Advent アドヴェント

クリスマスから数えて四週前の日曜日から始まるアドヴェント(キリストの降誕祭に備える準備期間、待降節)期間がいよいよ始まりました。本来はキャンドルを4本たてたクランツ(置くタイプのリース)のうちの一本目に火を付ける第一回目のアドヴェントですが、一般家庭ではそこまでやらない家がおおいようで、シュヴァルツ家でも、大きめのキャンドルを真ん中に立てています。
アドヴェント初日なので、教会に行ってきました。息子は礼拝中に隣の建物で預かってもらえるということで、一人礼拝へ。地元のコーラスグループの素晴らしい合唱やあちこちに飾られたリースやキャンドルなどの、クリスマスの装飾、パイプオルガンの音色など…どこか懐かしく、心が清らかになるような気分でした。そして、キリスト教の学校に行ってて(言葉は完全にりかいできなくても進行ややることは変わらない)よかったなぁ、とふと思ったのでした。

写真は直売所ディスプレイの様子。店内は蛍光灯と白壁なので、あまりキレイな写真が撮れないのが残念。秋のディスプレイ同様に、ある材料で、私にしては派手めにスイス人好みに。

20111128-081238.jpg

20111128-081252.jpg

20111128-081300.jpg

20111128-081328.jpg

お隣さんの旦那さん手作りのシラカバで作ったキャンドル。とても温かみがあって、素敵!
私が、パン焼きの手伝いをしにくる奥さん(色々と親切にしてもらっているので小さなリースを作ってプレゼント)に絶賛したら、このキャンドル3本セットのミニチュア版を旦那さんに作ってもらい、お土産にと持たせてくれました。帰国したら早速飾り付けしなきゃ!

20111128-081813.jpg

20111128-081820.jpg

こちらはシェフィンの要望に合わせて作ったもの
森でいただいてきた見事に苔に覆われた枝をそのままぶらさげ、急遽車を走らせグリーンのガラス玉を買ってきて飾りました。

20111128-082056.jpg

こちらもシェフィンが雑誌を見て気に入った樹皮の壁掛け。
本当は秋に仕上げる予定が、時間足らずでやっと二ヶ月後に完成しました。特に、人から頼まれたものだと、なかなか進まず、自分の直感でパパッと勢いで作るもののほうが出来がよかったりする不器用な私。しかも、大きさも形も様々な自然素材相手だと、写真みたように感覚作るのは難しくて、途中で何度もイヤになったけれど、なんとか形にして、色とりどりのグリーンをアレンジしたら、シェフィンもすごく気に入ってくれました。

20111128-082406.jpg

嬉しい仕事

私も、周りの皆も楽しみにしていたクリスマスディスプレイ!先週は、古いグリーンのジープチェロキーに、シェフィンとお友達とロミーを乗せて森へ!侵入禁止の区域も「私たちは農家だから!」という強気なシェフィンの指示のもと、美しい森へ侵入し、度々車を停め、モミの枝や、苔の生えた枝など、車一杯収穫し、家に持ち帰りました。今週一週間かけて、他の仕事の合間合間をみて、直売所と家のクリスマスディスプレイをなんとか終わらせました。(アイディアも飾る場所もありすぎてキリがないので、とりあえずは終了)その様子はおいおいブログにアップしたいと思います。

ロミーは可愛い私のアシスタント!なんでも興味津々でよくお手伝いしてくれます。
真っ赤なリンゴを薄い輪切りにし、地下の洗濯干し場に吊るしました。買ったら高い飾り物も、この家では作れるものがたくさん。

20111127-221027.jpg

20111127-221036.jpg

20111127-221046.jpg

20111127-221052.jpg

20111127-221104.jpg

ちなみにうすいキレイな輪切りは、この業務用のようなスライサーで楽々!
ベーコンやお肉はもちろん、パンでも、硬いかぼちゃやチーズでも、このスライサーは活躍します。家庭にこういったスライサーがあるのも珍しくはないよう。さすがスイスです。

20111127-222334.jpg

こちらは、シェフィンのお友達から注文?(頼まれた)を受けたアレンジ。重い大きな陶器のお皿やキャンドル、飾り物、グリーンなど、カゴにいくつも持ってきてくれ、それらをほとんど使って大きなアドヴェントアレンジを仕上げました。残りの材料で作ったおまけのドア飾りも、どちらも感激してもらえてよかった。

