小人たち

子供は子供同士で言葉を学ぶのが一番いいような気がします。最近は、少し前から単語をいくつも話しはじめたミルタと一緒にいる時間が多いせいか、たまにポツリポツリとミルタの口真似をすることがありますが、どうも帰国までに自分でドイツ語単語を話すかどうかは怪しいなぁ。皆が「ちょうどこれから話し始めるとこだから、もったいない!あと一ヶ月いたら話すのに…」といい、シェフィンは「日本に帰っても、ドイツ語で会話するべきよ!」としきりに言っています。
そんなシェフィンは私がこの家にいる間にと、北イタリアのリゾートホテルにお友達と三泊四日旅行出かけてゆきました。私たちの滞在もついにあと一週間!

20111130-074138.jpg

20111130-074222.jpg

20111130-074258.jpg

20111130-074337.jpg20111130-074406.jpg
静かだと思ったら、仲良く居間でくるみ屋さん?してました。ざんねんながら、シェフィンのお気に入りだった、この古いくるみ入れの陶器は、数日後にミルタが割ってしまいました。このグリーンのタイルのベンチは隣のキッチン側から火をくべ、このベンチが暖まる仕組み。今の時期はここにパン生地をおいて発酵を促します。

20111130-074829.jpg

20111130-074853.jpg

20111130-074922.jpg

Bohnen インゲン豆

シュヴァルツ家では、緑や黄色のインゲン豆やモロッコインゲンを山ほどたいていは蒸し煮にして、どっさり食べます。日本人としてはインゲン豆のグリーンや食感を残さず、クタクタに、汚らしい色になってしまうまで、圧力鍋20分ほどは火を通すのは、もったいない気がするけれど、クタクタになってないものは受け付けないようです。(以前ちらし寿司の飾りに固ゆでインゲン豆を使ったら、見事にそれだけ残された)10月まではフレッシュのインゲン豆を調理していましたが、今回は去年家で乾燥させたもの(スーパーでも売っている)を十分水で戻してから、玉ねぎ、ニンニクのみじん切りを炒めたところにいれ、たっぷりの水で二時間ほど煮ました。

20111129-071706.jpg

このインゲン豆と相性がいいのは、燻製させた大きな豚肉の塊。(ハムに近い)
こちらも毎度のことながら、かなり塩味がきいております。
キャンディのように専用のフィルムで包みオーヴンで焼くこと1時間半。

20111129-072056.jpg

20111129-072101.jpg

20111129-072107.jpg

こちらは夏のフレッシュインゲン豆。フカシイモも欠かせません

20111129-072250.jpg

Advent アドヴェント

クリスマスから数えて四週前の日曜日から始まるアドヴェント(キリストの降誕祭に備える準備期間、待降節)期間がいよいよ始まりました。本来はキャンドルを4本たてたクランツ(置くタイプのリース)のうちの一本目に火を付ける第一回目のアドヴェントですが、一般家庭ではそこまでやらない家がおおいようで、シュヴァルツ家でも、大きめのキャンドルを真ん中に立てています。
アドヴェント初日なので、教会に行ってきました。息子は礼拝中に隣の建物で預かってもらえるということで、一人礼拝へ。地元のコーラスグループの素晴らしい合唱やあちこちに飾られたリースやキャンドルなどの、クリスマスの装飾、パイプオルガンの音色など…どこか懐かしく、心が清らかになるような気分でした。そして、キリスト教の学校に行ってて(言葉は完全にりかいできなくても進行ややることは変わらない)よかったなぁ、とふと思ったのでした。

写真は直売所ディスプレイの様子。店内は蛍光灯と白壁なので、あまりキレイな写真が撮れないのが残念。秋のディスプレイ同様に、ある材料で、私にしては派手めにスイス人好みに。

20111128-081238.jpg

20111128-081252.jpg

20111128-081300.jpg

20111128-081328.jpg

お隣さんの旦那さん手作りのシラカバで作ったキャンドル。とても温かみがあって、素敵!
私が、パン焼きの手伝いをしにくる奥さん(色々と親切にしてもらっているので小さなリースを作ってプレゼント)に絶賛したら、このキャンドル3本セットのミニチュア版を旦那さんに作ってもらい、お土産にと持たせてくれました。帰国したら早速飾り付けしなきゃ!

