雨の連休

今年ほど、週末のお天気が悪かった年はないのではないでしょうか。
夏頃から週末といえば雨で、きっとせっかくの観光やレジャー、イベントが
台無し!という方も多かったのでは?、
まさに紅葉真っ最中の美しい信州も、この三連休の天気予報にはガッカリです。
近所ではぶどう、ドウダンツツジ、もみじ、イチョウ、ナナカマド、カツラなど
の木々が秋色に染まり、山も針葉樹の黄色と落葉樹の赤が美しく色づいてます。

さて、明日は本来ならば塩尻の美容室&ギャラリーJAVAさんでの月1マルシェ
の日だったのですが、夏場忙しくて種まきなどが出来ず、今とれる野菜がわずか
なので、今回は見送らせていただくことしました。楽しみにされていた方には、
申し訳ございません。
その代わり、12/6(土)のJAVAマルシェでは、クリスマスムードでリースなど、
賑やかになる予定ですのでお楽しみに!

前回のJAVAマルシェの様子

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松本一本ネギ、バターナッツカボチャ、人参

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人参のグリーンの葉っぱや茎は、引き立て役!
クルリと結んでみました。

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10月のガーデンブーケ

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ジャワ唐辛子、ピーマン、パプリカなど

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秋色リース

子育てと庭

図書館で表紙が気になって手にとった雑誌をパラパラめくっていたら、
とても興味深いページがありました。
コレが正解!ということがないのが育児。
きっと誰しも、コレでいいのか間違っていないか…と不安や悩みを抱えているもの
だと思います。私自身も、不安や悩むことばかり。特にこれからの世の中、どのよ
うに見守っていったらいいのか、とついつい不安になりがちですが、ちょっとだけ
ヒントをもらえたような気がしています。

子育てと庭 〜心の引き出しを増やす体験を〜
自然を体験することの重要性や子どもの成長という視点で庭の在り方を考える。
というタイトルの岡山大学大学院教育学研究科教授 高橋敏之さんの文章から
以下、印象に残った部分をピックアップして載せさせていただきました。

2010年、独立行政法人国立青少年教育振興機構が行った
「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」で
「子どもの頃の自然体験はその後の人生に影響する」という結果が得られた。

成人に対する調査結果は、子ども時代の体験が豊富な人ほど
「やる気や生きがいを持っている人が多い」
「丁寧な言葉を使うことができるといった日本文化としての作法、教養が高い」
「小学校低学年までは友だちや動植物との関わり、小学校高学年から中学生まで
は地域や家庭との関わりが大切」
「年代が若くなるほど、子どもの頃の自然体験や友だちとの遊びが減ってきている」
の4点が挙げられた。
子どもにとって、自然の中で遊ぶことは教育的な価値が大きいと言われており、
大きく分けて二つのことを学んでいる。
第一は生命の生と死。
自然は人間も地球上の生命のひとしずくであることや、
全ての動物は他の動物は、ほかの命を奪って生き延びている事を教えてくれる。
第二は、同じ生命の仲間である動植物を知ること。
自分が見つけた動植物を昆虫図鑑や植物図鑑で確認することは、それ自体が楽しい
学びであり、動植物の飼育や栽培は、科学の目と心を育ててくれる。
しかし、悲しいことに日本の自然は確実に減少している。

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●庭づくりは高度な知的行為
園芸は、四季折々の移ろいの中で、時間と空間をデザインしていく高度な知的行為
であり、草花の高さや色合いを考えながら、想像(imagination)と創造(creation)に
頭脳を使い、体も動かす理想的な活動であると言える。
庭には身近な自然があり、様々な体験ができる。たかが庭されど庭。五感を刺激する
体験は、知らず知らずのうちに体に刻み込まれその人の心の引き出しを増やしていく。