20111127-222435.jpg

20111127-222446.jpg

20111127-222453.jpg

Apfelkuchen リンゴのタルト

夕食によく食べるリンゴのタルト。このてのフルーツのタルトはプルーンやアンズ、さくらんぼなど季節の果物を使います。今回は洋梨とリンゴの二種類をシェフィンの留守中に頼まれて作りました。スイスのスーパーでは、パイ生地やサブレ生地などを冷蔵品としてたくさん扱っています。それがまた美味しく、言うことなし。以前はなかったけれど、最近は気の利いた丸型のものがあり、ただひろげて型に敷き、切ったフルーツをきれいに並べ、軽く焼き、そこにカスタード系のクリームを入れこんがりキツネ色に焼き上げます。2,3カットをぺろりと食べられちゃうくらい重くなく美味しい。
20111127-072655.jpg

20111127-072708.jpg
私の要望どおり、ビーツのサラダを作りました。ビーツなんて、ボルシチくらいしか思い当たらなかったけれど、スイスではメジャーな野菜で、サラダでしか味わったことがありません。完全に柔らかくなるまで火をとおしたビーツ(普通のお鍋だと二時間くらい)の皮を向き、それぞれミキサーの部品を変え、スライスと千切りの二種類を用意。そこに調味料をいれたお酢を注ぎ、キレイなガラス瓶に詰め、冷蔵庫で保存します。食べるときには、ドレッシングや玉ねぎのみじん切りなどを加え最終調整し食卓へ。ボール一杯食べられるほど大好きなビーツのサラダ。ただし、ここまでたどり着くまでには手を真っ赤に染めて、時間をかけて…と手間がかかります。

20111127-073053.jpg

20111127-073117.jpg

20111127-073201.jpg

趣味活動

シュヴァルツ家には9台のトラクター(ジョーンディアやフェンディなど)と3台のフォークリフト、5つのパレットローリーがあります。なかでもフォークリフトはシェフの趣味活動。手のように自由自在に操り、その技術には見とれてしまいます。そして、シェフは発明家!様々な野菜の出荷調整のための機械をはじめ、あらゆるものをまるで車屋さんのような大きな作業場で的確に作り出したり修理したりしています。先日はチャイブやパセリなどのハウスの土が良くない為に、生育が悪いということで、15mのハウスのお引越しでした。こちらも、もちろんシェフの発明品で、ソリのように鉄筋を溶接し、足?をつくり、その上にハウスを立てれば、いちいちハウスを壊さずに、フォークリフトでお引越しが可能なんだと、自慢げに話してくれました。
20111127-070054.jpg

20111127-070134.jpg

20111127-070158.jpg

20111127-070247.jpg

20111127-070309.jpg

20111127-070326.jpg
まるで恋人のような存在のベガ。こうしてシェフの仕事を見守るのが好きなんです。
大きな干し草ロールも軽々トラックからいくつもおろして厩舎へ。

20111127-070417.jpg

20111127-070447.jpg
ティムとロミーもここにいれば飽きることがありません

20111127-070518.jpg

庭仕事

小さな助手たちと落ち葉を集めました。ティムは愛車にハンガー(石などよく積んでます)を取り付け、落ち葉を積んで、丁寧にバックで堆肥置き場につけ、落ち葉をおろします。女の子たちはせっせと掃き掃除に夢中!特におチビ2人組の一輪車は、微笑ましいです。
皆、シェフのことが大好き!

20111124-214143.jpg

20111124-214200.jpg

20111124-214219.jpg

20111124-214234.jpg

20111124-214244.jpg

20111124-214315.jpg

20111124-214327.jpg

20111124-214333.jpg

Solothurn ソロトゥーンの旧市街

以前HESOで紹介した隣街のソロトゥーン。先週買い物にいかせてもらった時の写真です。まだクリスマスムードはそれほど高まってないけれど、半分以上のお店はきれいにクリスマスディスプレイしてあり、普段以上に見応えがあって。
なかでも、このお気に入りの古い食料品店は、いつ行っても変わらず、どれもこれも欲しくなってしまいます。マダムもご主人もとても人柄のいい穏やかな優しい人。写真撮影も快く「もちろん!」と言ってもらえました。この古い家具や建物により一層商品が引き立ってみえます。

20111124-070507.jpg

20111124-070516.jpg

20111124-070527.jpg
20111124-070537.jpg

20111124-070549.jpg

20111124-070559.jpg

20111124-070613.jpg

20111124-070643.jpg

20111124-070657.jpg

20111124-070725.jpg

20111124-070752.jpg

20111124-070759.jpg
お肉屋さんもユニーク!

