こんなにも雪が続くと、鳥たちは美味しい果実に飢えているようです。1ヶ月以上前からぶら下げていた野鳥用のリンゴには今まで知らん顔だったのに、数日前から急にすごい勢いで食べるようになり、食卓から鳥たちがリンゴを食べる姿を見られます。しばらく観察していると、集会のようにリンゴの周りに四羽集まってしゃべっていたり、順番待ちしている二羽が急かして騒いでいたり、丸々太った子が独り占めして、小さい子たちはなかなか食べられなかったり、周辺の木に何十羽と止まっていたり、本当に面白い。種類も色々で5、6 種類の鳥たちが我が家に集まってきて賑やかです。息子も鳥たちのためにとリンゴをかごに入れて朝一番のお仕事をしてから雪遊びに励んでいました。
「山屋の暮らし」カテゴリーアーカイブ
プチパン
三九郎
先日、地区の三九郎(信州のどんど焼き)があり、念願のまゆ玉づくりに挑戦!息子もちょっとだけ参加してきました。
お正月が過ぎると、スーパーの入口には、柳の枝、米の粉、粉末色素などが並び、三九郎がどれほど多くの人に大切に守られている伝統行事かがうかがえます。とはいえ、枝につけるものは、マシュマロやら、じゃがいもやら、変わり種も増えている様子。
息子は我が家のダルマさん(いつもイタズラすると「おっかないダルマさんが来ちゃうよ!」とおどかしていた)の行方が気がかりで「ダルマさんが火事!」「ダルマさんどこ行っちゃったの?」と後々まで大騒ぎでした。
一番寒い時期の、一大イベントは平和で心があたたまる風景。こんな風景をいつまでも見続けられますように。
笑顔とご飯とおしゃべりと。
毎年我が家では、10名程度で忘年会をしていましたが、昨年末は時間がとれなかったので新年会をしました。飛騨カボチャとひよこ豆のポタージュスープ、スモークサーモンのカラフルサラダ(静岡の友人が畑でベビーリーフ、ラディッシュ、黄色ニンジンを収穫して持って来てくれた)、自家製全粒粉プチパン&オリーブパン、ウズラの卵入りホウレン草のミニピザ、ミートソースのフリンジ、ハーブチキンスティックのグリル、スペイン風イカの詰めもの。デザートにはバニラクリームと、洋梨の赤ワイン煮、イチゴのジンジャー風味添え。
久しぶりのパーティー料理に胸さわぎ!パンまで欲張り、ついつい張り切って作り過ぎたかなぁ。何はともあれ、皆が集まって、料理を囲む和やかな場は最高です。
定期的に誰かを招いて、ご飯を作ることは、私には必須のようです。スイス料理を忘れないように、各国のレパートリーを増やすために、来てくれる皆さまに協力してもらっている。そんな感じです。
初焼き
何事も前もってできない私は、やり残した大掃除や年賀状書きなど、お正月も何かと休んではいられませんでした。
いつもお正月にパンが食べたくなるので、今年は2日に、初焼き? 全粒粉のプチパンとフォカッチャ(モッツァレラチーズ、ドライトマト入り)はどちらも初めてのレシピで。小さなアシスタントは六歳の姪っ子と二歳の息子。みんなで歌いながら、なかなか上手にお手伝いしてくれました。冷凍しておいた我が家のカボチャの濃厚ポタージュとあつあつのフォカッチャを頬張れば、気持ちもホカホカ!
色々張り切りすぎたのか、疲れが出たのか、新年そうそうに風邪をひきながらも気合いでなんとか乗り切っています。それにしても、毎日寒い!さすがにマイナス8℃の朝はキツイです。
山屋のおせち
2013年
明けましておめでとうございます。
昨年は色々あった年でしたが、今年は笑顔いっぱいの年にしたいと思っています。
一年なんて、あっという間。今年こそ、確実な一歩を踏み出せるように、何かしら行動を起こせるように頑張るつもりでいます。
やりたいことは常に山積みの私ですが、一歩ずつ。
古民家の山屋に、お正月はぴったり。一目惚れした大きな垂れ柳の花餅(長野、南信地方ならではと聞きましたが、どうなんでしょう。私は花餅を飾らないとお正月の気分が盛り上がらない。いつか自分で作ってみたいものリストに入ってます。)に息子は大喜び!食べてしまいそうでハラハラしています。
毎年玄関に飾っているのは、実は神棚用のお飾りだったようですが、このサイズが可愛くて、自分で南天を着けてみました。
今年で三年目。毎年恒例の山屋の餅つきで作る、小さな鏡餅も、この素朴さが可愛いんです。
縁起物の干し柿と甘栗は、どちらも大好物の私にはとても危険な盛り合わせ… おせちの前に、ついパクパクと…
そんなこんなで、ひとつひとつに意味があり、楽しいお正月です。
それでは皆さま。
2013年もどうぞよろしくお願いいたします!
この一年が素晴らしい年になりますように。
真夜中のクッキー工房
昼間寝かしておいた三種類のクッキー生地をとりだし、作業にとりかかったのが既に0時。全て焼き上がった頃には、4時を過ぎていました。そして、昼間の3時にお昼寝して、ずっと起きなかった息子が3時に起きてきて、興味津々で一緒にご機嫌でお手伝い。クッキーづくりって大変!でも、時間を忘れて没頭する、甘く幸せな時間です。
今回のセレクトは、庭のラズベリーのジャムを挟んだクリスマスに欠かせないクッキー、クルミのクッキー、バニラクッキー。どれもスイスのレシピで。今年お世話になった方々に、少しずつですが心を込めて作り、ささやかなクリスマスプレゼントにしました。
もうひとつの楽しみでもあるのがラッピングです。どの袋にするか、ヒモにするか、あれやこれや悩みながら、差し上げる方の笑顔を思い浮かべながらの作業は心おどるひととき。
今日は塩尻産のラ・フランスがちょうどいい具合に熟れていたので、シナモンを入れた赤ワイン煮にして、夜ご飯のお呼ばれのデザートに持っていきました。