春分

七十二侯で、三月下旬は春分。
自然をたたえ、生物をいくつしむ日であり、
昼と夜が同じ長さになるのが春分の日。
本格的な春の到来の時期です。
山屋ガーデンの春の役者たちも準備運動開始!

20160325-005957.jpg

雀始巣
すずめはじめてすくう
すずめが巣を作り始め、野鳥たちが繁殖期を迎える頃。

山屋では毎年恒例のムクドリの巣作りが始まり、屋根の柱ごとに
ひと家族ずつ、まるで団地のようにしばしの間住み着く何家族かの
ムクドリファミリー達と同じ屋根の下、暮らしています。

20160325-005912.jpg
我が家のダンコウバイ。控えめな黄色い花を咲かせています。

20160325-005810.jpg

昨晩は、また雪が降り、今朝の庭は真っ白!
それでも日中はあっという間に溶け、遠くの山の木々が粉砂糖を
纏ったように薄化粧をしているのが、とてもキレイでした。

フキノトウ

もしかして…
と思って、畑の隅に行ってみると。

20160315-125427.jpg

今年もフキノトウが出てきていました!

20160315-125609.jpg

毎年の息子と私のお楽しみ。
今年は息子もナイフも使いこなし、ほとんど一人で収穫してくれました。

20160315-125447.jpg

20160315-125930.jpg

チューリップは落ち葉のコスチューム。
落ち葉を突き破って、ぐんぐん伸びる姿にはいつも心を動かされます。

20160315-130240.jpg

翌日には一転、またしても銀世界の塩尻です。
フキノトウもチューリップも雪のお布団の下。
「フキノトウきのうとって良かったね!」と息子とにっこり。

Geburtstag Torte

一昨日、20℃以上の春の陽気だった塩尻。
昨日は一転して雪が降りだし、真冬の陽気。
辺り一面また雪景色に覆われてしまいました。
一度暖かさを体験してしまうと、この氷点下の寒さがツライ訳ですが、
近所の紅梅が雪をかぶって、それもまた風情があったり、
最近あまりやってこなかった鳥たちが再びせっせとリンゴを食べに来たり。
もちろん息子は、まさかの雪に大興奮!

ちょっとタイムリーな話題ではないのですが、先月下旬の私の誕生日のこと。
母と息子の共同作品のバースデーケーキを作ってくれました。

20160311-003444.jpg

20160311-003556.jpg

チョコペンでササっと書いてしまったという似顔絵。
「こっちのお部屋にきちゃダメ」と張り切ってサプライズを楽しませて
くれた最高のプレゼントでした。

20160311-003655.jpg

豆炭こたつ発酵機

山屋で、一番パンを焼く頻度が高いのが冬。
まず、庭や畑ができない分、比較的時間に余裕があること。
それから我が家の豆炭こたつを利用すると発酵がスムーズであること。

ここのところ、イベントもなく、天気の悪い週末が続いていたので、
毎週末パンを焼いていました。

20160225-064410.jpg

地元産そば粉を使用したもっちりパン。

20160225-064513.jpg

スイスのSchwarz家のとは比べ物になりませんが、スイスの三つ編みパン。

20160225-064559.jpg

Schwarz家の直売所でも販売している愛用の森の蜂蜜は世界一!!

20160225-064635.jpg

前夜の残り物の春のペンネとフライドグリーントマトも添えました。
近所の施設栽培のトマト農家さんから、みどりのトマトのいただき、
思い出したのが、アメリカ映画「フライド・グリーン・トマト」。
子供にはちょっとアクが強烈だったようですが、大人はクセになる味。
映画になるほど、思い出の味になるのもわかります。