一方で、公園に集まってゲームに没頭する子どもたち。その子たちは、つくられた
バーチャルな世界をかなり高額な金銭とともに消費するのは得意だが、何かを創造
する時には、実体験の多さが確かな助けになる。バックアップしてくれるのは、豊か
な経験の蓄積である。
多くの場面で当てはまることではあるが、特に子どもの成長には、バランスが大切
である。五感を刺激する身近な自然から得られる体験と、最新のテクノロジーに慣れ
親しむこととは、両方とも現代人にとっては大切なことである。しかし現状は偏り
すぎていないだりうか。確かに日本語はよくできている。多くの人が指摘するように
「家庭=家+庭」であるから、「家庭」には、「家」と「庭」はそれぞれ必要条件で
はあっても、単独では十分条件とは成り得ないのだろう。両方揃って初めて、必要
十分条件になるようである。

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*高橋 敏之 岡山大学大学院教育学研究科教授、芸術学博士。
専門は保育内容学、芸術教育学、児童文化学。

もりカフェ

10/19に山梨県白州の‘名水公園ベルガの森’にて開催された「森カフェ」。
紅葉が始まり、秋晴れのお天気のもと、森の木々に囲まれての出店は気持ち
が良く、つくづく野外でのイベントが好きだということを実感しました。

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短大の頃からパワフルで、やりたい!と思う事は全て実現させる力を持って
いた友人が森カフェの実行委員長。彼女も大好きなハナレグミを呼んでしまう
なんて、さすが!!「今までで一番最高の森カフェだよ」と胸を張っていた
通り、星が輝く夜の野外ライブは寒さも吹き飛ぶほど素晴らしくて。
友人に感謝の気持ちと、そんな友人がいる事を誇らしく思った日でした。
短大の同期数人や先輩、後輩も各地から集まり、卒業依頼の再会だった人も
いたけれど、みんなあの頃のままで時が戻ったようでした。

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森カフェの今年のテーマは「世界をかえる一日」。
出店者もお客様も、マイバック、マイ箸、カップ、器持参のイベント。
こだわりのおいしいフードやお菓子を販売しているお店やディスプレイに
こだわるお店も多くて、とても雰囲気が良かった。
また時間の開催を楽しみにしています。

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これから一気に紅葉が進み、深まる秋。
ベルガの森は豊かな自然と名水に溢れ、紅葉した木々と一面の苔の絨毯
にうっとりしてしまいました。ゆっくり、ピクニック気分で訪ねたい場所。

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季節の移り変わり

ここ数週間で、朝晩は暖房が欲しい寒さになりました。
いよいよウチの豆炭こたつの出番です。
入ったら最後、抜け出るには相当の気合いが必要なこたつライフ。

ちょっと前までは七分袖にカーディガンで良かったのに、塩尻では秋らしさ
を楽しむヒマもなく、あっという間に冬支度になってしまいます。
だから残暑と木枯らしの間の、このひとときはとても貴重な季節。
信州のおいしい旬の味覚も目白押しで、もっともっと秋を満喫していたい
と思うのに、庭や畑が凍みてしまうまでの寒さ対策やクリスマスに向けて、
ワークショップの準備やリース作り、これから年末へ向けて一気に忙しく
なります。そして、寒くなると人一倍冷え性の私は手足が冷えてしまって、
夜の製作活動がますます進まなかっりと色々と大変になります。

庭でご飯を食べるのも、庭で摘んだ様々な種類の花のガーデンブーケも、
約半年のお別れ。これからは、いかに寒い冬を元気に楽しく暮らせれるか、
それが課題になってくる信州の古民家暮らしです。

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10月始めの今年最後のガーデンランチ

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庭のパセリとナスタチュームが鮮やかで食欲をそそります。

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サツマイモのリゾット
スモークサーモンのズッキーニ巻きバルサミコ風味

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忙しくしてる間に、家の前の田んぼの稲刈りは終わってしまいました。
ちょっと曇り空でしたが、ジョーンディアのトラクターを見かけた隣村にて。

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HERB月間

10月は、ハーブがらみのことが続きました。
まずは、塩尻から松本へ向かう山麓線にある図書館‘中山文庫’でのハーブ講座。
あいにくの雨模様でしたが、晴れていたら素晴らしいロケーションの中山文庫。
こじんまりとした図書館と昔使われていた、レトロな中山文庫バスが可愛くて、
ファンになってしまいました。

