お手伝い大好きの息子は、日本であろうとスイスであろうと仕事熱心です。庭仕事にお掃除に、収穫にと大忙し!まだ小さいからよかったのか、スイスの家族にも労働者にもニコニコです。シュヴァルツ家では現在18名もの外国人労働者が働いています。ポーランド、ポルトガル、モルドバ、アフガニスタン…と様々で、各国の言語が飛び交う中、唯一の共通言語であるドイツ語(スイス人やドイツ人が聞いたらきっとおかしいはず。)で、冗談を言いながら和気あいあいと、とにかくよく働きます。そんな労働者にまで、笑顔で手をふる息子に、労働者たちも大いに応えてくれます。やはり日本人に比べ、皆開放的で知らない人にも挨拶やアイコンタクトは当たり前のことなんでしょうね。日本人に戻ったら、息子も違和感を覚えるのかなぁ。
「スイス便り」カテゴリーアーカイブ
夏の終わり
ウィンドウボックス
トラクター講習会
洗濯日和
スイスでは、日本のように毎日洗濯する家は少ないようです。以前、ホームステイしてたチューリッヒの家も、この家も洗濯は一週間に一度(二週間に一度一度の時期もあった)洗濯する日があり、その日は何度も洗濯機を回します。私にはややこしすぎて、洗濯機だけは(壊したり間違えたらいけないので)一人で回さないようしてます。たとえば、水温も0〜65℃まで、洗剤も数種類、汚れや素材に合わせて洗います。スイスの洗剤は抜群に汚れ落ちがよく、しかもいい香り!スイスから帰国した時には、毎回スーツケースを開けるとこの洗剤のいい香りがして、幸せな気分になります。衣類も洗濯機するのが惜しいほど。重量制限がなかったら、きっと買って帰ってると思います。今日はこの機能的な洗濯干し?に干しましたが、たいていはどこの家庭も地下のボイラー室(全館暖房のための)にヒモが張りめぐらされ、半日で乾く洗濯干し場となっています。本当にスイスの住まいは何もかも機能的で感心してしまいます。
羊の赤ちゃん誕生
シェフの趣味は犬と羊。我が子のように可愛がっている三十頭ほどの羊たちを夏は山に放牧するのですが、今年は山に狼が現れ、シェフの羊も何頭か食べられてしまったそうです。スイスには何十年も狼はいないそうで、イタリアなど近隣諸国から入ってきている狼の仕業らしく、新聞でも大きく取り上げるほどの問題になっています。さて、悲しいニュースはさておき、羊に赤ちゃんが生まれました!家の近くの放牧場でシェフが発見した三頭のうち、一頭はもう息をひきとっていていましたが、低体温になって衰弱していたもう一頭は、二時間に渡るシェフの懸命な努力によって生き返り、二頭の可愛い赤ちゃん羊がお母さん羊の側をチョロチョロしている姿がなんとも可愛いらしいです。息子も大はしゃぎで赤ちゃん羊を撫でていました。
Fisch〜魚料理〜
春玉ねぎの植え付け
パラダイス
シュヴァルツ家にはシェフ(農場主)とシェフィン(奥さん)と犬二匹が暮らしています。元は奥さんの生まれた古くから続く大農家で、シェフは十歳以上年下の再婚相手。シェフィンには三人の娘がいます。長女は一時間ほど離れた場所に家族四人で暮らし、次女はすぐ向かいの素敵な家に家族五人で暮らし、この農家(主に直売所、パン焼き、事務仕事など)の手伝いをし、三女は独身で看護婦さん、同じ敷地内のアパートに暮らし、ちょくちょく現れます。たまたま私が得意なことや、興味のあることがぴったり当てはまり、この家の人たちには四女のように(年齢的にもちょうど!)接してもらえたのは本当にラッキーなことでした。息子にとっても、言うことなしの環境で、毎日のように次女の家に行き、広いテラスで子供たちとたくさんの乗り物で遊んでもらっています。子供たちにとってはパラダイスのよう!すっかり仲良しになりました。