シェフ(ウルス)の趣味は羊。
カナダに研修に行っていました。おおよそ30-40頭の羊たちが
放牧地や敷地内にいます。
先日紹介したキャベツの剥いた葉っぱが甘くて美味しいそうで、
乾草を与えてもあまり食べずに、バーバー文句言っているのが面白い
なかなかいい光景。男同士。
向かいに住む次女ラーヘルの子供たちと、フリスピーで遊びました。
今年は冬休みが長かったそうで、12/22〜1/10まで子供たちと一緒に
過ごす機会が度々ありました。
お天気が良ければ、もっと遊べたのに。
子供専用のお遊び用の小屋が可愛い
ピンクの帽子がラーヘル
6歳になったばかりのミルタは女の子ということもあり、
お姉さん気分で、息子に色々教えてくれます。
徒歩3分の三女ミリアムの家へお茶に呼ばれて。
ジョーン・ディアの本物さながらのトラクター。
これが普通に農協で売ってます。
シャボン玉までキレイに見える
12歳のティム。
研修生の頃は、彼がまだ赤ちゃんで、ベビーシッターも私の仕事でした。
今では、逆に親切にお世話してくれてます。
10年前も、日本のお寿司は有名で、都市のレストランなどで食べることは
できましたが、ここ数年、更にアジア食ブームが続いています。
新聞広告にものっていたり、スーパーでも日本米から海苔、おかき、など
簡単に手に入るようになりました。
こちらの子供たちにも、私たちが到着するなり
「お寿司作ってくれる?」との質問。みなさん心待ちにしていたので、
最後の日曜日だった10日の夕食に、総勢11名分の海苔巻きとお味噌汁を。
材料は、日本からお米、寿司酢、海苔。
こちらで、サーモン、ツナ(甘辛く煮て使用)きゅうり、アボカド、卵
サーモンは薄く輪切りにしたきゅうり(直径4,5cm、長さ30cm位のが一般的。
今は主にスペイン産)やアボカドと手毬ずしにしたり、軍艦に。
息子は人数分の国旗(よく子供用のお寿司に刺してあるのを真似して)を。
もちろん、スイスと日本は欠かせません。
日本から自家製味噌とカツオ出汁スティックも毎回持ってきます。
野菜を数種類のお味噌汁も毎度ながらに大人気!
今回初めて重鎮豆腐も持参しましたが、スイスで売ってるのはもっと固い
そうで、(そもそも大きなお店などじゃないと売ってない)好評でした。
スイスではお寿司は高級品。今回もみなさんに喜んでもらえて、少しは恩返し
できて良かった。
エリカ(お母さん)の趣味は乗馬。
三人お娘たちも全員乗馬ができ、特に三女は馬小屋付きの家を買い、
馬を2頭飼っていて、しょっちゅう大会にも出場してます。
雨の日曜日、エリカの馬が楽器演奏のグループ(うまく説明できない)
の練習に行くからと、見学させてもらいに行ってきました。
室内の練習場で、これだけの数の馬と人間がいるのに、馬は静か。
不思議なくらいです。
老若男女、馬のサイズや色も様々。馬で揃って歩くのも技術がいるのに、
大きな太鼓と金管楽器の演奏に感動してしまいました。
楽器なしで、馬を音に慣らすだけの人もいて、馬も興奮気味でしたが、
ものすごい数の練習を重ねて、パレードができるまでになるわけです。
本番はバーゼルで、多勢の人が集まる場所で行うようで、一度見てみたい!
興味持って静かに見てられるか不安でしたが、たいそう感動していたようで、
絵に描いていました。
その絵がこちら。
ブルーの上着がエリカ。馬の名前はショコラ。
知り合いの女性に馬を貸しています。
当たり前のように、自家用車に馬運車をつけて(2頭のせてる人もたくさん)
みなさん手馴れてます。
今回は、滞在期間24日のうち、雨が降らない日が4日くらいしかなく、
非常に残念。楽しみにしていた乗馬もこのままでは念願叶わないまま。
でも、スイスの森を森林浴しながら外乗したり、ユラの山を一日かけて
縦断したり、そんな夢のような思い出を思い出すだけでも、幸せです。
Niederbippに3ヶ月前にお花屋さんが新しくオープンしました。
以前はアンティークやリサイクル品を置いているお店で、なかなか
面白かったのですが、やはりお花屋さんは素敵!
しかも、サンドベージュやグレイ、白を基調にしたハイセンスのお店。
さっそく、エリカ(お母さん)の誕生日用にお花とキャンドルを購入。
スイスは物価が高くて仰天することが多いのですが、お花もそう。
バラ一本(すごく大きくて、草丈も長いのですが)600-700円くらいします。
バラ一輪でも立派なプレゼントになってしまうほど。
アレンジメントはちょっとした小さいものでも3000円くらい。
入り口のドアの両脇いぶら下がるオリーブのリース。
キャンドルもどれも素敵な色合いで迷ってしまいます。
まだまだ日本のキャンドルメーカーには頑張ってもらわないと!