20111128-081813.jpg

20111128-081820.jpg

こちらはシェフィンの要望に合わせて作ったもの
森でいただいてきた見事に苔に覆われた枝をそのままぶらさげ、急遽車を走らせグリーンのガラス玉を買ってきて飾りました。

20111128-082056.jpg

こちらもシェフィンが雑誌を見て気に入った樹皮の壁掛け。
本当は秋に仕上げる予定が、時間足らずでやっと二ヶ月後に完成しました。特に、人から頼まれたものだと、なかなか進まず、自分の直感でパパッと勢いで作るもののほうが出来がよかったりする不器用な私。しかも、大きさも形も様々な自然素材相手だと、写真みたように感覚作るのは難しくて、途中で何度もイヤになったけれど、なんとか形にして、色とりどりのグリーンをアレンジしたら、シェフィンもすごく気に入ってくれました。

20111128-082406.jpg

嬉しい仕事

私も、周りの皆も楽しみにしていたクリスマスディスプレイ!先週は、古いグリーンのジープチェロキーに、シェフィンとお友達とロミーを乗せて森へ!侵入禁止の区域も「私たちは農家だから!」という強気なシェフィンの指示のもと、美しい森へ侵入し、度々車を停め、モミの枝や、苔の生えた枝など、車一杯収穫し、家に持ち帰りました。今週一週間かけて、他の仕事の合間合間をみて、直売所と家のクリスマスディスプレイをなんとか終わらせました。(アイディアも飾る場所もありすぎてキリがないので、とりあえずは終了)その様子はおいおいブログにアップしたいと思います。

ロミーは可愛い私のアシスタント!なんでも興味津々でよくお手伝いしてくれます。
真っ赤なリンゴを薄い輪切りにし、地下の洗濯干し場に吊るしました。買ったら高い飾り物も、この家では作れるものがたくさん。

20111127-221027.jpg

20111127-221036.jpg

20111127-221046.jpg

20111127-221052.jpg

20111127-221104.jpg

ちなみにうすいキレイな輪切りは、この業務用のようなスライサーで楽々!
ベーコンやお肉はもちろん、パンでも、硬いかぼちゃやチーズでも、このスライサーは活躍します。家庭にこういったスライサーがあるのも珍しくはないよう。さすがスイスです。

20111127-222334.jpg

こちらは、シェフィンのお友達から注文?(頼まれた)を受けたアレンジ。重い大きな陶器のお皿やキャンドル、飾り物、グリーンなど、カゴにいくつも持ってきてくれ、それらをほとんど使って大きなアドヴェントアレンジを仕上げました。残りの材料で作ったおまけのドア飾りも、どちらも感激してもらえてよかった。

20111127-222435.jpg

20111127-222446.jpg

20111127-222453.jpg

Apfelkuchen リンゴのタルト

夕食によく食べるリンゴのタルト。このてのフルーツのタルトはプルーンやアンズ、さくらんぼなど季節の果物を使います。今回は洋梨とリンゴの二種類をシェフィンの留守中に頼まれて作りました。スイスのスーパーでは、パイ生地やサブレ生地などを冷蔵品としてたくさん扱っています。それがまた美味しく、言うことなし。以前はなかったけれど、最近は気の利いた丸型のものがあり、ただひろげて型に敷き、切ったフルーツをきれいに並べ、軽く焼き、そこにカスタード系のクリームを入れこんがりキツネ色に焼き上げます。2,3カットをぺろりと食べられちゃうくらい重くなく美味しい。
20111127-072655.jpg

20111127-072708.jpg
私の要望どおり、ビーツのサラダを作りました。ビーツなんて、ボルシチくらいしか思い当たらなかったけれど、スイスではメジャーな野菜で、サラダでしか味わったことがありません。完全に柔らかくなるまで火をとおしたビーツ(普通のお鍋だと二時間くらい)の皮を向き、それぞれミキサーの部品を変え、スライスと千切りの二種類を用意。そこに調味料をいれたお酢を注ぎ、キレイなガラス瓶に詰め、冷蔵庫で保存します。食べるときには、ドレッシングや玉ねぎのみじん切りなどを加え最終調整し食卓へ。ボール一杯食べられるほど大好きなビーツのサラダ。ただし、ここまでたどり着くまでには手を真っ赤に染めて、時間をかけて…と手間がかかります。

20111127-073053.jpg

20111127-073117.jpg

20111127-073201.jpg

趣味活動

シュヴァルツ家には9台のトラクター(ジョーンディアやフェンディなど)と3台のフォークリフト、5つのパレットローリーがあります。なかでもフォークリフトはシェフの趣味活動。手のように自由自在に操り、その技術には見とれてしまいます。そして、シェフは発明家!様々な野菜の出荷調整のための機械をはじめ、あらゆるものをまるで車屋さんのような大きな作業場で的確に作り出したり修理したりしています。先日はチャイブやパセリなどのハウスの土が良くない為に、生育が悪いということで、15mのハウスのお引越しでした。こちらも、もちろんシェフの発明品で、ソリのように鉄筋を溶接し、足?をつくり、その上にハウスを立てれば、いちいちハウスを壊さずに、フォークリフトでお引越しが可能なんだと、自慢げに話してくれました。
20111127-070054.jpg

