山屋‘八重咲き水仙を楽しむ会’

4/7(日)に行った、山屋‘八重咲き水仙を楽しむ会’の様子です。


4月に入ってから、雪や寒さで花の蕾も思った程ふくらまず、水仙がなんとか当日に間に合い、ホッとしました。お天気も午後のその時間だけピンポイントで傘マークがついていて、雨女パワーよ収まれ!と念じていたら、午前中にパーッとひと雨降られましたが、午後は薄日が差し、無事に水仙摘みができました。
松本では昨日あたりから桜が開花。塩尻は、本当に日当たりの良い場所で数輪咲いているのを見かけるくらいで、塩尻に桜色が広がるまではまだ数日かかりそうです。

ビビットな色合いに元気が出る水仙のブーケと、春のミニミニブーケを作った後のカフェタイム。楽しいおしゃべりのお供はチョコバナナタルト!焼きあがったのがギリギリになってしまい、まだ冷めて固まっていませんでしたが、ほんのり温かいのも好評でした。春らしくイチゴと芽吹いたばかりのミントを添えて。来てくださった皆様、ありがとうございました!

bulb culture

毎年、庭の球根植物がでてくるのが待ちきれなくて、こんなふうに室内で球根栽培を楽しんでいます。ガラスの器にアイボリーのチューリップとヒアシンス。ちょっと寒々しく見えるかもしれないけれど、派手な色が多い球根植物の花でも、白だけ選べば品が良く、夜のライティングにも映えます。ヒアシンスの甘い春の香りで幸せな気持ち。

Snowdrop

今よりもっと殺風景だった2月から咲いているスノードロップ。
和名は、雪の花、待雪草。
英名のdropは、17,18世紀頃、女性が身に着けていた耳飾り(drop)に似ていることによるそう。
また、雪を突き破って咲き出ることから、フランスではperceneige(pierced snow)といい、気温が下がる夜明け前は、昼間の温もりを閉じ込め、花の中は2℃高いそうです。早春にいち早く咲くところから、花ことばは「hope希望」。
<白い花の伝説>
天地開びゃくのおり、空には青、雲には灰色、土には黒褐色、木には緑、花にはあらゆる色といった具合に、あらゆるものは色を与えられた。そこで雪はおずおずと神の元へ参上して「私にいただく色はもうなくなりました。私は風のように人目につかないものになってしまいます」と訴えた。すると創造主は「花ならどんな色でも持っているから、色をひとつ分けてもらいなさい」と言い渡した。けれど、どの花にあたってみても、そのきらびやかな色を分けてくれるものはいなかった。しょんぼりと帰ってゆく雪の姿をみたsnowdropは、If my white color be of any to you,you are very welcome to it.とささやいた。以来、雪は冬じゅう、この気前のよい可愛らしい花を守り温めているのだという。

Christmas Rose

遠目に見て、紙か何かが落ちているのかと思ってしまうのは毎年のこと。
いつの間にか、庭の純白のクリスマスローズがちゃんと咲いていました。
ご近所の、とても日当たりが良い所では、毎年一番乗りのムスカリやクロッカスが顔をのぞかせ、サンシュユ、マンサク、梅などの花木も花を咲かせる3月です。昨日は久しぶりの雪景色、今日は厚手の上着を脱ぎたくなるような陽気。息子の小学校では、もう終息したと思いこんでいたインフルエンザで学級閉鎖になってしまったクラスがあり、今日行われる予定だった「6年生を送る会」は延期になったとのこと。人間の世界では、心も体も忙しい3月ですが、植物たちは健気に各々のリズムを刻んでいます。

立春

ここのところは、やっと美しく降り積もる雪が降ったり、冬でもなかなか凍らない田んぼの周りの用水路(平出の泉や山からきれいな水が常に流れている)も表面が凍るほど冷え込んだりと、真冬らしい気候でしたが、「立春」の昨日2/4は、なんと各地で春一番の知らせ!
長野県は海がないために「春一番」とは言えないそうですが、10℃近くまで気温が上がり、いつも通り着込んで朝の犬散歩に出かけたら、気持ちが悪いくらいの暖かさでした。近所の梅は1月上旬にちょっとしわくちゃのまま咲いていたし、年々おかしな気候になっているように感じます。

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秋のうちに植えておくヴィオラは、冬の寒さにじっと耐え、その姿は可愛そうなくらいですが、春になると驚くほど株を広げ、春植えとは比べ物にならないくらい旺盛に育ちます。植物たちも誤解してしまいそうだけど、まだまだ冬。もう一息頑張って、春を迎えてほしいと思います。

