冬の特産物

今キッチンで干されている信州産のしいたけとキクラゲ。
乾くとビックリするくらい小さくなって、ちょっとガッカリするのですが、
栄養分はたっぷり。
外仕事ができない分、この時期にしかできないこともけっこうあるんです。
キノコに限らず、ドライフラワーだってそう。
本当はヨーロッパみたいに夏も湿気がなければ、庭の花を端からドライにできる
のに、残念ながら日本の夏は蒸し暑い!
よっぽど風が通る猛暑日とか、乾きやすい花材ならうまくいきますが、たいてい
は日陰の室内でドライフラワー用に除湿機を設置して庭の花を乾燥させています。
今みたいに湿度が低く、暖房している状態はドライフラワー製造にモッテコイ。
花屋さんで、赤やピンクなど、普段手にしない色のスプレーバラを抱えていると
なんとも落ち着かないのですが、それらをこの時期にせっせと乾燥させて、花材
をストックしています。短時間でドライになるので、キレイな色に仕上がります。

冬の特産物。日々製造しております。

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山屋アイスキャンドル

先日、遅ればせながらの山屋新年会を行いました。
数年前からの夢だった山屋アイスキャンドルを実現したい!と思っていたら、
この時期にまさかの春のような陽気。連日プラス10℃ほどになり、当日は雨。
まったく意地悪な天気!と本来なら氷点下にならないなんて喜ぶはずがこの日
ばかりは恨んでいました。
それでも、知人の協力のおかげで山屋アイスキャンドルが灯り幻想的な景色に。

よりによって、カメラの不具合と忙しさにより、アイスキャンドルが並んだ光景
も、お料理も、写真に残っておらず…勿体なかったなぁ。。

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姫リンゴを入れた氷を土台に

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バナナのタルト

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厳しい寒さを楽しむために

先日の朝の気温、マイナス13℃。朝のキッチンは1℃。
塩尻でも、木曽の入口に近く風通りのよい山屋は、一段と寒いようです。
相変わらず、家の花瓶の氷は解けないまま、お花はフリーズドライ状態でやけに美しさを
保っております。

塩尻の冬も七回目。そろそろこの寒さに驚くこともなくなってきましたが「寒い、寒い」と
言いながら、容姿も構わずものすごい厚着をして過ごすのも、案外楽しかったりします。
冬でもポカポカの快適な住まいは、もちろん羨ましいけれど、ここまで四季を体感しながら
暮らせるのも貴重な体験。全然風邪を引かないのもありがたいこと。

スイスのお家では寒い冬でも赤ちゃんに厚着をさせ、ベビーカーごと外にしばらく放っておい
てお昼寝をさせたり、ベビーカーを押して一時間以上散歩をしたり、冬の外気浴は昔から伝わ
る健康法だそうで、北欧でも似たような健康法があると聞いたことがあります。
日本人からみれば、かなりスパルタな感じがしますが、たしかに赤ちゃんも気持ち良さそうに
寝ていたり、外に出たらご機嫌がなおったり。研修生だった私は、よく真冬の散歩を頼まれて、
ベビーカーを押しながら、延々と歩いたことを思い出します。

そんな経緯もあり、今の生活でもシュピの散歩や息子との雪遊びで、真冬でも外に出る時間を
作るようにしています。肌を突き刺す朝のキンキンに冷え切った空気で一日の元気をもらって。

まだまだ続くこの寒さをいかに楽しく過ごすか。そう考えるとワクワクします。
この冬は大根をたくさんいただいたので、年末切り干し大根に挑戦したのですが、あまりに
瑞々しくってすっかり凍り付き、更にはしまい忘れて雪の下に…
気を取り直して、昨日はアドバイス通り軽く茹でて水分を飛ばしてから干すことに。
輪切りと、帯状に切ったものとの二種類。果たしてうまく凍み大根ができるでしょうか…

薪ストーブを活用。3時のおやつは焼きイモ!

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新しい年の始まりに

新年明けましておめでとうございます。
いよいよ2014年が始まりました!