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我が家のハーブたちを連れて、ハーブについての話や利用法、楽しみ方などを
お話した後、好きなリバティの布とリボンを選んでいただきサシェを作り、
おまけでバスボールも作りました。ハーブの香りに包まれながらモノづくりを
楽しみ、最後にハーブティーを飲み、皆様リラックスできたようで良かった。

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連休には、東京・青山のARTS&SCIENCEの食堂で行われたLABORATORIOの
出張マルシェに商品だけ参加させてもらいました。
フレッシュハーブを触っていると、本当に幸せな気持ちになります。

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定番のタイムのリース。今回は小さめのモノを作ってみました。

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フレッシュブーケガルニはFISHとMEATの二種類をご用意。
パセリ、イタリアンパセリ、オレガノ、マジョラム、タイム、ローリエ、バジルに
お魚用はフェンネル、フレンチタラゴン、お肉用はローズマリーとセージをプラス。
作っているだけでも満足してしまう作業で、青山のスタッフさんやお客様にも喜んで
いただけたようで、何よりでした。

もりカフェ「世界を変えるいちにち」

10/19(日)は白州・尾白の森名水公園べるがにて開催されるもりカフェに出店します。
短大時代の友人が主催するこのイベント。
前回、東日本大震災後のチャリティーイベントとして開催した時に出店しました。

ところで、塩尻の明日明後日の予想最低気温は-1℃〜0℃!
白州の森の中でのマーケットはちょっと寒そうですが、私が大好きなアーティスト
‘ハナレグミ‘の夜の野外ライブもあり、最近生音に飢えている私にとっては、何とも
嬉しいイベント。寒さに負けず頑張ります。
盛りだくさんのマーケットあり、当日券も若干販売される野外ライブもあり。
エコバッグ、マイ箸・器持参のイベントです。
一緒に豊かな時間を過ごしませんか?
皆様のお越しをお待ちしております。

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栗拾い

栗がとれました!
‘栗狂い’と言ってもいいくらい、栗が好きな私。
秋が好きな理由のひとつは、‘栗’にあるかもしれません。

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この艶やかでぷっくりした栗の実と、
まだ鮮やかなグリーンのイガ、
スリムな葉っぱ。
申し分のないバランスで、ザルに入れただけでも美しい。

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仲良く並んでしゃがんでいるのは、
栗好き息子と栗のイガにじゃれるのが大好きなシュピ。
「全然言う事を聞いてくれないよぉ!」と
嘆きながらも、一粒一粒栗の実をイガから取り出して
満足げに持ってきてくれました。

栗好きにも歴史アリ。
1歳6ヶ月の彼。
スイスの焼き栗も毎回奪い合いでした。

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秋〜冬は街に行けば、焼き栗屋さんに会えます。

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ワイン用ブドウの収穫

ちょうど三年前の今頃、ファームステイ先のスイスのお母さんが、
肩の手術をする事になり、家事や仕事ができないから手伝いに来て
欲しいとお呼びがかかって、息子と3ヶ月手伝いに行ってきました。

秋になると、毎年あの時の風景や出来事を思い出して、写真を見て
振り返ってみたり、スイスにまた行きたい気持ちは常にあるけれど、
どうも秋だけは、「スイスが恋しい」と言えるくらい、懐かしくて。
なんだかんだで農業研修の後も計6回ほど訪ねていたスイスの家。
すっかりご無沙汰してしまっています。

9月末の素晴らしい秋晴れのVilligen

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時々、私自身の恋しい気持ちを紛らわすかのように、ブログに当時
の写真をアップしているのですが、今回も特に印象深い出来事だった
ワイン用のブドウの収穫の写真を幾つかご紹介します。

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ポルトガル人労働者のフィリップ。

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二日間に渡り、様々な国の外国人労働者10人以上と
シェフで11tのブドウを収穫。
私たちは後組で、みんなのお昼用のサンドイッチを
(アフガニスタン人のナーデルには、ハムではなく
チーズを挟んだりと多国籍だと配慮も必要)
たくさん作ってバスケットに入れて、飲み物と共に
お届け。その後一緒に手伝いました。

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これらは全て、契約ワイナリーに持込み自家用ワインに。
家の裏の直売所でも販売しますが、おそらく半分以上家で消費していそう。
私も研修時代から、毎晩のようにお母さんの晩酌に付き合っていました。
美味しい自家用ワインを毎晩飲めるなんて、本当に豊かな暮らし。
あー、またスイスに行きたい!

