山屋ワークショップ vol.2

“イースターを待つ春の寄せ植えリースづくり”終わりました!
数日前雪マークがついていた今日が、良いお天気になってくれたおかげで
春の寄せ植えづくりも心弾みました。

針金とツルでできたリース型の土台にヤシ殻を敷き詰め土を入れて植え込みます。

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春の風を感じそうな球根植物たちから元気をもらって。

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咲き始めのムスカリは本当に可愛い

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ミニ水仙‘テータテート’

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ミニ水仙、ムスカリ(白、ブルー)、ヒアシンス(白、紫)、クロッカス、
スミレ、グレコマ、苔などを使ってこの時期ならではの球根寄せ植え。
皆さんとっても楽しそうに作っていました

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中でも、卵の殻の登場で盛り上がりました。
食べるのも飾るのも好きなたまご。使う度に大きく割らないように気をつけて
貯めておいたたまごの殻に苔をのぞかせて飾る。そんな遊び心も大事にしてます。

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けっこうリアルなウサギのキャンドル。
もったい無くて、火を灯したことはありませんが。

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それぞれに物語のある寄せ植えリースが完成!

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終わってからのカフェタイムはお楽しみのひとつ。
初めてのレシピでリンゴ10個で作るタルト・タタンを。

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Brot und Zuppe パンとスープ

豚肉と大根と白インゲン豆の煮込み。一度作ってみたかったレシピ。
ニンニク、セージ、粒コショウと塩だけの味付けですが、
コクのあるおいしいスープが大根にしっかり染みこみました。20140304-141853.jpg

こちらは蕎麦粉のプチパン作り。最近では私の方が助手になってることも。

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翌日は、具材をさいの目切りにして動物ミニペンネとスープにしました。
蕎麦粉のプチパンとの相性もよく、ワンプレートランチに。
琥珀色のりんごジャムはお口直しにちょうどよく、
蕎麦粉パンの優しさを引き立ててくれました。

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冬の間は外仕事ができない分、ワークショップを積極的に行ったり、
新しいレシピや作ってみたかったレシピ、創作料理に挑戦したりと
この時期こそ大切な「種蒔き」の時。
落ち込んだり、滅入ることがあっても、気がつけばキッチンに立って、
黙々と何か作り始めています。美味しいモノは人を笑顔にさせてくれる。
たとえそれが簡単なお漬物であろうと、お菓子であろうと、私にとっては
料理、モノ作り=心の栄養素。

ご近所

ココはどこでしょう?

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旅先?
いえいえ、徒歩2,3分のご近所です。
一本路地を入ると、風情のある合掌造りの家や蔵がたくさんあって、
犬の散歩で小旅行気分。

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大好きな「日産の農薬」看板。

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ここに住んでいると、どうしても移動は車になってしまいます。
なかなか時間がないけれど、本当はもっともっと歩いてみたい。

知らない道を歩くワクワク感。
ウォーキングの爽快感。
小さな発見の連続。

あそこの窓枠がいいだとか、古びたトタンの小屋が可愛いだとか。
ささやかなお気に入りたちは、豊かな気持ちにさせてくれます。

Apfel Konfiture

コンフィトゥーレとは、ドイツ語でジャムのこと。
フランス語のコンフィチュールと似ています。
私が研修していたスイスの農家でも、直売所用に10種類以上の自家製ジャム
を常時販売しており、毎週のように何かしらのジャムを作っていました。
イチゴ、ルバーブ、あんず、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリー、
スグリ、プルーン、カリン、西洋ニワトコ、リンゴ…
リンゴは契約しているリンゴ農家の搾りたてリンゴジュースを使ってジュレに。

旬の果物を下処理して大量に地下の巨大冷凍庫の保管し、在庫が少なくなれば
そこから出してきて製品にして店頭に並べると共に、毎日の朝食に欠かせない
ジャムは、自宅用にも常にストックしています。
スイスでのジャム作りは日常生活の一部、と言ってもいいくらい。
大好きな仕事のひとつでした。

大切にしすぎた富士リンゴたち。
いよいよボケてきたり、部分的に腐ってきたりしているので
慌ててコンフィトゥーレを作りました。
皮と種のまわりは雪の上に投げれば、鳥たちが集まって楽しいエコに。

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富士リンゴは甘みが強いので、たっぷりレモン汁を入れて。
赤くキレイな皮も混ぜておくと、赤みがかった色になります。
しばらくグラニュー糖と混ぜておき、水分を出したところで
ストーブの上に乗せて、時折かき混ぜるだけで。

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琥珀色の富士リンゴのコンフィトゥーレの完成!