感じの良い女性が一人で切り盛りしているよう。
息子に真紅のバラをプレゼントしてくれました。
バスケットとオアシスは日本から持参して、
エリカのバースデープレゼントの完成。
毎週土曜日は、直売所で販売するパン焼きの日です。
研修生の頃は週に二度パン焼きがあり、4時起きでしたが、大好きな
仕事でした。
10年経っても、実体験を通して学んだことは体がちゃんと覚えていて、
手がどんどん動きます。キャベツの調整も、エンダイブの収穫も、
パン焼きも。生地を分割するのもほぼ狂いなし。
息子も前回来た時手伝ったので、ずいぶんと張り切っていました。
‘世界一美味しいパン’
初めてこの家のパンを食べた時に感じたことですが、
今も変わりなく、そう断言できます。
リンゴはどれも不格好で丸かじりサイズ。大半がボケボケでも
おかまいなし。でも、なんだか愛らしい。
野菜は約半分が自家栽培。
サラダ用の葉ものは、日本より種類も豊富で楽しくなります。
サラダ用カット野菜は、スーパーでもすごい品揃え。
こちらは先日見学に行った直売所。
りんごジュースのパッケージデザインが可愛い
スイスでは、ゲージ飼い禁止のため、全て平飼いたまご。
一個50-60ラッペン(50ー70円位)と高めですが、美味しい。
とても大胆な巨大なトマトのハート。
息子が悪さ(一個とったら全て崩れてしまう)しないかヒヤヒヤでしたが。
次女ラーヘルが、12歳のティムと5歳のミルタ(9歳のロミーはスキー合宿で不在)
と一緒に、私たちのために蝶の昆虫館&ミニ動物園へ連れて行ってくれました。
あたり一面農地が広がるKerzersケルツァス。ティムとロミーは遠足で来たそう。
40×14mの巨大温室ドーム。
行くまでは半信半疑だった息子も、一気にエンジン全開!!
ドーム型の温室は半袖でいられる暖かさ。
真っ暗な温室もあり、そこでは夜行性の動物や蝶々を見ることができます。
60種類を越える、1500の蝶々がヒラヒラと来場者の周りを飛び交います。
シンボルにもあっているp鮮やかなブルーの大きな蝶など、世界中から。
フィリピン、マレーシア、タンザニア、コスタリカなどから、120を越える
熱帯植物も見事なトロピカルガーデンを作り上げていて、まさに異国。
夜行性コーナーは、真っ暗で撮影できませんでしたが、
スイス初‘カニアライグマ’やコウモリ、ナマケモノなんかもいました。
5歳同士、微妙な距離感を保ちつつ。。
枯葉のような蝶々も。
卵やサナギコレクションもなぜか美しい。
ニセモノみたいな体長25cm以上の巨大蝶々。
私たちが滞在しているのは、スイス・ベルン洲(スイスの首都ベルンまでは1時間)
のニーダービップ。標高468m人口約4500人のうち、18%が外国人。
フランスとの境でもあるジュラ山脈(ドイツ語では、ユラ。石灰岩主体の堆積層が
地質学術的にも価値があることから、ジュラ紀の語源にもなっているそう。この
石灰岩のおかげで、カルクが多いのも悩みで、水回りのお掃除が大変です。)の麓。
こちらに来てから2週間になりますが、雨女のせいか雨ばかり。
晴れたのは2,3日。それもこの辺りの冬はユラがあるため半日以上濃霧に覆われて
いることが多いんです。雪もたった一度降っただけ。それも雨に変わりすぐに溶けて
しまいました。この冬はスイスも異常な暖冬で、塩尻とほぼ同じ気候のニーダービップ
も、氷点下になることがほとんどないほど。山に雪もなく、スキー場は例年の40%ほど
しか雪がなく、トラックで雪を運んでくるなんてことまでしているようです。
スイス人は、自然と上手に付き合っているように思います。
数時間でもお日様が出れば、トレッキングや自転車、乗馬、ジョギング、お散歩など、
家族やパートナーと外へ繰り出す。直訳すると「お日様を楽しむ」というような言葉
がよく登場します。次女ファミリーはまさにアウトドア派!数時間でも晴れれば、車
で5分ほどの山まで行って、ちょっとしたトレッキングをします。
原種のクリスマスローズがたくさん自生していて感動!
自転車が趣味の人もたくさんいます。
山に来た人にまで、こんなサービス。
夕暮れ時にはキャンドル点灯したら素敵でしょうね。
さらにはバーベキューまで出来ちゃう。
息子は張り切って、木や葉っぱや石で調理し、テーブルに並べて
おもてなししてくれました。
スイスは、ちょっとした散歩道でも森でも山でも、ちょっと休みたいと
思うような場所に、真っ赤なベンチがあって感激します。
日本もぜひ真似していただきたいと思うところ。
そこで、子供たちと飲み物やリンゴ、クラッカーなど食べるのが定番。
スイスの景色は本当に美しい。
美しすぎてつまらないと言う人もいましたが。