Knollensellerie根セロリとKarottenニンジン

根セロリやニンジンが次々にバロックに収穫され、シュヴァルツ家に運ばれてきます。畑の作業は見ることはできませんが、トラクターやフォークリフトが行ったり来たり。そんな光景を見ては息子は手を降り、大はしゃぎ。前にも紹介した通り、この様に泥付きのままバロックに入れ、巨大冷蔵庫に5段重ね、春まで注文に合わせて出荷調整をします。ニンジンは、日本のニンジンは作り物のように太くてキレイですが、こちらでは細いのやら曲がっているのやら色々。そんなところからみても、日本の農作物は世界一と言えるほど、野菜も果物も立派で美しい。けれど、その影には計り知れない努力と規格外商品があるのでは、とついつい考えてしまいます。
根セロリは、日本のセロリよりも強烈な香りですが、スープや煮込みに入れると風味と甘みが絶妙です。日本のセロリも時々見かけるけど、こちらで言うセロリとは、この根セロリのこと。通年欠かせない野菜です。シュヴァルツ家では根セロリだけのサラダは作るけど、ポタージュは作らない様なので、根セロリのポタージュを作ったら「お店の味がする。これはなんて言うスープだ?」とシェフが感激してました。以前東京のスーパーで見かけたことがあるけれど、一つ600円位してびっくりしました。ぜひとも自分で作ってみたいと、スイスから種を買って帰り挑戦してみたけれど、発芽はしてもその後の生育が遅く、結局収穫には至りませんでした。シェフに聞いたら、根セロリは最も時間を要する野菜(約7ヶ月)だそうで、種から育てるのは温室やらハウスも必要で手間がかかるから、苗を購入し、植えているとのこと。いつか山屋でも収穫できる日が来ることを願って、再チャレンジしてみようかなぁ。

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