20160225-064728.jpg

秋に作っておいた紅玉のキレイなピンク色のコンフィチュール。

冬の週末、ちょっとゆったりした気分で朝食や昼食を食べる時間が好きです。
窓の外に来る、りんごを啄む鳥たちを眺めながら。

GATEAU CHOCOLAT DE NANCY

20160215-232537.jpg

今年のヴァレンタインデーにはガトーショコラを。
私が持っている本のレシピだけでも、いく通りもありますが、今回は
ドイツ国境に近いロレーヌ地方ナンシーのレシピを採用しました。

20160215-231959.jpg

ロレーヌ地方では昔からお菓子にチョコレートをよく使っていたそう。
美味しいものの話に度々登場するグルメで名高いスタニスラス善良公は
ポーランドの王様で、このお菓子に自分の名を授けたそうです。

20160215-232224.jpg

チョコレートをそれほど好んで食べない私ですが、
甘さ控えめのしっとりしたガトーショコラはちょっと別格。

20160215-232242.jpg

スイスのダークチョコレートとドイツの製菓用チョコレートをミックスして
使用、大人の味わいに仕上がりました。
ちょうど雪が溶け、青々した庭のミントが出てきて彩りに添えました。

20160215-232517.jpg

ちょうどヴァレンタインデーの翌日が誕生日の友人が訪ねてきたので、息子と、
来週誕生日を迎える私と三人で、またまた合同誕生日会!

12月の日曜日の朝ごはん

20151220-222911.jpg

畑で芽キャベツができていました。
今年は異様に暖かかったので、諦めかけていた山屋の野菜たちも
思いがけず年内に収穫できました。
中はギュッと詰まっていて、黄色くて、お菓子みたいに甘い。
大好きな野菜の一つが、こんな風に食べられて幸せに思います。

20151220-223652.jpg

玉ねぎ、セロリ、ジャガイモ、カブ、人参、パプリカ、それに芽キャベツ。
氷点下6℃の朝の充電ミネストローネ。
冬の山屋では、灯油ストーブが最高のキッチンです。
Risoというお米みたいなマカロニに味がしみて美味しいこと!

20151220-223717.jpg

さらに。
松川パン商店さんの土曜日限定ルヴァンがあれば文句なし。
皮のパリパリと香ばしさ、天然酵母で発酵させたもっちり生地が絶品。
思わず、ジャムもバターものせずに頬張ってしまいがち。
そんな美味しいパンに、ふわふわのオムレツと寒ちぢみホウレン草のソテー。
寒さに負けない幸せな日曜日の朝ごはん。

黄金桃のタルト

20151016-213450.jpg

黄金桃(おうごんとう)
普通、黄桃は缶詰め向きですが、生で食べても美味しい黄金桃は
長野県が生産量半分以上を占め日本一。そんな黄金桃をたくさん
いただきました。
こんなにキレイで密な(ネクタリンやマンゴーみたい)果肉でなにか
作れないかなぁ、とパッとひらめいたのが、以前柿で作った型なし
大胆なタルト。(フランスのパティシエのレシピから)
縁に等間隔でくるみ並べ、リボン状の生地で挟みます。そこに
バターとスパイスたっぷりでソテーした黄桃桃を花びらのように、
キレイに並べて、オーブンでこんがり焼き上げて完成。

20151016-224424.jpg

黄金桃は外皮も均一な美しい黄色にするために、袋がけをする場合
が多いそうです。でも、お日様に当たって赤く色付いてる方が、
健康的で美味しそう。

20151016-224948.jpg

手作り感溢れる大きなオープンタルトは
屋外でのランチにピッタリでした。

*今後一ヶ月の予定*

●松本LABORATORIOマルシェ
今週末10/18(日)11:00-15:00頃。

●MIDORI長野(長野の駅ビル)イベント
11/3(祝)
今回のテーマは「リンゴ」
以前の働いたいたお店で知り合った‘ふかせひとひろさん’と
garden山屋のコラボレーションイベントです。
ふかせさんの、やさしく心地よいピアノ弾き語りと、
山屋のワークショップ。詳細はまたお知らせします。

