水芭蕉とスナフキン

お家から10分弱のお気に入りの場所に今、水芭蕉が咲いています。
水芭蕉の名所というと、日当たりがいいイメージなのですが、ここは
山の麓の森の中。人工的に植えた違和感はあるものの、薄暗い森に、
白く輝く謎の生物みたいに、独特のオーラを放っています。
毎年見に来ていますが、いつも他の人に出くわすこともなく独り占め。
こんなお気に入りの場所と時間が持てること、幸せに思います。

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冬の間待ち遠しかった‘女神様の水’。
春〜冬の入り口までは、我が家のコーヒーやお茶、料理に活躍します。
まろやかな女神様の水。汲みたては真夏でもキンキンに冷たくて美味しい!

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スナフキンの真似をして、長い枝で枯葉を取って釣り気分。

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水芭蕉の彼方にも…

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山屋味噌 2014

今年も、年に一度の一大イベントのひとつ「味噌づくり」をしました!
一昨年から味噌づくりの会に入れてもらったおかげで、ほぼ毎日美味しい
自家製味噌のお味噌汁を食べています。それはとてもシアワセなこと。

隣の地区の設備が整った加工施設を借りて幅広い年齢層の10-20名が集まり、
皆で協力し合って働く。豚汁とおにぎり、持ち寄りのおかずでお昼を食べ、
一日がかりの大仕事で、終わるとクタクタだけど、楽しいイベントです。

信州=信州味噌。
長野県では、自家製味噌を作る家庭が多いのかもしれません。
お醤油まで自家製というお家もあるほど。
それでも20代〜30代で自家製味噌を作っている人は、希少だと思うので、
こういった貴重な経験を、絶やさず後の世代にもつなげていかなくては!

まず前日に、大豆を5kgずつ計ってよく洗って水に浸します。
5kgの大豆から18kgぐらいの味噌が出来上がります。

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当日、年代物の巨大圧力釜(満タンで30kg)に入れ、蒸しあげます。

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その間に、麹をパラパラにほぐしておきます。
おじちゃん、おばちゃんと混ざっていつの間にか息子も!

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以前は麹づくりから自分たちでやっていたそうですが、
全行程で三日かかってしまい大変なので、ここ数年は
参加者の一人が作った無農薬のハゼ掛け米を醸造元に
頼んで、上等の麹を使うことがができています。

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蒸しあがった大豆はいい香り!
ふんわり柔らかくて絶品なので、ひとつかみずつお持ち帰りに。

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この丸い網カゴが六つ(5kg入る)入ります。

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我が家の分は塩尻産青大豆もミックス。ついついつまみ食い!

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ご機嫌とるのが大変なのですが、電動でいい仕事してくれます。
巨大モンブランみたい。

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潰した大豆が冷めたら、塩と麹、豆の煮汁(アメと呼ぶ)を入れて攪拌機に

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よく混ざって粘りが出たらOK。各々の容器に入れて持ち帰ります。
いつもホーローの蓋つき容器に入れてましたが、今年は木の樽を
入手したので、例年の二倍の10kgの豆で初挑戦。

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大変な仕事も皆でやれば、楽しくできてしまう。
美味しいお昼やお茶の時間、笑顔とおしゃべりと。
こういう機会にご一緒できて、本当に嬉しいです。
誘ってくれた友人と迎えてくれた皆さんにに心から感謝!
我が家の自慢の塩尻産大豆とお米の2014山屋味噌。
秋になったら美味しく食べられます。
それまで楽しみに待っています。

Snow cafe

塩尻は昨日から雨が降ったり止んだり。
屋根の雪が解け、家の前の雪もだいぶ消えましたが、地面はグチャグチャ。
やっぱり雪の白一色の景色の方がキレイだなぁ、なんて思ってしまいますが、
雪解けが進んでくれないと、もちろん困りますものね。

そのうちケガをしそうだなぁ、と思っていたツララもなくなって良かった!

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日に日に成長して、最終的には私の肩に当たるほど。約3mのツララに。

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大雪の後、キッチンの窓から見える位置に、テーブル席を作っておきました。
雨の降る前のキレイな雪の中での‘スノーカフェ’。
ご機嫌な小さなお客様は、先ず自分でカゴに入れて運んで行った本を読んで、
それはそれは美味しそうに笑顔いっぱいで食べていました。

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いつもは進みが遅い野菜6種のコンソメスープもペロリと完食!

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こちらは大人用。
焼きたてオリーブと自家製セミドライトマトのハーブブレッドとフィドルさんのパン。

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2月も今日でおしまい。
信州の長く厳しい冬も、いよいよ終盤です。
よくよく見ていると、樹木の芽がなんとなくふっくらしてきました。
春まで、もうひと息!これからは自然界の変化に目が離せなくなります!

