10日過ぎて…

あちらこちらで「あれは災害」「100年に一度」などと耳にするあの大雪から
10日が過ぎました。
先週いっぱい、大雪の影響によりゴミの収集がなかったり、卵やパンをはじめ
スーパーの商品が乏しかったり、主要道路以外の道の除雪作業の為、どこでも
小さな通行止だらけだったり、異常事態は続いていました。
やっと今週に入り、ゴミの収集や地域バスの運行が再開され、家の前の道路も
重機が入って除雪してくれたおかげで、普段通りの対面通行ができるようには
なりましたが、まだまだ小さな路地や公園の大半は膝上ほどの雪が残ったまま。
自転車、歩行者、犬の散歩などは必然的に制限されてしまいます。
大きなグラウンドや公園は雪捨て場となり、ハーフパイプが簡単に作れそうな
巨大な雪山がそびえ立っていて、重機が朝から晩まで作業しています。
2月も終わるというのに、朝の冷え込みは氷点下10℃前後がずっと続いていて、
雪や氷の固まりがなかなか解けません。

キッチンの窓からのベストポイントに、毎冬リンゴを刺している低木まで
自分一人で小径を作ると張り切っていますが、未だに工事中。
見てない間に、こっそりほんの少しずつ手伝っています。

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家の裏手にはグレードアップした滑り台を。

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平出遺跡もこの通り!

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脚の短いシュピは走り回れる場所もなく、運動不足に。

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高床式住居は彼のお気に入り。

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雪の魔力

雪かき作業三日目。
塩尻でもまだまだ色々なことが麻痺した状況です。
県内では今もなお立ち往生している車が数百台あり、通行止も解除されてません。
食料もあり電気やガスが通る家にいられること、雪かきであちこち痛くても健康で
あること、それがどれほど幸せなことか思い知る毎日です。
一刻も早く、道路状況が回復しますように。

いつもの散歩道も雪の壁に挟まれて一方通行のみ。
彼方に息子の姿も。

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多くの被害をもたらした大雪がこんなにも美しい世界を創り出すなんて。

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今朝は氷点下10℃くらいまで冷えこみましたが、日中は晴れて屋根から滴り落ちる
雪解け水。一昨日から気にはなっていたけれど…やっぱり、危険な屋根の雪。
だんだん重く固まってきていたので、脚立をなんとか運び出し、頻繁に通る表玄関の
上の部分だけ屋根の雪下ろしをしました。本当はもっとやりたいところですが、
雪かきしないと脚立が立てられないのと、屋根の雪下ろし中の事故もよくあることで。

そして、昨日一日がかりでやっとジムニーを救出できました!
もうひと息!の所で横の生垣からドサッと雪が落ち、運転席のドアが埋まりましたが、
彼の頑張りのおかげでどうにか。

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ちょっとひと息ついてまた作業。

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雪のお茶スペースを作って、お疲れ様のお茶会。

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有り合わせのオヤツでも、とびきりおいしい!

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大雪のため

昨日、今日と雪かき作業に明け暮れています。
昨日の朝、表玄関をあけると…

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さすがの雪好きも、唖然。
一晩で、こんなにも雪に埋もれてしまうなんて。

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昨日参加予定だった塩尻のイベントは中止。
ほぼ一日中雪かきして、やっと家の前の道路から表玄関まで。
門のある前庭は未だ埋もれたまま。

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家の横に停めたジムニーは…

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早くジムニーを助け出したい息子も埋もれてしまいそう

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それでも、ただただ雪かきに必死になっていても疲れるだけなので
即席すべり台を作ったり。

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小さな子ども用スコップが割れてしまってから、大人並みに角スコップで
トレーニング?していた息子。使いやすそうな子ども用雪かきスコップを
一昨日の夕方購入したら、張り切って一日中雪かきを手伝ってくれました。
トレーニングの甲斐アリ!道路を挟んだ田んぼの脇に捨てに行くのに、彼
のソリに雪を山盛り乗せて、せっせと運んでくれました。

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昨日は日中の雨予報も当たらず、お昼過ぎまで雪が降り続きました。

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暗くなるまで頑張ったご褒美は、かまくらのキャンドルナイト。

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★お知らせが遅れてしまい申し訳ございません!
本日、開催予定だったビクトリアンクラフトさんでのワークショップ&小さなマルシェ
は大雪のため、2/23(日)に延期となりました。
23日なら参加したい!というお客様がいらっしゃいましたら、人数に余裕があるので、
まだまだ申し込み可能です。
● 2/23(日) 11:00〜/ 14:00〜 (所要時間約1時間半)
● 各回定員6名
● お一人様 3800円 (お茶ツキ)

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ワークショップ以外にも、ガーデン山屋の商品を販売いたします。
他にも、フィドルさんのパンの販売などもありますので、お気軽にお越しください!

