2016年も、あと数日で1/3が終わろうとしています。
スイスでの年越しから4ヶ月。
月日の流れの早さに恐怖心さえ抱きつつも、
この4ヶ月間、色々なことがありました。
中でも今月は、特別慌ただしい月。
息子の入学式から始まり、職場は新メンバーでの新年度、
庭や畑はもちろん、自然界の植物も全てが急激に動き出す4月。
心も体も、なかなかついてゆけずにどこか無理があって、
突っ張ってしまったり、焦ったりしやすい時期ですが、
心身ともに健やかに毎日を過ごせるように心がけたいですね。
一番好きな花は?と聞かれたら、迷わず答えるのが‘バイモユリ’。
ユリ科バイモ属(黒百合などフリチライアの仲間)の半蔓性多年草で
中国原産で300年前に日本に渡来したとされる貝母百合(バイモユリ)は、
咳止め等漢方にも使用されます。
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一輪でも絵になる凛とした美しさや、どこか儚い可憐さを併せ持つ、
とても魅力的な花です。元は茶花として扱われていましたが現在では
早春にお花屋さんで見かけることも増え、洋風のブーケやアレンジ、
鉢植えでも出回っており、重宝されています。
若い頃から、地味なこの花が一番好きだなんて、変わり者でしょうか。
色合いといい、クルンと丸まった葉先、何から何までが好み。
大好きな花が群生する庭を見た時、この家に住む運命だったと思ったほど。
別名アミガサユリ。うつむき加減の花の内側は黒紫色の網目状の斑紋があり
編笠百合と呼ばれています。ルイ・ヴィトンの市松模様みたいで不思議。
また、鱗茎が二枚相対しているの貝のような鱗片は、一枚が包み込むような
形をしていることから、貝母百合と名付けられたようです。
水仙との相性も抜群。
山屋の春の役者たちに元気をもらって、長距離走の始まりです!
庭のこごみやたらの芽も、例年より早い収穫。
庭で、春の山菜が採れるなんて何とも幸せなことです。
たらの芽は、棘がたくさんあり、収穫が大変。
でも、天ぷらの味わいは格別です。
先日の松本でのマルシェは荒天で、これしか写真が撮れませんでした。
マルシェで売る時は、こごみもちょっとおめかし。
先日は、息子と宝探し感覚でこごみ採りをしました。
息子がひとつずつ、大きな声で数えてくれたら196個ありました。
こごみの収穫ピークは越してしまいましたが、本日これから
松本アルプス市場さんにごく少量、納品してきます。
直売所では、残念ながら色々規定があるので、ラッピングも
個性を出せませんが、ガーデン山屋のバーコード貼ってあります。
春の味覚を、ぜひ召し上がれ!
4/10に行った「八重咲き水仙を楽しむ会」の様子です。
ちょっと予想していたよりも早くに水仙が咲いてしまい焦りましたが、
お天気にも恵まれ、終盤の水仙摘みも実行できたので良かったです。
北は長野市から、南は山梨県北杜市まで、遠方からお越し下さった方々、
ウォーキングがてらに、とご近所からのお客様も。山屋へ来た市内の方は
決まって「塩尻にこんなところがあるなんて」とおっしゃいます。また
ブログをご覧になり「もっと山の方かと思ったら、街中からのアクセスが
良い」と言う声も。私にとっては「イイね!」やネット上のコメントより
こういった生の声、お客様の笑顔やその時の雰囲気がとても大切です。
いつも、期待を裏切ってしまってないかとか、がっかりさせてないかとか
内心ハラハラしつつも、ありのままの山屋、自然体の私であり続けたい。
格好をつけたり、構えたりすれば、相手も緊張するはず。
私自身が、身近な人々が、居心地が良くリラックスできる空間であれば、
おのずと初対面のお客様にも居心地がいいのではないかな、と思います。
タラの木の棘に気をつけながらの水仙摘み。
ずっと、「古くからある八重咲き水仙」としか認識していなかっった
この水仙ですが、名前を聞かれて気になって調べてみました。
Double daffodils L var Von Sion
ダブルダッフォディルで八重咲き水仙。 ‘フォン シオン’というのが品種名。
日本では戦前から植えられており、本来は黄色のはずが、ウイルスによる
花色変化で、緑色に劣化した株が多く見られるそうです。
でも、その緑色がなんともビビットで、個性的!
