我が家のリトルファーマーは働き者!一丁前に道具を使って、暑くても、雨が降っていても、毎日庭や畑仕事に一生懸命です。「よいしょ!よいしょ!」と呟きながら、立ち止まることもなく…
シュピのお家(家主は全く興味ナシ。)にも「コン!コン!いないねぇ」と言いながら、お邪魔してました。最近、毎日のように雷雨があり、こんな時期に夕立ちなんて、これも異常気象でしょうか。植物は潤い、雑草も抜きやすくなってメリットもあるけれど、雷が大嫌いなシュピは何時間も前から気配を感じるのか、草とりをする私の邪魔をするかのように、ガタガタ震えながら草の上に座ってみたり、脚の間に入ったり、始終ぴったりくっついていました。
「信州Diary」カテゴリーアーカイブ
初夏を告げる白い花
以前から、この時期になると山屋の庭に群生している可憐な白い花。てっきりニリンソウだと思っていたのですが、よく見ると葉っぱが違う…さんざん調べた結果、ようやくたどり着きました。
フタマタイチゲ(二股一華)‘anemone dichotoma’
キンポウゲ科の植物につく学名のアネモネとは、ギリシャ語のanemos=風という意味だそうで、たしかに風に揺れるようなイメージがあります。環境省のレッドリストでは「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧類()VUに登録されているとのこと。そんな貴重な植物が庭に群生しているなんて!これからも大事に増やし続けたいと思います。本名はあまり可愛くなかったけれど、草姿は切り花にしてもパーフェクト。大きな葉っぱがクッションになって、ただ束ねただけでも清々しいブーケになります!直売所でも人気があり、よく売れています。一輪咲いた後、また両脇から二本蕾が上がってきて、長いこと初夏の庭を楽しませてくれるこのフタマタイチゲはガーデン山屋の優等生。
LAGOSTINA
バザーで見つけてしまいました!ゴロゴロと鍋が無造作に転がっている中に、ひときわシンプルなデザインの大きな圧力鍋があるのを。キッチン用品の誘惑には本当に弱い私。圧力鍋は一つあるのに「これだけ大きかったらタケノコや大人数の料理ができる!」などと言い聞かせ破格で買ってきました。家に帰り蓋をとると、年代物(どうやら私が生まれる十年前)の取扱説明書が入っていて感激!説明書によると、イタリア、ラゴスティーナ社の7Lの圧力鍋であること、使い方以外にもラゴスティーナ氏は一生ステンレスと共に過ごし、ステンレスの開発と、その応用に生涯をかけた人であり、企業の収益で世界から留学生を招き、僻地に病院や学校を作って寄付した立派な起業家であったこと、後に世界中で「ラゴスティーナのステンレス」「圧力鍋のラゴスティーナ」と言われるようになったことなどが書かれていて、ますます惹き付けられました。更に画期的なのは、この上ないシンプルなイタリアらしいデザインと、機能的でシンプルな操作方。蓋を取り外す際には、一
枚のステンレス板がしなってまるでマジックのよう。使う度に感心しています。気合いが必要だったタケノコの下処理も楽しく時間短縮!タケノコの煮付けは庭の木の芽をたっぷり添えて…。先日プレゼントしてもらった、お気に入りの陶芸家さんの器にぴったりでした。あまり関心のなかった圧力鍋調理がラゴスティーナの圧力鍋と出合ったことで、一気に世界が広がりました。
モンタナ
大好きな花、クレマチス・モンタナが今年も見事に咲き乱れています。暗くなりがちの半日陰の日本庭園にパッと光が射すように明るくなっています。 クレマチスの原種であるモンタナは、その可憐な姿が風情があります。クレマチスの語源はギリシャ語のclema=つるからきているそうで、イギリスではバラがキングで、クレマチスがクイーンと呼ばれるほど親しまれているとか。たしかに短大時代にイギリスのガーデンデザイン研修でまわったいくつもの庭では、何種類もの見事に絡んだクレマチスがレンガづくりの家やアーチに絡み、素晴らしい風景だったのが印象に残っています。我が家のモンタナ以外のクレマチスもそろそろ咲きそうで楽しみ!梅雨に入る前の爽やかないい季節です。
キリンさんリュック
息子が、とても良くなついている方から、キリンさんリュックをいただきました!目と耳のついたフードとしっぽ、それからリードまでついている優れもの。動物園でキリンさんに葉っぱをあげてから、キリンさんはお気に入りで「キリンさん、パクパク!」といえば、葉ものも美味しそうにムシャムシャ食べます。1ヶ月お姉さんのお友達もてんとう虫リュックをプレゼントされ大喜びでした。いよいよ山屋の向かいに広がる田んぼも、ほぼ田植えが終わり初夏の景色。リードに繋がれた兄弟?は今朝もご機嫌でした。かごの中のお土産は田んぼの畦道に咲くシャスターデージー。午後は私が大好きな伊那の産直市場‘グリーンファーム’でポニーにカボチャ(カップ入りの100円のエサ)を恐がりもせず二頭に平等にあげてエキサイティング!今日も目一杯動いて、イタズラして、よく食べて…大満足の小さなキリンさんでした。母さんは今日もヘトヘト!
山屋流ガーデン
山屋のガーデンはきちんとしたプランやデザインはありません。ほしい!と思う植物と出会ったら、買ってきて「さて、どこに植えるかな」と悩んだりすることもあれば、ここにはアレを植えたい!と閃いて、やっと見つけて買ったり、頼んで仕入れてもらったり。短大で学んだ知識やこれまでの経験から、花の色、形、花期、高さ、カラーリーフの効果的な使い方など配慮し、花が途切れることなく、統一感のあるガーデンを目指しています。信州の冬の寒さに耐えるものを選ぶことも重要なポイント。それでも、好きな花は一年草と割りきって、寒さに負けてしまうものでも植えています。先日も記事にした‘スノーボール’はグリーンから白に変化すると共に、大きく重みも増して、更に輝いています。山屋では唯一の山吹色の小花‘ゴールドコイン’は満開で、切り花としても直売所に出荷中。そして、このゴールドコインの引き立て役となっている(山屋では大活躍!数ヶ所に群生し間引くほど。雑草防止にもなる)‘エポコディウム’はセリ科の斑入り植物。美しい葉っぱは
水あげが悪くて切り花に向かないのが残念ですが、ニンジンに似ている花は切り花にもなり素敵です。ゴールドコインやバラ、すみれなどとのコントラストはとても気に入っています。五年目のガーデン。今年こそは植栽図を作りたい!
犬ニモ負ケズ
クロバナフウロ
タイムのリース
畑あらし
―目の前の快楽は苦労を招くが、目の前の苦労は必ず幸福につながる― 先日、運転中にラジオのゲストが言ったコトバが心に残りました。それは生活水準より国民の幸福度を高めることに重きをおくブータン王国についてがテーマでしたが、日常の些細なことでも同じような気がします。そんなことを考えながら、お隣さんがお裾分けしてくださった‘松本一本ネギ’の苗を植え付けていた今日。畑が大好き小さな助手たちは何度注意しても、不織布をかけた芽がでたばかりの畝の上に行くし、本人はお手伝いのつもりでも、イタズラばかり!いつの間にか植えたばかりのネギ苗を何十本も抜いたり、踏みつけたりしていて愕然!その後はスイスのような裏のキャベツ畑の農薬散布を離れた位置から監督し、植え終わった空のポットに土をいれ…農作業も子育ても根気が必要です。まずは、種をまき、苗を植えないことには何も始まらない!明日は豆類とニンジン数種を蒔かなくちゃ。