●gallery sen ‘garden山屋の冬支度展’
11/7(土)〜15(日)11:00-18:00
大久保ハウス木工舎の今年オープンのギャラリーにて。
8日(日)13:30〜はアジサイのキャンドルアレンジ作り(定員6名さま)
も予定してます。参加費:お茶・お菓子ツキ3500円。

20151016-230734.jpg*写真はイメージです。

例年のことですが、年末に向けて、さらにタイトなスケジュールになってます。
お声をかけていただけるのが、有難くなんとも嬉しいことです。
諸々至らぬ点はあるかと思いますが、精一杯頑張りたいと思っていますので、
ご都合つく方はぜひいらしてくださいね。

出張アップルランチ

せっかくのいいロケーションの中、りんご仕事の合間に食べるお昼は
おにぎりや市販品じゃ、もったいない!
‘大人も子供も楽しめる出張ランチ’なんて考え出したらワクワクしちゃう。

20151015-212934.jpg

おいしいご飯ツキで誘えば、仲間は増えてみんなが笑顔になる。
勝手にそう思い込んでいます。

20151015-233006.jpg

20151015-233116.jpg

大きく切った野菜がゴロゴロ。10種の野菜とソーセージ&ベーコン。
大鍋のポトフをガスコンロで温めて。
10人以上食べられそうと思ったけど、嬉しいことに子供たちも何度も
おかわりしてくれて、ほとんど食べ切ってしまいました。

20151015-233907.jpg

お気に入りのパン屋さんがお休みで、夜な夜な久しぶりのパン焼き。
定番オリーブのパンと、そば粉入りの生地に栗の渋皮煮を練りこんでみた
創作マロンブレット。

20151015-234553.jpg

テーブルクロスに合わせたかのような秋色デザート。
パーコレーターで濃いめのコーヒーも入れて。
急きょ撮影用に黄色リンゴのシナノゴールドも収穫していただき、
黄色が映えるテーブルになりました。
みんな笑顔でお腹いっぱい。
気がつけばお昼休憩を2時間近くとっていた私たちでした。

20151015-235414.jpg

幸せな香りに包まれて

先週末の塩尻JAVAマルシェでは、タルト三種類を販売しました。
中でも、スイスのグラウビュンデン地方の伝統焼き菓子である
クルミのタルトは、私の自信作。息子もこのタルトの時だけは、
「今、クルミのタルト焼いてる?」と嗅ぎつけてきて、カット中
幾つもねだってくるほど。JAVAマルシェでもファンが増えました。

20151008-222959.jpg

タルトを焼いた日は、寝室までイイ香りがたちこめて、
とても幸せな気分。

20151008-223012.jpg

黄色と紫、二色の完熟プルーンをふんだんにのせたタルト。

20151008-223329.jpg

奥に見えるのは、りんご農家さんから頂いた紅玉を敷き詰めて。

20151008-223438.jpg

仕込みは大変ですが、みなさまの笑顔や
「おいしかった」の声が嬉しくて。
野菜やガーデンブーケもなくなるので、
来月11/7(土)のJAVAマルシェでも、
焼き菓子販売の予定です。

Tarte aux figues いちじくのタルト

知り合いからいちじくをたくさん頂きました。
赤ワインで煮て、一度作ってみたかったタルトに挑戦。
またいちじくが手に入ったら作りたい美味しさでした。

20150915-123952.jpg

ちなみに、私の農業高校での課題研究は「いちじく」。
オイリングといって、油を一滴穴に注入すると熟期が
早まると言われており、油の種類を変えて実験してみました。
聖書にも登場し、個性的な葉っぱや果実…と、どこか謎めいた
イチジク。魅力的です。

塩尻は、ただいまフルーツの最盛期。
そこいら中、ブドウの香りがしています。
ゴールデンナイヤガラといって、黄色み・甘みが強いナイヤガラ
を毎年持ってきてくださる方もいて、本当に幸せ。
フルーツ三昧の毎日です。