今年の山屋は一体どんな年になるのでしょう。
みなさんの2014年は、どんな年になるのでしょう。

色々な思いを抱えながらも期待をふくらませる新しい年のはじまり。

昨年は『出会い』の年でした。
今年は、そのかけがえのない出会いの幹から枝を伸ばしたい。
感謝の気持ちを忘れず、支えてくれる人たちへ恩返しの意味も含めてもっと大きな一歩を
踏み出せるように、気持ちを強く持って。

2014年がみなさまにとって、笑顔あふれる一年でありますように。
本年もよろしくお願い申し上げます。

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自家製鏡餅はバランスをとるのが大変!

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縁起物の栗と柿。南信州名産の干し柿‘市田柿’は宝石のよう。

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息子もオレンジジュースをお猪口に入れて乾杯!

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今年は明日から新春マルシェがあるので、のんびりしていられないのが残念!

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三日間かけて煮た大好物の黒豆

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山屋の土間には枝垂れる花餅がよく似合う。

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山屋餅つき大会

年末の恒例行事、山屋の土間で餅つき大会。
友人家族が、水につけた餅米から杵、臼、何から何まで持って来てくれて、
ウチは場所と食事を提供するだけで毎年美味しいお餅にありつけて、なんとも有難いこと。
今回は最多人数参加、大人9名、子ども4名で大にぎわい!
みんなでついて、おこたで暖まりながらつきたてお餅入りのお雑煮やからみ餅を
食べて…子どもたちも本当に楽しそうでした。
子どもたちが0歳の時から始めたこのイベント。
来年はもっと上手につけるようになっているんだろうな。楽しみ!

代々受け継がれてきた可愛らしい臼と、大人と子供用の杵。

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薪ストーブもフル稼動!

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コロコロ、みんなでお昼用のお餅を丸めて。

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いい香りが土間に広がります。

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息子も子供用杵で参戦!
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アツアツのお餅、手返しもけっこう大変。

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シメは決まって、ウグイスきな粉餅でお茶会を。

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ある冬の日のランチ

築180年の山屋の冬。
最近では、この厳しい寒さが面白く思えてくるほどです。
夏は冷房いらずの快適な住まいですが、冬の寒さには…
オモチャのような薪ストーブでは、とても太刀打ちできません。
そんな訳で、灯油ストーブの上でポトフやスープ、鍋物やお豆を煮たり、
豆タンこたつの中でパン生地を発酵させたりと、冬ならではの調理法を
楽しんでいます。こういうこと考えたり試してみたりするのも面白くて。
野菜いっぱいの熱々のスープや焼きたてのパンやフォカッチャが並ぶ、
冬の日のランチはとてもしあわせ。

先日三色のカリフラワーをいただきました!
食べてしまうのがもったいないくらいに美しいけれど、寒さにあたった絶品カリフラワー。

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我が家の野菜いっぱいのスープは、常に5〜8種類の野菜が入ります。
新鮮な野菜たちのエネルギーが詰まったスープは元気の源。

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頂き物の‘ラトヴィア産スモーク小イワシのオイル漬け’を使ってみたくて閃いたのは、
全粒粉のフォカッチャ。生地にハーブを練り込み、自家製のセミドライミニトマトの
オイル漬けとオリーブを彩りに。アンチョビよりも食べ応えのある小イワシ。
ヘルシンキを思い起こさせた、北欧風のフォカッチャでした。

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Frohe Weihnachten 2013!

クリスマス、おめでとう!

ホワイトクリスマスではないものの、先日の雪が残ってガチガチに凍っている塩尻。
イヴの夜の気温、−8℃。
サンタクロースもトナカイも凍ってしまいそうな夜です。

でも心はあたたかく、大好きなクリスマスを今年もこうして平和に迎えることができ
ること、幸せに思います。
毎年、クリスマスまでにやりたいこと、飾りたいモノ、アイディアはたくさんあって、
半分も実現できずに過ぎてしまうけれど、今年のクリスマスは一度きり。
毎年毎年のクリスマスが、大切な日であり、それぞれに良い思い出として残っています。
息子はクリスマス=雪、イルミネーション、夜…と考えていて、サンタクロースは小人
さんだそう。彼にとって、今年のクリスマスはどんな思い出になるのかなぁ。

みなさんは、どんなクリスマスをお過ごしでしょうか。
2013年も残り一週間。たくさんの笑顔とともにこの一年を締めくくれますように。

ツリーは断念して、大ぶりのモミの枝に息子と飾り付け。今年はアンティーク調に。

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先日の朝、私のジムニーにかけてあった最高のクリスマスプレゼント

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慌てん坊のサンタクロースが大好きな宿り木を届けてくれました!