20111127-070134.jpg

20111127-070158.jpg

20111127-070247.jpg

20111127-070309.jpg

20111127-070326.jpg
まるで恋人のような存在のベガ。こうしてシェフの仕事を見守るのが好きなんです。
大きな干し草ロールも軽々トラックからいくつもおろして厩舎へ。

20111127-070417.jpg

20111127-070447.jpg
ティムとロミーもここにいれば飽きることがありません

20111127-070518.jpg

庭仕事

小さな助手たちと落ち葉を集めました。ティムは愛車にハンガー(石などよく積んでます)を取り付け、落ち葉を積んで、丁寧にバックで堆肥置き場につけ、落ち葉をおろします。女の子たちはせっせと掃き掃除に夢中!特におチビ2人組の一輪車は、微笑ましいです。
皆、シェフのことが大好き!

20111124-214143.jpg

20111124-214200.jpg

20111124-214219.jpg

20111124-214234.jpg

20111124-214244.jpg

20111124-214315.jpg

20111124-214327.jpg

20111124-214333.jpg

Solothurn ソロトゥーンの旧市街

以前HESOで紹介した隣街のソロトゥーン。先週買い物にいかせてもらった時の写真です。まだクリスマスムードはそれほど高まってないけれど、半分以上のお店はきれいにクリスマスディスプレイしてあり、普段以上に見応えがあって。
なかでも、このお気に入りの古い食料品店は、いつ行っても変わらず、どれもこれも欲しくなってしまいます。マダムもご主人もとても人柄のいい穏やかな優しい人。写真撮影も快く「もちろん!」と言ってもらえました。この古い家具や建物により一層商品が引き立ってみえます。

20111124-070507.jpg

20111124-070516.jpg

20111124-070527.jpg
20111124-070537.jpg

20111124-070549.jpg

20111124-070559.jpg

20111124-070613.jpg

20111124-070643.jpg

20111124-070657.jpg

20111124-070725.jpg

20111124-070752.jpg

20111124-070759.jpg
お肉屋さんもユニーク!

20111124-070833.jpg

塩分たっぷり

「セルモラ」という、ふっくらずんぐりしたソーセージはシェフの大好物。たいていグリルしてマスタードをつけて食べるのですが、ソーセージ自体もマスタードも塩味がきいてます。シュヴァルツ家の人たちが日本のソーセージを食べたら「塩入ってない!」って言いそうなほど。スイスの人たちは、かなりの糖分と塩分摂取してるように思います。その食生活のせいか、最近誰々がガンだとか、腫瘍ができただとか、そんな話よく耳にします。
さてさて、今日のお昼はそのセルモラにチーズをはさんでオーヴンで焼いたスペシャルバージョン。たっぷりグリーンサラダと(シェフと私は毎回、お皿にてんこ盛り+おかわり少々)ベイクドポテトとカリフラワーのホワイトソース、オーヴン焼きとともに今日もたらふくいただきました!

20111123-080617.jpg

20111123-080612.jpg

20111123-080627.jpg

20111123-080632.jpg

20111123-080638.jpg

ガーデンセンター

先週行ってきたガーデンセンターの様子です。マルクトにしろ、お花屋さんにしろ、さすがは本場のクリスマス!日本でもクリスマスはすっかり大きなイベントとなりましたが、この品揃えには叶いません。クリスマス用品や多種多様な針葉樹の束やアレンジ、寄せ植えなどが並び、カメラ片手に色んなアイディアをこの目で見られることは、私にとってとても有意義なこと。できることならじっくり見て回りたいとこですが、なにしろタイムリミット付きのシェフィンとの買い物だったので、急ぎ足でまわり、小さなクリスマス飾りと、来春蒔きたい種を買ってきました。

20111122-054940.jpg

20111122-054949.jpg

20111122-054953.jpg

20111122-055009.jpg

20111122-055015.jpg

20111122-055031.jpg

20111122-055052.jpg

20111122-055102.jpg

20111122-055117.jpg

20111122-055132.jpg
カラフルな手袋や長靴、子供のガーデン用品も可愛くて、買って帰れないのが本当に残念

20111122-055248.jpg

20111122-055300.jpg

20111122-055309.jpg

20111122-055317.jpg

20111122-055329.jpg

20111122-055337.jpg