冬のコンテナガーデン

こないだまで暖かすぎて12月とは思えない日々だったのが一転、
今週は身も凍える寒さに「こうでなくっちゃ」と思う反面、しばし
楽をさせてもらえた分の反動が大きく、もうこれ以上着込めない程
厚着をして過ごしています。

最低気温は氷点下5℃以下。山屋の庭も凍りついてしまいましたが、
軒下の冬の寄せ植えたちは元気。寒さに弱いものは朝晩出し入れが
必要ですが、この寒さにも耐え健気に佇む草花を眺めれば、こちら
も頑張らなくては、とエネルギーをもらっています。

中でも早春の鉢花の代表格とも言えるヴィオラやパンジーは、
痛々しいほどに凍みていても、ちゃんと生きています。
年内に植えたものは、根張りも良く、春になってからの生育が
3倍くらい旺盛になるので、我が家は主に秋植えにしています。

朝方凍っていても、お昼や夜のテーブルに瑞々しい色どりを与えて
くれる、ベビーリーフミックス。わずか数枚だけでも味が濃厚で、
元気がでるサラダになります。

Bryonopsis laciniosa

いつも生花店で見つけると買わずにいられなかったこの可愛い実の正体は
沖縄スズメウリ。ここ最近はグリーンカーテンブームの影響もおおきいのか、
苗も見かけるようになり、何年かトライしていましたが、いつも雑草に負け、
長雨に負けていました。が、今年!やっと理想通りのつるについた実が収穫
できました!マルシェでディスプレイしていると、みなさんの目に留まり、
「何これ、可愛い!」「スイカみたい!」など、反響大。
沖縄では自生しているそうで、一年草のつる植物。原野や水辺に生える雑草?
と記されています。よく植物界では、大きいものをカラス、小さいものには
スズメを用いて名前が付けられていて、からすうりより小さいスズメの卵に
見たてたことから名づけられたそうです。この実はニガゴーヤとも言われ、
とても苦く毒があるとか。実は次第に緑→黄色→オレンジ→赤へと変色して
それもまた綺麗ですが、このグリーンの実を垂らして飾ったり、フレッシュ
リースに使ったりするのが好きです。

Garden & Garden 2018冬号

ガーデン&ガーデン冬号が発売されました!私の四回の連載の最終回、今回はリースや、お菓子って作りなどをテーマにした内容が載っています。表紙も秋らしく、今までで一番好み。庭、植物、ヘルスケア、クラフトから料理に至るまで「庭のある豊かな暮らし」をサブタイトルに、様々な情報や素敵な実用例など、美しい写真と共に紹介されています。ぜひ、一度ご覧ください!

明日10/21(日)は松本ラボラトリオのマルシェです。先月おやすみしてしまったので久しぶりの出店。リースやニット小物、それから恒例のガーデン山屋オリジナルカレンダーも少しですが、持っていきます。秋晴れ予報ですので、ぜひお出かけください!11-15時頃までやってます。

 

リコピンパワー

この夏の降雨不足。
雨よけもしていない山屋のトマトたちにはラッキーな夏でした。
畑で熟したトマトは雨に当たるとすぐに割れてしまうし、株自体も病気に
なりやすいので、9月の台風と長雨で、一気に終息へと向かっています。

近所の直売所で毎春販売する、イタリアのトマトの苗数種類。
形はへんてこりんですが、加熱するには最適なので真っ赤なトマトソースに。

 

 

 

 

 

大玉トマトは、重いし、割れるし、雨よけなしの家庭菜園では難しいので、
山屋では、中玉トマトと4色のカラフルなミニトマトと、加工用トマトを栽培。
しかし、今年は中玉トマトの苗購入したはずが、できてみたら大玉品種!
こちらも、雨が降らなかった盛夏にはそれなりに収穫することができました。
夏はおやつ代わり、冬場は夏のリコピンパワーを封じ込めたトマトソースで、
いつも元気を与えてくれるトマトたち、今年もありがとう!

2018年の夏

いったい、塩尻では何日間雨が降っていないのでしょうか。
ここ数年は、真夏日には毎日のようにやってきたゲリラ豪雨や雷にうんざり
していたのに、雷さえ鳴らず、雲も出てきません。でてきたとしても、どこ
か別の場所で局地的な雨を降らしています。


元気なのは、雑草だけ。さすがにここまで乾燥した酷暑が続くと、花も野菜
もぐったりしています。けれども、農薬を使わない山屋の畑では、雨がないおかげで病気の発生が少なく、逞しい元気な夏野菜がそれなりに収穫できています。そして、そんなエネルギッシュな野菜をもりもり食べて、毎年夏バテ知らず!いくら暑くたって、朝市出店でヘトヘトだって、負けてなんかいられません。

今週末の原村朝市は11(土)~お盆中は出来る限り出店したいと考えています。