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‘イースターを待つ春の寄せ植えリース作り’
まだ空きがございます!ご希望の方はぜひお申し込みください。
●3/9(日) 13:30〜(所要時間1時間半程度+カフェタイム)
●定員5名様
●お一人様5000円(コーヒーor紅茶、自家製ケーキ付き)
●場所は塩尻市宗賀。お申し込みいただいた方に詳しくお教えします。

お問い合わせ、お申し込みは
mayu.yamamura@garden-yamaya.comまでお願いいたします。

JAVAマルシェ

3/1は三月の塩尻の美容室&ギャラリーJAVAさんでのマルシェがありました。
朝のうちは雨でしたが、次第に薄陽もさしてきました。

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取り憑かれたように彫刻刀で彫り上げた流木の看板?は持ち運びに便利!

三月のブーケたち。
山屋のガーデンブーケが作れるのは、二ヶ月くらい先。待ち遠しい!
マルシェにお花がないとさみしいので、それまでは仕入れたお花で。

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ラナンキュラスの、この絶妙な色味!

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春らしい寄せ植えは、あるだけで気持ちが明るくなります

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JAVAマルシェには、ウチの他にkoba庵さんのパンが並び、あっという間に
売り切れてしまうことも。
毎月第一土曜日11:30〜13:00すぎまでやっています。
春には、年に一度の拡大版マルシェもあるのでお楽しみに!

毎日が野鳥観察会

大雪の後、飛び交う鳥達も食糧不足のように見えて、保存しておいたリンゴを
慌てて家の前に置いておくと、あっという間にみるみるうちになくなりました。

息子も大雪の後の鳥たちを可哀想に思ったのか、シュピの散歩で鳥を見つける度に
「鳥さーん、僕のおうちにおいしいリンゴがあるからね〜!そこを曲がって行った
ら僕のおうちだよ〜!」とご近所中に聞こえそうな大声で叫んでいました。

冬の山屋に集まってくる鳥たちは、ムクドリ、ヒヨドリ、ツグミ、ジョウビタキ、
オナガ、セキレイなど。よく観察していると、単独行動派と、集団行動派がいて、
たまに二種類以上の鳥が一緒にいることもあれば、喧嘩して突っつきあったり、
叫んでいたり、はたまた時間割が決まっているかのように静かに交代したりと、
見ていて本当に飽きません。息子の宣伝効果もあったようで。

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向かって左がツグミ。(冬によく鳴くこの鳥が、夏に鳴かなり「口をつぐんでいる」
というところから、この名がついたそうです。

オレンジのくちばしの2羽はムクドリ。毎年山屋の軒先の柱ごとに巣作りをして
春は早朝から隣人トラブルみたいに喧嘩して、大騒ぎ!
ムクドリたちは、必ず2羽で来て、一羽が見張りをしてる間にもう一羽が食べて、
他の鳥が来ると2羽でギャーギャー追い返して、ずるいなーと思ってました。
調べてみたら、集団行動派で、群れになることからこの名がついたそうで、育児
も両親揃って仲良く餌を取りに行くんだそうです。
もともとは、農作物に害を及ぼす虫を食べる益鳥とされていて、平均的なムクドリ
の家族が1年間に捕食する虫の数は百万匹以上。害虫を1匹駆除するのに1円かかる
と言われていた当時、ムクドリ1家族で年間に百万円以上の利益を国家にもたらす
「農林鳥」とたたえられましたが、その後生息環境の破壊により大量に増殖すると、
騒音や糞害などが問題になり、いまでは狩猟鳥に。

キッチンの窓からは…

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すごい勢いでリンゴがなくなってしまうので、時間稼ぎ。
突っつくと揺れるので、食べにくくてぶらさがったり、一個のリンゴも一日持ちます。
こちらは、私が一番好きなヒヨドリ。(ヒヨーヒヨーと鳴くことから?らしいです)
頭の毛が逆立っている子もいて、その顔と長くて細身な体が可愛くて。
花の蜜や果物の蜜が大好物で身近な鳥ですが、意外と警戒心が強くてなかなか撮れない。

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飛ぶのも重そうなまん丸のツグミ。冬でも鳴き声を聞いたことがありません。
警戒心がなく、半径1m以内を歩いてもへっちゃら。