ご予約、お問い合わせは
ヴィクトリアンクラフト 0120(11)3592 までお願いいたします。

真冬の農作業

大雪。みなさま、ご無事でしょうか…
今日は朝から何度も雪かき三昧。
実は今日、東京に行く予定でしたが、どこも通行止で延期に。

この冬は案外、雪が少ないなぁ、と思っていたんですけどね。
ワンシーズン分くらい、まとめて降ってきました。

前庭の様子

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松の枝や庭木が折れなければいいけれど。

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スコップを振り回し、一輪車やソリも出動させての雪かきは、真冬の農作業。
次第に、雪のやり場がなくなり大変でしたが、久しぶりに思い切り体を動かして、
一段とご飯がおいしいくて。

楽しいコトも(雪かきだけでも楽しいけれど)忘れない私たちは、小さなかまくらを。
息子は嬉しくて、かまくらに入ってはイビキのマネをして寝たふりをしてました。

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ジムニーもこの通り!お見事!

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ミーヌス

数日間の異常な暖かさですっかり雪も解けました。
まるで春になるのではないかと錯覚するような陽気。+15℃。
そんな暖かい日に桜の枝を見ると、なんだか蕾が膨らみ始めているように見え、
寒い日に見れば、蕾はギュッと縮こまっているように見えるから不思議です。

立春も過ぎ、どこか「春」の存在を意識するようになる2月ではあるけれど、
ココは塩尻。まだまだ週間予報には氷点下の数字が戻ってきました。
ドイツ語でマイナスは英語と同じスペル。でも「ミーヌス」と発音します。
なんだか、その響きが可愛くって、真剣な会話の中でも内心笑ってしまったり。
今日は最低−13℃/最高0℃だとか。キッチンの食器洗いスポンジも凍る山屋です。
さぁ、気を引き締めていきましょう。

凍てつくジムニーの窓も、芸術的な模様

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外の世界も止まっているような寒さの中でも、健気で元気な彼らのために。

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Pferd 馬

好きな動物は?
そう聞かれたら、迷わず「馬!」と答えます。
何度かブログにも書きましたが、私は東京都立農芸高校の園芸科(小さい頃から「この学校
に入らないなら高校へは行かない!」と言っていた)に入り、馬に魅せられて馬術部に入部
しました。それまで喘息持ちで病弱だった私は、農業と馬術を始めたことで体力をつけ、
趣味の力に後押しされ、今までになく充実した学生生活を送ることができたのは事実です。

けれども、高貴、お金持ち、優雅…と連想されやすい馬術の世界は本当に厳しかった!
落馬したり馬に蹴られて命を落とすこともある馬の世界。
上級生の言うことはすんなり従うけれど、新入生の言うことは全然聞かない頭のイイ動物。
馬場で三年生が乗れば馬場馬術になるのに、一年生だと勝手に暴走して振り落としたり、
放牧場で三年生が呼べばすぐに捕まるのに、一年生だと、立ち上がって脅かしてみたり。
乗馬や馬の手入れはもちろん、飼料、ワラ、青草…どれも力仕事で授業の半分が農業実習
なので、農業と馬に明け暮れるヘトヘトの日々は今になれば楽しかった思い出です。

私たちがいた頃はおじいちゃん馬一頭に対して、部員12名。
体力がないからと乗れるのは一日3,4人。あとの人は果樹園に餌用の草刈りをしたり馬場
の整備をしたりします。それから夏も毎朝5:30〜涼しいうちに朝練をして、馬を洗って餌
をやり、自分たちも朝ごはんを食べてから登校。これに炎天下の農作業やプールがあれば
もう…。家から高校までは自転車で5分。学校で夜ボヤ騒ぎがあればまず厩舎に飛んで行
き、毎年元旦も馬当番でした。

毎回命がけのジャンケンで決めるのは、毎週末埼玉にあるOGの乗馬クラブに行く回数。
普段の練習では三年生が下級生に教えるだけなので、OGに教わるという名目で、丸一
日、ものすごい緊張感の中、乗馬クラブの仕事や雑用を必死でこなし、運がよければ
会員さんの馬に数十分下乗りしながら指導してもらえる。といった具合。
夏休みなどの長期休みには、毎日数人ずつ当番と合同合宿があり、馬場の開拓や修繕、
草刈り、畑からトラックでにんじん収穫、田んぼワラ束作りと運搬など盛りだくさん。
他の仕事ができなかったり、ミスをすれば乗せてもらえないし、乗ったとしてもOGを怒
らせれば、即選手交代。その厳しいOGには、怒鳴られることはしょっちゅう、短鞭で
たたかれることさえありましたが、その小柄な真っ黒に日焼けしたオバちゃまOGに褒め
られた時、の喜びといったら!