20111124-070833.jpg

塩分たっぷり

「セルモラ」という、ふっくらずんぐりしたソーセージはシェフの大好物。たいていグリルしてマスタードをつけて食べるのですが、ソーセージ自体もマスタードも塩味がきいてます。シュヴァルツ家の人たちが日本のソーセージを食べたら「塩入ってない!」って言いそうなほど。スイスの人たちは、かなりの糖分と塩分摂取してるように思います。その食生活のせいか、最近誰々がガンだとか、腫瘍ができただとか、そんな話よく耳にします。
さてさて、今日のお昼はそのセルモラにチーズをはさんでオーヴンで焼いたスペシャルバージョン。たっぷりグリーンサラダと(シェフと私は毎回、お皿にてんこ盛り+おかわり少々)ベイクドポテトとカリフラワーのホワイトソース、オーヴン焼きとともに今日もたらふくいただきました!

20111123-080617.jpg

20111123-080612.jpg

20111123-080627.jpg

20111123-080632.jpg

20111123-080638.jpg

ガーデンセンター

先週行ってきたガーデンセンターの様子です。マルクトにしろ、お花屋さんにしろ、さすがは本場のクリスマス!日本でもクリスマスはすっかり大きなイベントとなりましたが、この品揃えには叶いません。クリスマス用品や多種多様な針葉樹の束やアレンジ、寄せ植えなどが並び、カメラ片手に色んなアイディアをこの目で見られることは、私にとってとても有意義なこと。できることならじっくり見て回りたいとこですが、なにしろタイムリミット付きのシェフィンとの買い物だったので、急ぎ足でまわり、小さなクリスマス飾りと、来春蒔きたい種を買ってきました。

20111122-054940.jpg

20111122-054949.jpg

20111122-054953.jpg

20111122-055009.jpg

20111122-055015.jpg

20111122-055031.jpg

20111122-055052.jpg

20111122-055102.jpg

20111122-055117.jpg

20111122-055132.jpg
カラフルな手袋や長靴、子供のガーデン用品も可愛くて、買って帰れないのが本当に残念

20111122-055248.jpg

20111122-055300.jpg

20111122-055309.jpg

20111122-055317.jpg

20111122-055329.jpg

20111122-055337.jpg

Sontag 日曜日

週に一度の休日!日曜日は皆、家にいるにも普段よりちょっとオシャレをします。そしてそういう服は「日曜日の服」と呼ばれ、洗濯やアイロンがけも区別するんです。
研修生の頃は、馬や犬のエサやりや馬房掃除(その代わり外乗も!)農繁期には毎日収穫が欠かせないズッキーニの収穫やら、仕事ありましたが、基本的にはお休み。とはいえ、この家で過ごす限り、料理や片付け、キッチンの掃除など、なんかいつもと大して変わらない気もするけれど、シェフとシェフィンにとっては唯一、気の休まる日。トラクターやフォークリフトの音がしないだけでもずいぶんと違います。時間的にも余裕があるので、日本食や得意料理、お菓子作りをしたり。

8:15 起床(今日は息子に起こされ…)
8:45 ゆっくりと朝食
9:30 お絵かきさせながら、シェフィンのお料理ファイルからレシピ写し
ティッピがキッチン床にオシッコしてしまい、床掃除
11:00 息子とティッピを連れて果樹園までお散歩
11:45 今日は昨日の美味しいお肉のソースが余ってたので、この間冷凍しておいたクノップフリを フライパンでこんがり焼くだけ。それとサラダ。ワインで乾杯!
12:30 後片付け、キッチンをピカピカに。
13:00 息子はシェフに抱かれ、二人してソファでお昼寝!
レシピ写し続き
13:30 息子をベビーベットへ移動
15:30 お昼寝から起き、オヤツ
16:00 やっと霧が晴れ太陽が出たので、ベビーカーで森へ向かって散歩&木の実集めをしていたら、アニタが私たちを見つけ(アニタの家がそことは知らなかった)待ち伏せ。カフェをご馳走になり、息子はオモチャ箱を出してもらい、娘さんたちと遊んでもらい、トラクターのミニカーをお土産に頂いた。日が暮れてしまい、外灯のない道を早足で帰宅
18:00 夕食準備
ミックスサラダ、ペンネ、ツナトマトソース、エビとホタテのポワレ
18:30夕食
19:15後片付け、キッチンをピカピカに。
19:30テレビ観賞
20:30息子入浴、就寝
21:00シャワー、洗濯、部屋の整理
一人の時間
0:00 就寝

