昨年は9月頭から12月頭までスイスにいたので、我が家用にリースを作ったくらいで終わってしまいました。(スイスの家では、たくさん作って、家中を飾りましたが。)
今年は、まるでリース工房のよう。
松本・松川パン商店さん、アルプス市場さん、ラボラトリオさん(マルシェのみ)
富士見・ストーブ生活さん
同じテイストのリースでも、飾る空間、光などによってずいぶんと変化するのもとても面白いんです。
二日間のイベント会場である‘黒カフェ’さんは、カフェではなく、いつもtataraさんとして、富士見のストーブ生活さんのご主人(一級建築士)大上さんと、木と鉄の作品づくりをしている北原さんのご自宅。25歳の若さで、この家を建てたというから驚き! 設計は大上さんということで、自然と共存するオシャレな住宅で、今回のイベントタイトルにもなっている‘非日常’を感じる、ゼイタクな空間に感激しました。
「カフェにして!」と皆さんから言われるのも無理もない。単なる住宅じゃもったいない魅力的な空間。そこに今回は可愛いらしいお菓子と、作家の心が伝わってくる様々な作品が並び、いつもにこやかなヨシカさんのコーヒーレクチャーで和やかな雰囲気。おいしい香りと心地よい音楽。吹雪で真っ白の外を、薪ストーブでぬくぬく、大きな窓から眺めながらの楽しいおしゃべり…白い雪に包まれた黒い家は、あたたかな空気で溢れてる。心まであたたまるこうした時間は、本当に幸せです。
次はぜひ、夏の黒い家でのイベントに期待して。
人生って こんな風に過ぎていく
時には立って 時には座って
人生は流れに乗って
滞ったり 前進したり
行ったり来たり
誰も先のことは知らない…
フランスの音楽家であり、映像作家、俳優でもあるピエール・バルーの言葉。
彼の人生観を表す言葉として、歌、アルバム、映画のタイトルに使ってきた ‘Ca va ca vient サ・ヴァ、サ・ヴィアン’ は「行ったり来たり」の意味。
そして‘日常の中の冒険’というテーマも含む奥深い言葉。日常の中に冒険への扉はいくつも開かれている。心の準備さえしておけば、冒険が自分を訪ねてくるのにまかせればいい…と。
人生のヒントがちりばめられている一冊‘サ・ヴァ、サ・ヴィアン’
この本に出合う前から、心地よい彼の歌を聴いていたけれど、この本を読んでからは、より一層優しく胸に響き、人生の歓びや悲しみ、いろんなことを優しく教えてくれているような気がします。
弱っている時に、自然と手が伸びる本たち。本に限らず、好きな文章でも、音楽でも、風景でも、大好きな人たちでも…心の糧となる好きなものたちを、いくつ年をとっても、大切に集めてゆきたいと思います。それらは豊かな心の栄養源だから。
今日も松本のカフェ‘ラボラトリオ’さんのマルシェでした。昨日のようなどしゃ降りではなくて良かったけれども、北風が吹く日陰の屋外で寒かった!
けれど、やはり対面販売が好きな私は、今回もお客様、出店者サンとの嬉しい出会いがいくつもあり、心はホカホカしていました。まだちょっとクリスマスには早い日程でしたが、クリスマスリースや壁飾りを中心に販売。次回12/16もお誘いを受けていて、クリスマス間近なので、キャンドルアレンジやフレッシュリースを出そうかなぁ、と考えています。
ラボラトリオさんは古い薬局だったビルを改装しているのですが、窓枠などが本当に素敵なんです。
それから、いつも美しいお仕事に感激する‘atelie C’(おからや雑穀を使った優しいお菓子)のチアキさんが作った根菜のオープンブレッドは芸術的で食べるのがもったいないほど!