辞めたいと思ったことは多々あるけれど、同学年にも一学年下にも女子は一人だけだった
けれど、最後まで続けて良かった。
馬から学んだこと、本当にたくさんあります。 馬に乗れたことでスイスの家族と一気に
距離が縮まったことも、辛かった部活のご褒美だったのでしょうか。

スイスの雪原をギャロップした、あの爽快感。もう一度味わいたいな、と思う今日この頃
いつも私たちが車で通ると、近寄ってくる愛くるしい子に会ってきました。

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大寒

今日は、風があり日差しはなく、気温はプラスなのに本当に寒い一日でした。
大寒とは、沢に氷が堅く張りつめた時期の意味で、元来は立春までの約15日間のことで、
「小寒の氷大寒に解く」といって、小寒に比べて大寒の方が暖かいとも言うそうです。

ここのところ感じるのは、日が長くなっているということ。年末は17時なれば、もう
真っ暗だったのに、17時でもまだ明るい!毎日毎日、刻一刻と日が長くなり、着実に春に
近づいているんです。厳しい冬だからこそ、春への憧れは強く、喜びが大きくなりのだと
塩尻で暮らすようになってからわかりました。

それでも、全然解けない雪の固まりで毎日飽きもせず、遊ぶ息子に半分飽きれながらも、
実は私も雪には胸騒ぎがしてしまう、二月生まれの親子ではありますが…

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生後数ヶ月の頃から、いつも一緒のこの二人。ポーズまで一緒です。
雪遊びのあとは、コタツの誘惑に身を委ねるのみ!

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冬の庭

冬の庭の景色も好きです。
近所の工場が冬景色に溶け込むと、ちょっと外国のようで、雪が降れば尚更いい雰囲気。
手入れが追いつかない我が家の庭も、雪がキレイに隠してくれています。
寒空を鳥が行き来し、部屋からしばらくボーッと眺めて、お茶でも飲みたい気分。

クリスマス前にどっさり降って以来、今のところ積もるほどの雪は降っていません。
個人的には雪のある景色が好きだけれど、大変なのはもちろんのこと。

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庭の植物たちも、この寒さに耐えています。本当にエライ!

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こんな風に、凍りついている葉っぱから、いろんなインスピレーションがわくのも納得。
粉砂糖をかけたお菓子が魅力的なのもわかります。

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松川パン商店

クリスマスまで、あと二週間。
今年は、嬉しいことにワークショップや委託販売の依頼をたくさんいただきました。
クルモノコバマズ。(どれもやりたい仕事だったので誤解のないように!)
とにかく、忙しくてもいただいた話は全部やってみた一年でした。
本当に毎回バタバタで、いろんな人にお世話になりながらも、全てが貴重な経験。
新しい出会いもたくさんあって、どんなにネット社会になっても、やっぱり所詮は
人と人とのつながりなんだと、そしてそこから始まる世界は素晴らしいものだと、
強く感じた一年でした。

ラジオからクリスマスソングが流れる日々。クリスマスまであと二週間。
あれもこれも、日本の年末は目まぐるしくて大変だけれど、このソワソワワクワク
した感じも、この時期特有でいいものかもしれません。
それにしても、やるべきことが多すぎて。

現在、ガーデン山屋のクリスマスリースをおかせてもらっているお店は4軒。
中でも、松本市中山の‘松川パン商店’さんとはプライベートでもお付き合いさせて
もらっているのですが、松川さんの作る美味しいパンにどれだけの笑顔と幸せを
いただいたことやら…私たちの生活に欠かすことのできない大切なお店です。
(子供同士が二週間ほど誕生日が違うだけなので、情報交換したりお互いの子ども
の成長を見守っていうような関係。最近ではお店が子ども同士の遊びの場に。)
建物自体も、イベントを通して知り合った方が設計していたり、イベントを通して
知り合った友人のお店で買ったドアが使われていたり、なんだか本当に不思議。
そして、そんな空間にリースを飾らせてもらうと、とてもイイ雰囲気なんです。
松川さんは「クリスマスのディスプレイをお願いしているようなものですから」と
昨年に引き続き、快く委託販売してくださり、私も嬉しい限りです。

クリスマスカラーのドアと壁がピッタリ

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今年はシックな色合いのリースにしてみました

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店内の照明や白壁もまたリースには絶好の舞台

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さりげなく飾れる定番スワッグ(壁かけ)は人気商品

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松川ファミリーがパンでオーナメントを作って飾ったクリスマスツリーがカワイイ!

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こちらはスイスで買ってきた我が家のアドヴェントカレンダー。
12/1から24まで、毎日ひとつづつ窓を開けていきます。
これは小さなチョコが入ってるタイプ

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