大好きな花、クレマチス・モンタナが今年も見事に咲き乱れています。暗くなりがちの半日陰の日本庭園にパッと光が射すように明るくなっています。 クレマチスの原種であるモンタナは、その可憐な姿が風情があります。クレマチスの語源はギリシャ語のclema=つるからきているそうで、イギリスではバラがキングで、クレマチスがクイーンと呼ばれるほど親しまれているとか。たしかに短大時代にイギリスのガーデンデザイン研修でまわったいくつもの庭では、何種類もの見事に絡んだクレマチスがレンガづくりの家やアーチに絡み、素晴らしい風景だったのが印象に残っています。我が家のモンタナ以外のクレマチスもそろそろ咲きそうで楽しみ!梅雨に入る前の爽やかないい季節です。
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キリンさんリュック
息子が、とても良くなついている方から、キリンさんリュックをいただきました!目と耳のついたフードとしっぽ、それからリードまでついている優れもの。動物園でキリンさんに葉っぱをあげてから、キリンさんはお気に入りで「キリンさん、パクパク!」といえば、葉ものも美味しそうにムシャムシャ食べます。1ヶ月お姉さんのお友達もてんとう虫リュックをプレゼントされ大喜びでした。いよいよ山屋の向かいに広がる田んぼも、ほぼ田植えが終わり初夏の景色。リードに繋がれた兄弟?は今朝もご機嫌でした。かごの中のお土産は田んぼの畦道に咲くシャスターデージー。午後は私が大好きな伊那の産直市場‘グリーンファーム’でポニーにカボチャ(カップ入りの100円のエサ)を恐がりもせず二頭に平等にあげてエキサイティング!今日も目一杯動いて、イタズラして、よく食べて…大満足の小さなキリンさんでした。母さんは今日もヘトヘト!
山屋流ガーデン
山屋のガーデンはきちんとしたプランやデザインはありません。ほしい!と思う植物と出会ったら、買ってきて「さて、どこに植えるかな」と悩んだりすることもあれば、ここにはアレを植えたい!と閃いて、やっと見つけて買ったり、頼んで仕入れてもらったり。短大で学んだ知識やこれまでの経験から、花の色、形、花期、高さ、カラーリーフの効果的な使い方など配慮し、花が途切れることなく、統一感のあるガーデンを目指しています。信州の冬の寒さに耐えるものを選ぶことも重要なポイント。それでも、好きな花は一年草と割りきって、寒さに負けてしまうものでも植えています。先日も記事にした‘スノーボール’はグリーンから白に変化すると共に、大きく重みも増して、更に輝いています。山屋では唯一の山吹色の小花‘ゴールドコイン’は満開で、切り花としても直売所に出荷中。そして、このゴールドコインの引き立て役となっている(山屋では大活躍!数ヶ所に群生し間引くほど。雑草防止にもなる)‘エポコディウム’はセリ科の斑入り植物。美しい葉っぱは
水あげが悪くて切り花に向かないのが残念ですが、ニンジンに似ている花は切り花にもなり素敵です。ゴールドコインやバラ、すみれなどとのコントラストはとても気に入っています。五年目のガーデン。今年こそは植栽図を作りたい!
犬ニモ負ケズ
クロバナフウロ
タイムのリース
畑あらし
―目の前の快楽は苦労を招くが、目の前の苦労は必ず幸福につながる― 先日、運転中にラジオのゲストが言ったコトバが心に残りました。それは生活水準より国民の幸福度を高めることに重きをおくブータン王国についてがテーマでしたが、日常の些細なことでも同じような気がします。そんなことを考えながら、お隣さんがお裾分けしてくださった‘松本一本ネギ’の苗を植え付けていた今日。畑が大好き小さな助手たちは何度注意しても、不織布をかけた芽がでたばかりの畝の上に行くし、本人はお手伝いのつもりでも、イタズラばかり!いつの間にか植えたばかりのネギ苗を何十本も抜いたり、踏みつけたりしていて愕然!その後はスイスのような裏のキャベツ畑の農薬散布を離れた位置から監督し、植え終わった空のポットに土をいれ…農作業も子育ても根気が必要です。まずは、種をまき、苗を植えないことには何も始まらない!明日は豆類とニンジン数種を蒔かなくちゃ。
今週のお花
松本市寿にある、産直市場‘アルプス市場’はいつも賑わっています。新鮮野菜や果物、加工品に調味料などなど。そして!何より素晴らしいのは、手入れの行き届いた品揃え豊富な鉢花と、グリーン一本から買える良心的なお値段の切り花です。以前は近所に好みのお花屋さんがないので、何かある度に(たいてい、仕事後に車を飛ばして閉店間際に滑り込む)お花を買って、アレンジメントを作って家族や友人に送ったりしていたので、店員さんには「花の教室でもされてるんですか?」と聞かれたりしていました。そんな大好きなアルプス市場に、生産者として出荷し始め二年目の春。初めは半信半疑だったであろう店員さんたちも(本当に皆さんいい方ばかり!息子やシュピも可愛がってもらっています)今ではガーデン山屋の出荷を喜んでくださり、いつも特等席を空けてよく売れるように配慮してくださいます。 今週出荷のお花は、よくお客様に聞かれるゴールドコイン(ラナンキュラスの原種。直径1センチほどの鮮やかな山吹色で、ランナー
で年々増えて一面に広がる)とシャスターデージー、シラーを入れた元気なブーケや、5、6種類のハーブが入ったフレッシュハーブブーケ、切り花ではボタン、ホウチャクソウ、チゴユリ、オオデマリ、ルバーブの花、ギボウシの葉など。グリーンが清々しくお花を引き立てています。
新緑が輝く季節
畑しごと
先日やっとジャガイモを植え付け、いろいろ野菜の種を蒔きました。せっかく種まきして不織布をかけておくと、必ずシュピがこの上(まるでシーツみたい。土の上はいやみたいで、クリーピングタイムのじゅうたんの上も大好き)で優雅に日向ぼっこします。更に今年は怪獣が!オモチャの車を乗り回し、畑に乱入したり、三輪車や一輪車を押して、わざとこの上を通り…果たして野菜たちの芽は出てくるのでしょうか。。。ちなみに、我が家の畑は有機肥料。土中に目の粗いザルの筒のようなものを埋め込むタイプのコンポスト(4つあって、順に生ゴミを入れていく。4つ目が満杯になる頃には微生物が頑張ってくれていて、1つ目はほぼ堆肥に。) で作ったフカフカ堆肥や牛フン、馬糞の完熟堆肥、油かす、カキ殻石灰、そして!以前から気になっていたバットグアノ(数千年前から洞窟内に蓄積されているコウモリの糞。植物に必須成分の燐酸の効果に優れ、花や実つき、根張りを良くし野菜を甘くするそう)を今年は使ってみました。元々の
土力が弱く、しまりやすい土なので、まだまだだとは思うけれど、年々良くなっていると思います。畑や庭とは気長にコツコツと付き合わないと。スイスから買ってきた何種類もの種は、まず種袋が捨てられない。日本の種苗会社も見習ってほしいくらい、写真や色彩感覚、デザインが美しいんです。このカラフルラディッシュなんて芸術的!こんなラディッシュの束を誰かにプレゼントできたらいいなぁ、と願いながら種を蒔きました。