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大好きな宿り木。
寄生して木を枯らしてしまうこともあり、厄介者にされる宿り木。
ヨーロッパではクリスマスに登場する伝統ある植物で馴染みぶかく、
直売所やマルシェで売っていたりもします。
日本では入手困難で、花屋さんでも滅多に並ばず、信州では高い木の
上にあるのをよく発見して、いつも羨ましい気持ちでいっぱいでした。
クリスマスに宿り木を。その念願が叶った2013年のクリスマス。
本当に嬉しかった!

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息子が甥っ子へのクリスマスプレゼントにと描いたクリスマスの絵。
大きな雪だるまと、キラキライルミネーションの楽しい世界。

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2013山屋のクリスマスリース

実は…お恥ずかしいことに、我が家にクリスマスリースを飾ったのは数日前。
ありがたいことに、各マルシェや委託で販売させていただいたり、今年一年の
感謝の気持ちを込めてお世話になった方に送ったりで、なかなか我が家の分まで
たどり着けませんでした。それに、やっぱりイメージというのは大事で、コレは
あの方へ、あのお店へ、といった具合でそのへんの妥協はできません。
だから、我が家に飾ってしっくりいくものというのもありまして…
今年は、可愛いクラブアップル(小さな観賞用リンゴ)が入手できたので、それを
中心に、カンガルーポーやユーカリなどを散らして、ワイン&シルバーのモミの木
リースにしてみました。大きさも直径50cmほどと、大きめ。
これでやれやれ、と思いきや、もうお正月飾りの準備をしないと。

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色んな種類の材料を使っていると、とてもワクワクします。

使った花材は全部で15種類 20131221-235637.jpg

斑入りのヒイラギもポイントに。ワイン&シルバーは大好きな組み合わせ。

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お店屋さんごっこ

先日、知り合いが山屋にぴったりの素晴らしい拾いものを、軽トラに乗せて来てくれました。
その時は暗がりだったけれど、なんとも言えない可愛い姿に一目惚れ。
絶妙な大きさと、真ん中より右についた引き手、中は木製で見た目のわりにすごく重たいボディーと、ペンキのはげ具合・・・
何のためのものなのか謎ですが、何しろ可愛いくて、ガーデンウェディングの余韻を楽しみつつ、一役終えた色とりどりの役者たちを家の前にウキウキしながら飾っていました。
すると、興味津々で近づいてきた息子も、ルンルン気分でお店屋さんごっこ。
美味しいお料理のためのお買い物を何度も何度も嬉しそうにして、小さなカゴをのせて彼の外遊び用の車で配達もしていました。

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車で配達!

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あっという間に品薄になってしまい、また一からやり直し。先ずは苔を敷いて。

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今年最後のバーベキュー

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先日、総勢9名のバーベキューランチをしました。
おそらくこれが今年最後のガーデンバーベキュー。
いつもは夕方〜深夜になってしまうのですが(キャンドルライトのバーベキューも素敵ですが)もう夕方には寒くなるし、やっぱり昼間は明るくていいものです。
今年の定番‘玉ねぎの丸焼き’(まるごと玉ねぎを外側が黒くなるくらい、じっくり時間をかけて焼く、というか、ほったらかしておくと、甘くとろーりとろけるスイーツみたいな玉ねぎに)から始まり、まだまだ元気な夏野菜(直売所で買った鮮やかな紫と白のイタリアのなすが美しかった)にお肉、スモークサーモンのサラダと完熟カボチャとくるみのサラダ、そして初挑戦のオニオンブレッド。食後には、お友達が和栗のロールケーキを作ってきてくれて、栗好きにはたまらない贅沢なデザートに感激しました。

昨日はおとといより10℃ほど下がって、最高気温が16℃くらい。北風ピューピューで寒くて冬みたいな完全装備をしてしまいました。バーベキューなんて夢だったみたいに。
次の夏まで、ガーデンバーベキューはしばしお別れ。今度は、閉鎖中の囲炉裏を復活させて、キノコ汁を囲まなきゃ!