山屋には6種類のベリーが植わっています。ブラックベリー、ラズベリー、ゴールデンラズベリー、スグリ、ブルーベリー、ワイルドストロベリー。ベリー類は片手に乗る程度の収穫でも不思議と心弾む、ちょっとしたゼイタク気分を味わえるものです。
ラズベリーより少し遅く最盛期を迎える、我が家の‘ゴールデンラズベリー’は短大の果樹園で初めて出会い感激し、三年前に近くの直売所で再会!即二株買ってきて植えました。赤いラズベリーより、完熟しても崩れにくく、種の違和感もなく、甘みが強いので、生食向き。年々株が大きくなり、収穫も増えていますが、私としては、もっと増やしたい。そして、今は藪のようなベリーたちを、もう少し収穫しやすく、見た目も美しい‘ベリーガーデン’を作るのも夢のひとつ。それぞれ、たっぷりジャムが作れるくらいになるといいなぁと思います。
「お料理とおいしいもの」カテゴリーアーカイブ
返信
日々の収穫
一日更新できなかったと思ったら、あっという間に十日も過ぎてしまいました。プライベートの日記は何日ほったらかしているんだろう。最近、子供を寝かしつけたまま、記憶がなく寝てしまっていることがよくあります。もう若くはないということなのか、暑さや疲労のせいか・・・
いつの間にか梅雨も明け、毎日これでもか、という日差しと気温に体力を奪われます。我が家の夏野菜たちもネズミの被害を受けなかったものは元気で、毎日収穫できています。
小型キュウリ‘リル’、ズッキーニ、モロッコいんげん、珍しい黄色いんげん、紫いんげん、コールラビなどなど。コールラビは、まだ日本ではあまり馴染みがなく、初めて見た人は「宇宙の野菜みたい」なんて言っていたり、食べ方を聞かれます。私の感覚では、ブロッコリーの茎のような味。甘みと瑞々しさがあり、皮をむいて薄くスライスして生のままサラダで食べたり、野菜たっぷりのスープや煮込み料理の他、スイスではスライスして茹でたものにホワイトソースをかけてオーブン焼きにしてよく食べました。スイスでは定番野菜のコールラビ、日本ではヒットしないのかなぁ。
ラズベリー Himbeeren
今年初のラズベリー収穫です!おととしはあまり生らず、去年は鈴なりでしたが、後半戦は雨が多く、木になっている段階でカビがでてしまったり、溶けてしまったり・・・。今年は梅雨とは思えないほどの猛暑続き。体はついていけずにいますが、ラズベリーにとっては嬉しい天候です。この調子で最後までたくさん収穫できますように。
さっそく今日は直売所に出荷してみました。私にとってはラズベリー(ドイツ語でHimbeeren)も、スイスでの暮らしを思い起こさせる味。ジャムやシロップ、ティラミスやカスタードクリームに混ぜ込んで食べたり、チョコレートとの相性もいい香り豊かなラズベリーは、スイスの家庭にも欠かせない果物でした。今年は久しぶりに、ジャム以外のデザートにも挑戦したいところです。
やっと…
ぽたぽた漬け
おみやげ
直売所にお客として出入りしている頃から、仲良くなった素敵なおばさまのお家に遊びに行くことになりました。葡萄畑と、ベリーや針葉樹、花、ハーブが賑やかなガーデン、電子レンジのない生活をしているという、その方の暮らしぶりは「ターシャ・チューダーのよう」と同僚から言われるほど。私も庭だけは、以前見させてもらったのですが、今回はお話できるのを楽しみに、ラム酒シロップをたっぷりしみこませたカボチャのケーキ(簡単なのに、本格的なおいしさ!)を焼いて、ガーデンブーケを添えて持って行きました。結局、その方は急きょピンチヒッターで仕事になってしまい、直売所にお届けすることになったのですが…また、次のチャンスを楽しみにしています。
梅ジュース
フレッシュハーブ
ルバーブ
庭のルバーブが年々大きくなり、今年の収穫が始まりました。ルバーブとは‘だいおう’とも呼ばれるたで科の宿根草。
漢方に利用され、繊維たっぷり、整腸作用があります。クエン酸を含む独特の酸味があり、欧米では果物扱いされ、ジャムやタルトによく使われますが、長野はルバーブ栽培に適した気候、最近はこの辺のスーパーでも見かけるようになりました。私はスイスの家庭で食べた‘イチゴとルバーブのジャム’が忘れられず、毎年庭のルバーブで作っています。ルバーブの酸味や繊維のとろみがきいて、とてもさわやかな美しい赤いジャム。食べる度にスイスでの日々を思い出させてくれます。そのほか、バターと砂糖でソテーしたものをパウンドケーキに混ぜ込んだり、ティラミスの中に混ぜ込んだり、先日見た本の中では、隠し味にカレーに加える、とあり、今度試してみるつもりです。