あろうことか、生まれて初めてインフルエンザにかかってしまいました。風邪を引いても、喉や鼻水くらい、発熱なんてもう十年以上なかったので、さすがにちょっと参っています。という訳で、明日の松本LABORATORIOマルシェも、泣く泣くお休みさせていただきます。来月の第三日曜日は、リベンジで元気に出店したいと思っています。よろしくお願いします。
山屋野鳥の会②
前回に引き続き、山屋に集う野鳥の様子です。
今度は純和風の前庭。
ガラスが割れてしまったキャンドルホルダーが、まるで鳥たちのためにあったかのような優れもの。雪や雨でも安心の屋根、中心のキャンドルをはめるところには、不安定なリンゴや洋梨も安定、大きさも丁度いい。
ヒヨドリの食欲といったら!
あっという間に小ぶりの洋梨一個食べつくしてしまいます。2羽で飛んできて、代わり番子に少し離れた位置で見張りをしたり、ケンカしたり、見ていて飽きません。
こちらはツグミ。絵に描きやすそうな柄をしてます。
ヒヨドリとは正反対。時々啄むものの、何を考えているのか、卵を温めているみたいにジーっと動かずに姫りんごに乗っかっていたり、長時間居座っていることか多く、のんびりしています。
前回撮って、名前がわからなかったこちらの鳥は、調べてみたところ“シロハラ”のようです。スズメ目ツグミ科ということで、ツグミ同様おっとり系。
その他には、集団で図々しいムクドリ、我が家では通称“黒ヘル族”の長い尾が美しいオナガ、一年中庭をうろついているハトなど10種弱の鳥たちを身近に見ることができます。オコタにあたりながら、雪景色と野鳥観察。真冬のささやかな贅沢です。
山屋野鳥の会①
2月に入ると、自然界はいよいよ食糧難になるのか、野鳥が山屋に集まってきます。
こちらも、それを知っているので、さんざんディスプレイに使ってシワシワになってきた姫りんごや、飾り用格外洋梨など、前庭と裏庭の定位置に置いておきます。リンゴを剥いた皮や芯も、息子がキッチンの窓から豆まきのように勢いよく投げると、もう木の上や遠くから鳥たちは見ているようで、ピーチクパーチク!
今日はじめていらしたお客様に大興奮! 美しい緑色の小さなこの鳥は、ウグイスかと思いましたが、調べてみると、メジロ。確かに体のわりに白目が大きくて可愛くて、愛嬌があります。
こちらは、私が一番好きなヒヨドリ。
椿の花の蜜や果物が好物で、食べ物がなくなると、集団で花壇の葉牡丹に寄ってたかって突っついたりと、害もありそうですが、このバランスの良い容姿と、可愛らしい顔立ち。たまに、ワックスで整えたかのような粋なヘアスタイル?の子もいてなんだか面白い。毎日訪れ、キッチンの窓のすぐ側まで近づいてリンゴを食べたりと、警戒心は弱いようです。
他にもまだ数種類訪れる鳥たちがいるので、またご紹介します。
毎年恒例
もう一カ月前のことになってしまいましたが、
毎年恒例‘山屋餅つき大会’を今年もやりました。
大人7名、子供4名の計11名。
男性陣は薪ストーブに薪をくべながら静かにおしゃべり。
女子供はバタバタ慌ただしく賑やかに!
年末はどこの家も忙しいので、新年落ち着いてからやるのが
最近のスタイル。7歳にして餅つき歴8年目の彼らは、すっかり上手に
なり、腰を入れてペッタンペッタン良い音を連発していました。
お友達ファミリーがおばあちゃんの家から譲り受けた
可愛らしい臼と杵など道具一式を持って来てくれます。
寒い山屋も大勢人が集まり、暖房フル稼働でワイワイ楽しく
過ごしていると、身も心もポッカポカに。
ちぎり餅の鶏団子鍋、きな粉、あんこ、おろしとよりどりみどり。
午後16時頃まで続いたお餅つきに、皆夕飯も要らない程満腹でした。
真冬のリース
週末の粉料理研究家
学生の頃から、料理やお菓子作りが大好きでした。
当時から憧れている、堀井和子さんの本は我が家に何冊もあるのですが、
料理スタイリストである堀井さんの世界が特に好きです。
料理はもちろん、食器やテキスタイル、キッチン用品、さり気なくあしらう
草花…。そのどれもがハイクオリティーなのに、肩ひじ張らず、心地よい世界。
フランス語も英語もできて、旅の話や海外生活のエッセイ、写真、イラスト
と、マルチな方なのに自然体。
そんな堀井さんのもうひとつの肩書きは‘粉料理研究家’
その単語が、私にとっては妙に魅力的で、憧れるのでした。
厳冬期は、しばしば週末の粉料理研究家になっています。
そば粉の山屋流信州ブレッド、そば粉入りパンケーキの他、
氷点下10℃を下回るような夜には、おこたで鍋を囲み自家製水餃子
を茹で上げて、アツアツを頬張るなんてことも。
同じ粉でも、和洋中+αそれぞれの粉料理の文化はとても興味深く、
いくらでも試したくなってしまいます。
待望の雪
この一週間は、日本各地を騒がす大寒波到来。
塩尻でも、最低気温-10~12℃、最高気温も氷点下という日が続き、
寒さに震える日々を送っていました。
この冬は、寒すぎて雪も降らないのか、冬休み中も休み明けも雪が
なく、息子は「早く雪で遊びたい」と不満をもらしていましたが、やっと
先週月曜日に待望の雪が降り、子供たち(私も)は大はしゃぎでした。
いつもより早く支度をして、親子で家の前の雪かきをしていたら、
息子が「雪泥棒してきた!」とそれは嬉しそうに、道路の向こう側から
スコップに一杯ずつ、我が家の敷地内に雪をもらってきていました。
「まだ裏の畑にもどっさりあるのに!」と言いながらも、一杯でも多く
雪を持っていたいんだなぁと思ったら、なんだか微笑ましく、つい母も
応援してしまうのでした。
十数年前、スイスの帰りにトランジットで立ち寄ったフィンランドで、
甥っ子(今は彼も高校一年!)のために買った、丈夫なカッパ上下。
息子の元へ舞い戻ってきました。なかなか日本のキッズではない色と
品質。ぜひ、日本でも作ってほしいアイテムです。