食後は、いよいよもみの木のキャンドル点灯。
以前は、私が滞在しているこの家でも立派なもみの木を飾りました。
エリカ(お母さん)と一緒に車でもみの木農家まで買いに行って選んで、
映画などで観た憧れの本物のクリスマスツリーに大感激したのを、
憶えています。飾り付けも片付けも私の仕事。あれから約10年。
きっと、今は研修生もおらず、様々な事を簡素化しているようです。
メガネをかけているのが長女のユディット。
まるで女優さんのような美人三人姉妹。
みんなとても優しくて、家族のように接してくれます。
恒例のクリスマスソングの時間。
次女の長男ティムが習っているアコーディオンで伴奏してくれて、
とっても素敵でした。長女のダンナさんが作った歌詞カードの冊子片手に
4,5曲選んで歌います。家族でこういう時間を持つのが本来のクリスマス。
実は、到着二日目の息子は、まだ時差ぼけ真っ最中。お昼寝したと思って、
そのまま車に乗せて来たのですが、起きる気配ナシ。しばらく車で寝かして
おいたほうがいいと皆で判断しました。この辺りから、連れて来たら大荒れ
で、しばらくは大変でしたが、記憶の片隅に、この景色とクリスマスソング
が残っていてくれたら嬉しいな。
この後、もみの木の下に飾ってあるプレゼントの包みをそれぞれ交換して、
大人も子どもも、笑顔いっぱいの時間。壁や窓に貼れるお正月ステッカーや
タコ、綺麗な便箋など、私たちも全員へプレゼントを渡しました。
以前、直売所のディスプレイを頼まれた時に、地下室から運び出してきた
この素敵な陶器。これは昔ベリー類などのフルーツを冷凍保存できなかった
頃のスイスの人の知恵で、RUMラム酒 TOPF鍋 フルーツと同量のお砂糖と
ラム酒をたっぷり入れて置いておくと、まるでコンポートのようなラム酒漬
のフルーツ保存食として長期に渡って食べる事ができたようです。
私が地下室からひっぱし出してきたものが、こんなふうに活用されたことが
嬉しく、またひとつスイスのことがわかって嬉しいです。
スイス人は女性男性もよく食べる!
いちいちコメントし、時には口論になったり真剣に批評して、
よくしゃべり、よく食べるのがスイスの食卓風景。
デザートもこの通り。ダブルアイスにラムトップフをたっぷり。
それから、クリスマスに欠かせないクッキー各種。
研修時代は11月からの主な仕事がこのクッキー作りでした。
日本のおせちみたいなもので、家族みんなお気に入りの、絶対食べたい
クッキーがあって、それら10種類以上を毎日のようにせっせと200枚位ずつ
焼いて、缶にいれて、今は使用してない扉付き暖炉の中に(適度に涼しい)
しまっておくんです。お菓子の缶が山積みになり、そこから少しづつ毎回
キレイに盛り合わせて、12月からは毎回お茶や食後の時間に食べるんです。
仕事の都合でクリスマス前にスイス入りできなかったのがちょっと残念でしたが
なんとかクリスマスに間に合って良かった。2015年のクリスマス、とても素敵な
思い出が残りました。