャー。全部で日本円にして700円程度と、驚きの価格に加え、上品な金縁と大きさ、柄など、ありそうで、なかなか出合えない、お気に入りのセット。普段から愛用していますが、濃いめのコーヒーを入れ、お客様にお出しすると、好評です。
残念ながら、数年前にカップを一つ割ってしまって、次にスイスに行った時に、期待してお店に入りましたが、あいにく同じモノは売れてしまっていました。今、思えば買い占めておけば良かったなんて、欲が出るけれど、壊れるモノだからこそ、貴重なんだと思います。

雨の散歩道

P1050500.jpg P1050501.jpg P1050498.jpg 2012030521100000.jpg

今日は一日中、冷たい雨でした。明け方は雪だったようで、うっすら白く雪が残っていました。昨夜はなんだか疲れてしまって、息子と共に(ベッドは別々)21時前にはベッドに入りました。たっぷり睡眠もとれたので、今朝はお天気はいまいちだけど、一番で最近お気に入りのオリーブのパン生地を一晩中暖かかったマメタン炬燵で発酵させ、久しぶりに生地から手作りのホットケーキを作りました。それから、用事があって松本方面へ行ったので、春には桜が見事な弘法山に寄り、雨でもお散歩必須のシュピとびしょびしょになりながら、山を歩きました。この景色が一面ピンク色に染まるなんて…自然はすごいなぁ、なんて思いながら。満開の桜が見られる日が待ち遠しい、冷たい雨の一日でした。

レーズン入りスコーン

2012030315560000.jpg 2012030315550000.jpg 2012030315570000.jpg

思えば、これまでにスコーンを作ったことがない私。バジルペーストを練り込んだ変わり種をクリスマスに焼いたことはあったけれど、由緒正しいイギリスのトラディショナルスコーンを焼いたのは、今日が初めて。スコーンのレシピはあらゆるお菓子作りの本に登場する中で、今回はイギリスの家庭直伝のレシピを選びました。卵黄を加えることで、優しい黄色の風味豊かなスコーンの完成!生地を冷蔵庫で休ませなかったため、見た目はいまいちだけど、ラム酒漬けレーズンをちりばめたホカホカのスコーンを割って、メープルシロップをかけていただくのは、最高に贅沢な気分です。それにしても、日本人はスコーンが好き。カフェやお菓子屋さんでも、手軽な割には、けっこういいお値段するのに、人気があるのはなぜなんでしょう…

正方形の黄色い本

2012030213090000.jpg 2012030213120000.jpg 2012030213100000.jpg

若い頃の旅でも、農業研修以降、スイスの家族を訪ねる時でも、私はオフシーズンの格安航空券を探して行くことがほとんど。各航空会社の飛行機に乗ったり、たとえ乗り継ぎの為だけだとしても、その国の特色、雰囲気や食べ物を楽しめるのも魅力です。そんなことで、これまでに約10ヵ国の飛行機に乗りました。時には30時間くらいかけて、南回りでマレーシアやシンガポール経由で、空港で(空港料金なので、現地では割高なんでしょうが、日本に比べれば安い!)マッサージしてもらったことも。そして今までで一番印象的なトランジットといえば、フィンランド航空、ヘルシンキ乗り継ぎ。その時の格安航空券会社の女性と意気投合したおかげで実現した無謀な計画でした。それはスイスに10日ほど手伝いに行った帰り。せっかく憧れのヘルシンキに上陸するなら、街にも行ってみたい!という私の思いをくみ取ってくれた彼女は「トランジットは24時間以内の滞在は可能ですよ!」と24時間以内に乗り継ぎ可能な便を探してくれました。夜21
時頃、山ほどのスイスからの荷物を抱え、身軽なビジネスマンのヨーロッパの人20人足らずの乗客に紛れ、小さな飛行機に乗り込みヘルシンキへ。空港から市街まで一時間ほどバスに揺られ、歩いて予約したホテルにたどり着いたのは、すでに0時すぎ。疲れはて、シャワーを浴びて直ぐに寝ました。翌朝は7時前に起き、北欧らしい魚のオイル漬けや酢漬けも並ぶ朝食バイキングをそそくさと食べ、8時には街へ出陣!以前、雑誌の特集でチェックしておいた数ヶ所のお店を、いかに短時間で回れるか考えながら、張り切ったものの、真冬の北欧はお昼近くなって、やっと明るくなるわけで…暗闇の中、足早に本屋さん、デパート、古本屋さんを回りました。その古本屋で車好きな私の目に止まった、この可愛い本は、上品なクラシックカー図鑑といったところ。写真の1956年のシトロエンなんて、とても美しい! ヘルシンキでの駆け足の旅は、その後も、有名な陶器メーカー‘アラビア社’の工場隣接のアウトレット販売店、バスから見えて気になって途中
下車したリサイクル屋さん、街のスーパーなどを巡り、ダウンコートが暑苦しいほど、最後は走ってホテルまで預けた荷物をとりに行き、大荷物で空港行きのバス乗り場へ。汗だくで、ギリギリ空港のチェックインに間に合いました。帰りの飛行機では、日本の大学3年生というフィンランド人と仲良くなったり、20代の一人旅だからこそできた盛りだくさんの旅は、いい思い出です。またいつか、ゆっくりヘルシンキの街を訪れてみたいな。

豚のカッティングボード

2012030123330000.jpg

スイスの田舎町で出合ったこの豚のカッティングボード。スイスの家にも、サラミ専用?のよく使いこんだ豚ちゃんがあって、すました顔でシェフが自分のおやつ用にこの上でサラミを切っている姿が、忘れられません。我が家では、なんとなく傷つけてしまうのが、もったいなくて、キッチンの飾りになっています。今日も豚ちゃんに見守られながら、大好きなキッチンに立ちます。