フランスの小皿

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学生時代に母がプレゼントしてくれた、フランスのアンティークのシェル型小皿。来客がある時など、ちょっとしたものをのせて、よくお出しします。シェル型にバランスよく絵付けするのは難しいと思うのですが、なんともいえない色合いの魅力的な野菜たちの絵が素敵で、小さくてさりげないのに、テーブルが華やかになります。スイス、リンツ社の薄くてビターなチョコレートは、チョコレートを好んで食べない私でも、ついつい手が伸びてしまう上品なくちどけ。コーヒーを入れて、ゆっくりカフェタイムをとれるのも冬のうちだけ…と、ついつい炬燵から抜け出せず…

松本にて。

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昔から大好きな城下町、松本。たいていのものが揃い、オシャレなお店やこだわりのお店があって、美味しいお店があって、ブラリ歩きたいところ。でも実際に信州に移り住んでからは、意外と足を運ぶことも少なく、県外からのお客様を案内したり、何かはっきりした目的がないと行くこともなくなってしまいました。今日は、どうしてもの用事があって、久しぶりに松本へ。私にとっての松本の魅力は、美しい景色の中にあって、新しさと古さが共存し、文化的な香りがすること。今日も今まで気づかなかった古い魅力的な建物に感激しました。そして、あがたの森は、いつ行っても変わらない憩いの場所。
本当はもっともっと松本を知りたいけど、もったいぶってちょっとずつ新しい発見を楽しんでいます。

馬蹄型おろし器

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10年位前に、原宿の骨董市で出会った、陶器でできた馬蹄型のおろし器。我が家では飾りになっていますが、ちゃんと使えます。昔のモノには、味わいのあるオシャレなモノがたくさんあって、興味深い!年代も生まれも用途もわからなくたって、素敵なモノ、愛嬌のあるモノは、それだけで充分なんです。

思い出の品

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山屋には、数えきれない思い出の品があります。それは記念とか、誰かから頂いたとかいうことではなく、どことかの蚤の市で面白いおじさんから買ったとか、あそこの植物園で拾ってきた木の実とか、庭で咲いた花の種とか…ヨーロッパの片田舎から我が家の庭のモノまで様々。ささやかでもそれぞれに物語を持つ、私にとっての思い出の品々…。
キッチンの壁にあるこの大好きなモスグリーンの時計は、以前記事にもしたガラスの不思議な戸棚同様、改築になる校舎から頂いたモノで、なんともいえない存在感。おじいさんの時計♪のように、私が生きてる間はどうか壊れませんように!それから右手にいる黒いロバはポルトガルのバルセロスという田舎街の市場で買ってきたモノ。たいがいは赤やブルーや黄色が鮮やか(ニワトリや民族衣装の人間など色々。ぶら下げたり風鈴のようなものも)な工芸品でしたが、この素朴な可愛さの黒いロバさんに惹き付けられたのでした。

Apples and Olives

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自分で写真集を買うことはないけれど、どうしても気になっていた写真集がありました。ワシントン生まれ、ニューヨークで活躍する写真家のLee Friedlanderがリンゴの木とオリーブの木ばかりを撮りためたもの。ニューヨークのリンゴの木とフランス、イタリア、スペインのオリーブの木を四季を追って撮っているんですが、ひたすら白黒の約50枚と所々にだれかの言葉。私には写真の技術的な解釈はできないし、特に印象に残る美しいショットがあるわけでもないけれど、花をつけている木もあれば、雪に埋もれてる木もあり…なんとなく、国籍の違う老人の全身を写した写真集を思わせるような不思議な本です。本のデザインや、正方形の写真も素敵な本。その本を、だいぶ前の誕生日か何かの時に、姉にプレゼントしてもらい、グリーンの机の上に飾っています。そんな写真集に目を通したり、今まで読む暇がなかった雑誌に目を通したり、挑戦してみたいレシピを発見し実践したり。冬ならではの貴重な充電期間。春になったら、去年よりも少しは成長できてるように、寒さ
に負けてないで、しっかり充電しておこうと思います。