昨夜のお花屋さんでの展示販売会のようす

20111121-074246.jpg

20111121-074258.jpg
小さな古い温室が素敵

20111121-074344.jpg

20111121-074352.jpg

20111121-074400.jpg

20111121-074419.jpg

20111121-074451.jpg

20111121-074458.jpg
小さな店内は進めないほど、たくさんの人で賑わっていました。星がきらめく、寒い夜でしたが、
外では、クリスマス市のような演出で、長めの丸太そのものでの焚き火?と、あっつあつのホットワイン、それに何種類もの手作りクリスマスクッキー…寒いスイスの国の人たちは寒さを楽しむのも上手です。

20111121-075006.jpg

20111121-075021.jpg

20111121-075037.jpg
店内はオーナメントと共にアマリリスを贅沢に天井から吊るしてありました。

20111121-075139.jpg

20111121-075156.jpg

Samstag 土曜日

6:20 起床 ★パン焼きの日(一番早い人は2:30出勤。3、4人のスタッフで製造)
6:40 労働者のカフェの用意
焼きたてパンの朝食
7:00 マティーナ出勤(直売所のお店番)
直売所開店準備(いつもの二倍野菜も準備。日本と違って、みな量り売り。品出しの度に切り口をきったり、きたない葉っぱを除いたり、キレイに調整して並べるので 時間がかかる)
土曜日は焼きたてパンを朝食にと、この時間から続々とお客様がやってきます。直売所いっぱい焼きたてパンの香りで幸せ!!
業者さんの注文品準備
8:30 暖炉の灰捨て
キッチン床掃除(念入りな二度拭き)
9:00 息子を迎えに行き、支度をさせ朝食、カフェ休憩
今日もシェフィンが料理してくれた
9:20 玄関から事務所にかけての床掃除。
私たちの部屋の掃除/地下室に洗濯物干し
10:30小さな助手を連れて外回り掃き掃除/生ゴミ捨て
11:30 テーブルセッティング、お昼の準備
12:00マティーナとミリアムとミリアムの彼とで7人で食事。直売所にお客さんがきたら接客
(グリーンサラダ、ビーツサラダ、ポレンタ、大きな牛塊肉のシチュー、ケーキ)
12:45 キッチンをピカピカに掃除。
農繁期以外は午後から休み(それでも研修生のころは毎週パン焼きで4時半から仕事なので、 一日分は働いてることに。。
13:00息子を寝かせ、直売所品出し手伝い
13:30休憩
15:30息子が起き、オヤツ
16:30ジープに給油
シェフィンのお友達の新居見学ツアー。この家のクリスマスアレンジも頼まれる。
17:30帰宅。夕食の用意
18:00夕食
19:00アニタの娘さんが務めているお花屋さんのクリスマス展示販売会へ
息子も乗せて運転手。小さなお店に人がワンワン!キレイだった。
20:30帰宅。息子入浴、ちょっとだけ散髪→寝かしつけシャワー
22:00一人の時間。手紙書きなど
0:00就寝

お友達の家は古い農家を素敵にリフォーム。

20111120-232853.jpg

20111120-232858.jpg

20111120-232913.jpg

20111120-232923.jpg

20111120-232927.jpg
1798年製の暖炉。ベンチはポカポカで集いの場

20111120-233018.jpg

20111120-233031.jpg

20111120-233036.jpg

20111120-233047.jpg

20111120-233057.jpg

二階は月曜日から入居者があるそう

20111120-233210.jpg

20111120-233225.jpg

20111120-233303.jpg

20111120-233314.jpg