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でも塩尻はブドウとワインの町!
最近はヨーロッパ式にワイン用のブドウを栽培しているところが増え、
アルプスの山々をバックに、スイスの様な景色にめぐり合うこともあるんです。
そんなところも、塩尻が好きな理由のひとつなんです。

原村高原朝市を終えて

原村高原朝市全体の様子をアップする前に、2014年の朝市は終わってしまいました。
7月半ば〜9月末まで、長いようでいてあっという間の朝市シーズン。
9月に入ると、どんどん寒くなって日の出も遅くなり、お客様も少なくなってきて
寂しげになってゆくのですが、逆に出店者は残り少ない朝市を惜しみなく楽しく終え
ようと、内輪同士で買い物をしたり、おしゃべりをしたり、コーヒーやサンドイッチ、
みなさんの差し入れ、寒い日にはキノコ汁などを囲んで盛り上がりました。

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最終日の煮込みうどんの振る舞い

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この森の中の雰囲気が最高なんです。

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木工作家さんの可愛いお店では、友人の出産祝いにベビースプーンを。

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いつも美しい仕事をされているスィートグローブさんのお菓子は
上品で美味しい。

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夏は枝豆、秋は原村でとれたキノコが売りのお兄さんの店。もちろん松茸も

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私の店でいつも飾っているお気に入りの写真は
スペイン・マドリードの植物園で撮ったもの。
秋の紅葉と少年達の姿に心打たれて。

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9月のガーデンブーケはダリアやジニアが主役。

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お客様が嬉しそうにブーケを抱えていると、
こちらもとても嬉しい気持ちになります。

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毎年欠かさず育てている‘ダリア黒蝶’は別格。

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朝市も今年が5年目。
まだベビーキャリーに入った6ヶ月だった息子も4歳になり、お客様
や出店者さんからも「大きくなったねぇ」と声をかけてもらえます。
私が体調不良だった時も「お客さんが来たら大変じゃないか!」と
せっせと朝の4時頃からリースを作ってくれて、ほぼ毎週末の早起きも
いつも自分から機嫌よく起きてきて、行く気満々!協力者に感謝です。

次回は11月の終わり〜12月に同じく朝市広場で開催される「星空市」
に参加予定です。詳細決まりましたら、またお知らせします。

出張マルシェのお知らせ

毎月第三日曜日に出店させていただいている松本LABORATORIOさんのマルシェが、
東京・青山のARTS&SCIENCEへ出張します!

松本のギャラリーでも、毎回マルシェの度に目の保養にARTS&SCIENCEの本当に
美しい洋服や小物を眺めているのですが、今回はLABORATORIOのご主人である
シェーカーボックス作家の井藤昌志さんの作品展が同ギャラリーにて10/11〜26まで
開催されます。 更に12日はARTS&SCIENCEの食堂DOWN THE STAIRSにマルシェ
が出張。信州から旬の美味しいモノが並びます。
上條農園のぶどう、広瀬農園のりんご、信州堂の小布施栗、こめはなやの草餅など。
カフェではラボラトリオのマフィン&スーププレートもお出しする予定です。

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LABORATORIOさんの店内

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今回は「食」に関わるモノを集めてのマルシェということで、garden山屋からは、
無農薬ハーブで作ったブーケガルニやキッチンリースなど、販売していただく
予定ですので、東京方面の方はぜひ、お立ち寄りください!

☆10月12日(日) 11:00〜15:00くらいまで

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松本でのマルシェの様子。
今回は生のお花は持っていけないのが残念。

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飾って楽しみながら使えるキッチンリースはいつも人気。

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*10/19(日)のLABORATORIOさんのマルシェは、五周年記念!
本当は出店したかったのですが、今回は山梨・白州のベルガの森での
イベント「森カフェ」を友人が主催しており、そちらに出店するため、
残念ながら欠席します。今までマルシェに参加された方が久しぶりに
登場したり、美味しいモノがいろいろ届いたりと盛りだくさんなので、
みなさま、お楽しみに!