以前はまだ赤ちゃんだった娘さんも、すっかりお手伝い。
楽しそうでホッとしました。
おまけの、春のミニミニブーケ作りも、みなさんワクワクしながら
上手に作ってくださいました。
春らしいブーケ2種。
今後も、季節を存分に感じられる様なワークショップを通し、
楽しくゆったりとした時間をここで過ごしていただけるように
不定期ではありますが、展開していきたいと考えています。
今回のお菓子は塩尻産春紅玉のノルマンディー風タルト。
素朴な味わいと外見ですが、りんご王国ならではの贅沢さ。
*お知らせ*
・5/15(日)松本ラボラトリオの月に一度のマルシェ 11:00-15:00
・5/22(日)まちなかアトリエ
この八重咲き水仙のドライやシルバーリーフを使ったリース作りをします。
13:30-15:30 お茶・お菓子ツキ 3800円
源池設計室さんの新しい事務所での初のワークショップをやらせていただける
ということで、とても嬉しく思っています。松本は工芸の5月真っ最中。
街中がモノづくりやクラフトフェアで賑わう月です。ぜひお出かけください。
また、第一土曜日の塩尻JAVAさんのマルシェは、しばらくお休みします。
報告が遅れて申し訳ありません。またワークショップやイベント開催も
企画できたらと思っています。
先週の日曜日は、短大の友人の結婚式に招かれました。
結婚式なんて久しぶり。招待された同期とも卒業式ぶりの再会
だったりして、なんだかタイムスリップしたようでした。
2年間、二年生2人と一年生2人での4人部屋の寮生活をしながら、
どっぷり‘園芸’を学ぶ、類い稀な女子短大での濃厚で思い出深い
日々は、いつまでも色褪せることなく、私の中で生き続けています。
そんな短大の仲間が東京から駆けつけ、お花やウェディングケーキを
担当し、お料理から何から何まで手作りの、アットホームな彼女らしい
ウェディング。その演出や新郎新婦の最高の笑顔に、心温まる思いで
私も幸せを分けてもらって帰ってきました。
会場は、彼女の実家がある山梨県白州。ベルガの森という名水公園は
私も数回彼女に誘われてイベントでマルシェ出店した場所です。
塩尻からはジムニーで下道を走ること一時間半。
温暖な白州では、先週末すでに桜が咲きはじめていました。
水仙が咲き出したと思ったら、あっと言う間に黄色いお花畑。
昨日の夕方松本方面に行ったら、数日前は開いていなかった桜の蕾が
一気にほころび始め、中には7,8分咲きの木までありました。
今年は前半の暖冬がきいたのか、一週間ほど色々が早い気がします。
本日も、アルプス市場に納品してあります。
今週末のワークショップまで持ってくれるか、ちょっと心配ですが、
同じ水仙でも早いものから遅いものまで、けっこう長い期間楽しめます。
花芯が淡いオレンジ、八重咲きで黄色い花弁にオレンジの花芯、純白、
房咲き…とこれからますます賑やかになっていくので、色とりどりの
水仙ブーケ作りになりそう。
いずれにせよ、春一番の山屋ガーデンブーケ。元気がでます。
*おかげさまで、10日の『八重咲き水仙を楽しむ会』は満席となりました。
今後もできる限り、四季おりおりのワークショップを計画したいと思います。
平日は別の仕事を抱えながらですので、なかなか思い通りにはいきませんが、
このブログでお知らせしますので、興味お持ちの方はチェックして下さい。
よろしくお願いいたします。