青木さんちの卵

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近所に、青木養鶏場があり、美味しい卵を自動販売機で売ってます。たまたま車でブラリ走っていて発見した、うみたて卵の自動販売機に毎回ワクワクしながら、大好きなスーパーでも卵だけは買わないことにしています。「生で食べるが一番!」といううたい文句のとおり、生卵のおいしいこと! お菓子づくりにも美味しい卵は必須です。
そして、この卵ホルダーは以前東京の骨董市で一目惚れしたもの。卵の可愛らしさを一層引き立ててくれるアイテムです。今回は農協さんで、それはそれは可愛らしい初産卵を売っていたので、買ってしまいました。この色と卵型ってなんとも愛らしい。

雪やコンコン

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今朝は今シーズン一番の積雪!30センチ近いパウダースノーをあっちへやり、こっちへやり…怠けた体には、かなりの重労働ですが、すぐに体はポカポカになり、ほどよい疲労感。同時に、農作業を思いおこさせれ、体を動かすことの爽快感を感じました。雪かき作業もあんまり続くとうんざりするけど、シンシンと雪ふる静かな白い日も、なかなかよいものです。
今夜もまだ積もりそうな気配。。どうか、お手柔らかに!

木の実拾い

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最近、毎日のように木の実や焚き付け用の枝を拾っています。以前薪ストーブ屋さんに「牛乳パックに松かさ詰めて焚き付けにするといい」と聞いてから、冬の松かさ拾いは日課のようなもの。松の油がよく燃えて松かさが赤く燃える姿も、なかなか芸術的です。
近所のヒマラヤ杉の頭(シダローズという商品名で知られているバラのような木の実)や、トゲトゲしたアンダーバーム(かえで科の木の実)など、お宝をいっぱい拾いました。小さな助手のカゴには、いつの間にか落ち葉がいっぱい!

ニット族

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冷え性のくせに、冬が好きです。帽子とマフラーはもちろんのこと、レッグウォーマーにリストウォーマーに手袋…寒い信州たからこそゴロゴロ目一杯着こんで外に出ます。特に子供にとっては、どんなに寒かろうが一日一回(最低でも30分くらい)は外の空気に触れさせるべき、というスイスに学び、実行に移していますが、そのおかげか息子は風邪もひかず、これまで熱を出したこともなく、とにかく元気です。逆に、短毛で寒がりのシュピはネコのようにコタツに入り浸り…母が編んでくれた手編みのニットをどちらも喜んで身に付け、日々冬空の下飛び回っています。

ビン博士

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私は小さい頃からちょっと渋好みの子供で(親の影響もあって)骨董品や古いモノに興味がありました。骨董市やお店で、自分のお小遣いで買える範囲で骨董というよりガラクタに近いモノを買うのが好きなのは大人になっても変わりません。私にとっては、価値のある高価な骨董品を眺めて楽しむよりも、使い方次第で生きてくる骨董品やガラクタの方が親しみがあり魅力的です。時代や本来の使用目的なんて知らなくても「あ!コレにお花を生けたら素敵!」とか「多肉植物を植えたら似合いそう!」とか「この器に〜を盛り付けたい」とか、直感で使うところがイメージできるものが好きです。中でも、古いビンだけは、中学生頃から集め始めていたほど。ある骨董市に現れる‘ビン博士’と呼ばれる先生の所には多種多様なビンが並び、毎回博士の説明を聞きながら美しいビンを見るのが楽しみで‘僕の一番若いお客様’と言って、いつもオマケしてもらっていました。目薬のビンやらインクビン、外国のモノから日本のものまで。古いガラスビンは、微妙な歪み、厚み、色合い
、デザインどれもが現代のモノにはない温もりや美しさがあります。最近はすっかりビン収集を止めてしまいましたが、以前勤務していた学校で改築の為処分されるところだった不思議なガラス戸棚を補修し、集めたビンたちを並べてあります。畑も庭も寂しげなこの季節に、ふと目を喜ばせてくれる山屋のたくさんの不思議なモノたち。春が来るまで、少しずつ紹介していきたいと思っています。