10日過ぎて…

あちらこちらで「あれは災害」「100年に一度」などと耳にするあの大雪から
10日が過ぎました。
先週いっぱい、大雪の影響によりゴミの収集がなかったり、卵やパンをはじめ
スーパーの商品が乏しかったり、主要道路以外の道の除雪作業の為、どこでも
小さな通行止だらけだったり、異常事態は続いていました。
やっと今週に入り、ゴミの収集や地域バスの運行が再開され、家の前の道路も
重機が入って除雪してくれたおかげで、普段通りの対面通行ができるようには
なりましたが、まだまだ小さな路地や公園の大半は膝上ほどの雪が残ったまま。
自転車、歩行者、犬の散歩などは必然的に制限されてしまいます。
大きなグラウンドや公園は雪捨て場となり、ハーフパイプが簡単に作れそうな
巨大な雪山がそびえ立っていて、重機が朝から晩まで作業しています。
2月も終わるというのに、朝の冷え込みは氷点下10℃前後がずっと続いていて、
雪や氷の固まりがなかなか解けません。

キッチンの窓からのベストポイントに、毎冬リンゴを刺している低木まで
自分一人で小径を作ると張り切っていますが、未だに工事中。
見てない間に、こっそりほんの少しずつ手伝っています。

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家の裏手にはグレードアップした滑り台を。

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平出遺跡もこの通り!

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脚の短いシュピは走り回れる場所もなく、運動不足に。

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高床式住居は彼のお気に入り。

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二月生まれ

私たち親子も含め、身近に二月生まれがたくさんいます。

普段は、お子様メニューみたいな食事をあまり作らない我が家。
誕生日くらいは、と久しぶりに典型的なハンバーグを作りました。
マッシュポテトと、人参のグラッセも添えて。
息子は、「どうして、母さんこんなのが作れたの?」と大興奮!

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慌てて作った栗のロールケーキ。ご機嫌でマロンクリームを塗り始めてハッと気付く。
ロールケーキはキレイな面に塗っちゃダメなんです!なんとも私らしい失敗で。
味は変わらないからと、粉砂糖でカモフラージュしてなんとか形にして…
チョコレートの文字にも初挑戦して、気持ちだけは目一杯込めました。

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そして、先日の記録的な大雪の日は友人の誕生日。
彼女らしいシックなブーケを用意してあったので、後日ウチに寄ってくれてランチを
ご馳走しました。大雪によるスーパーの品薄状態のおかげで、今まで勿体無くて使えず
期限が近づいていたビン詰めや缶詰め、乾物や農作物のストックなど、あるものをいか
に使いこなすか考えるのも楽しくて、結果的に普段以上に豊かな食卓だったりします。

マッシュポテトグラタン

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チェリートマト入りトマトソースのビン詰めにツナ、オリーブ、ケイパーを加えて

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家にある材料で作れるリンゴの温かいデザートを。

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ボルドー&ホワイトのブーケ

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炬燵から見える位置に小さなお客様も。

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雪の魔力

雪かき作業三日目。
塩尻でもまだまだ色々なことが麻痺した状況です。
県内では今もなお立ち往生している車が数百台あり、通行止も解除されてません。
食料もあり電気やガスが通る家にいられること、雪かきであちこち痛くても健康で
あること、それがどれほど幸せなことか思い知る毎日です。
一刻も早く、道路状況が回復しますように。

いつもの散歩道も雪の壁に挟まれて一方通行のみ。
彼方に息子の姿も。

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多くの被害をもたらした大雪がこんなにも美しい世界を創り出すなんて。

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今朝は氷点下10℃くらいまで冷えこみましたが、日中は晴れて屋根から滴り落ちる
雪解け水。一昨日から気にはなっていたけれど…やっぱり、危険な屋根の雪。
だんだん重く固まってきていたので、脚立をなんとか運び出し、頻繁に通る表玄関の
上の部分だけ屋根の雪下ろしをしました。本当はもっとやりたいところですが、
雪かきしないと脚立が立てられないのと、屋根の雪下ろし中の事故もよくあることで。

そして、昨日一日がかりでやっとジムニーを救出できました!
もうひと息!の所で横の生垣からドサッと雪が落ち、運転席のドアが埋まりましたが、
彼の頑張りのおかげでどうにか。

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ちょっとひと息ついてまた作業。

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雪のお茶スペースを作って、お疲れ様のお茶会。

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有り合わせのオヤツでも、とびきりおいしい!

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大雪のため

昨日、今日と雪かき作業に明け暮れています。
昨日の朝、表玄関をあけると…

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さすがの雪好きも、唖然。
一晩で、こんなにも雪に埋もれてしまうなんて。

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昨日参加予定だった塩尻のイベントは中止。
ほぼ一日中雪かきして、やっと家の前の道路から表玄関まで。
門のある前庭は未だ埋もれたまま。

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家の横に停めたジムニーは…

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早くジムニーを助け出したい息子も埋もれてしまいそう

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それでも、ただただ雪かきに必死になっていても疲れるだけなので
即席すべり台を作ったり。

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小さな子ども用スコップが割れてしまってから、大人並みに角スコップで
トレーニング?していた息子。使いやすそうな子ども用雪かきスコップを
一昨日の夕方購入したら、張り切って一日中雪かきを手伝ってくれました。
トレーニングの甲斐アリ!道路を挟んだ田んぼの脇に捨てに行くのに、彼
のソリに雪を山盛り乗せて、せっせと運んでくれました。

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昨日は日中の雨予報も当たらず、お昼過ぎまで雪が降り続きました。

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暗くなるまで頑張ったご褒美は、かまくらのキャンドルナイト。

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★お知らせが遅れてしまい申し訳ございません!
本日、開催予定だったビクトリアンクラフトさんでのワークショップ&小さなマルシェ
は大雪のため、2/23(日)に延期となりました。
23日なら参加したい!というお客様がいらっしゃいましたら、人数に余裕があるので、
まだまだ申し込み可能です。
● 2/23(日) 11:00〜/ 14:00〜 (所要時間約1時間半)
● 各回定員6名
● お一人様 3800円 (お茶ツキ)

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ワークショップ以外にも、ガーデン山屋の商品を販売いたします。
他にも、フィドルさんのパンの販売などもありますので、お気軽にお越しください!

ご予約、お問い合わせは
ヴィクトリアンクラフト 0120(11)3592 までお願いいたします。

真冬の農作業

大雪。みなさま、ご無事でしょうか…
今日は朝から何度も雪かき三昧。
実は今日、東京に行く予定でしたが、どこも通行止で延期に。

この冬は案外、雪が少ないなぁ、と思っていたんですけどね。
ワンシーズン分くらい、まとめて降ってきました。

前庭の様子

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松の枝や庭木が折れなければいいけれど。

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スコップを振り回し、一輪車やソリも出動させての雪かきは、真冬の農作業。
次第に、雪のやり場がなくなり大変でしたが、久しぶりに思い切り体を動かして、
一段とご飯がおいしいくて。

楽しいコトも(雪かきだけでも楽しいけれど)忘れない私たちは、小さなかまくらを。
息子は嬉しくて、かまくらに入ってはイビキのマネをして寝たふりをしてました。

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ジムニーもこの通り!お見事!

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大寒

今日は、風があり日差しはなく、気温はプラスなのに本当に寒い一日でした。
大寒とは、沢に氷が堅く張りつめた時期の意味で、元来は立春までの約15日間のことで、
「小寒の氷大寒に解く」といって、小寒に比べて大寒の方が暖かいとも言うそうです。

ここのところ感じるのは、日が長くなっているということ。年末は17時なれば、もう
真っ暗だったのに、17時でもまだ明るい!毎日毎日、刻一刻と日が長くなり、着実に春に
近づいているんです。厳しい冬だからこそ、春への憧れは強く、喜びが大きくなりのだと
塩尻で暮らすようになってからわかりました。

それでも、全然解けない雪の固まりで毎日飽きもせず、遊ぶ息子に半分飽きれながらも、
実は私も雪には胸騒ぎがしてしまう、二月生まれの親子ではありますが…

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生後数ヶ月の頃から、いつも一緒のこの二人。ポーズまで一緒です。
雪遊びのあとは、コタツの誘惑に身を委ねるのみ!

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厳しい寒さを楽しむために

先日の朝の気温、マイナス13℃。朝のキッチンは1℃。
塩尻でも、木曽の入口に近く風通りのよい山屋は、一段と寒いようです。
相変わらず、家の花瓶の氷は解けないまま、お花はフリーズドライ状態でやけに美しさを
保っております。

塩尻の冬も七回目。そろそろこの寒さに驚くこともなくなってきましたが「寒い、寒い」と
言いながら、容姿も構わずものすごい厚着をして過ごすのも、案外楽しかったりします。
冬でもポカポカの快適な住まいは、もちろん羨ましいけれど、ここまで四季を体感しながら
暮らせるのも貴重な体験。全然風邪を引かないのもありがたいこと。

スイスのお家では寒い冬でも赤ちゃんに厚着をさせ、ベビーカーごと外にしばらく放っておい
てお昼寝をさせたり、ベビーカーを押して一時間以上散歩をしたり、冬の外気浴は昔から伝わ
る健康法だそうで、北欧でも似たような健康法があると聞いたことがあります。
日本人からみれば、かなりスパルタな感じがしますが、たしかに赤ちゃんも気持ち良さそうに
寝ていたり、外に出たらご機嫌がなおったり。研修生だった私は、よく真冬の散歩を頼まれて、
ベビーカーを押しながら、延々と歩いたことを思い出します。

そんな経緯もあり、今の生活でもシュピの散歩や息子との雪遊びで、真冬でも外に出る時間を
作るようにしています。肌を突き刺す朝のキンキンに冷え切った空気で一日の元気をもらって。

まだまだ続くこの寒さをいかに楽しく過ごすか。そう考えるとワクワクします。
この冬は大根をたくさんいただいたので、年末切り干し大根に挑戦したのですが、あまりに
瑞々しくってすっかり凍り付き、更にはしまい忘れて雪の下に…
気を取り直して、昨日はアドバイス通り軽く茹でて水分を飛ばしてから干すことに。
輪切りと、帯状に切ったものとの二種類。果たしてうまく凍み大根ができるでしょうか…

薪ストーブを活用。3時のおやつは焼きイモ!

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