不思議な三角形のお皿

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10年ほど前に、ロンドンのリサイクルショップで見つけたイギリス製のお皿。微妙なカーブと深さがおもしろく、ちょっとした果物なんかが似合います。一度うっかり割ってしまったところを執念でくっつけて、ビビ有の、愛着のある一枚。イギリスらしいマイナーな植物の絵柄(おそらく、カヤ、タンポポの綿毛、ラグラス、木苺の葉っぱなど)がキュートで、裏には‘FASHION SHAPE’とあります。この地味な絵柄が映えるように、グリーンのキウイと、アイボリーの洋ナシを。そして、こんな時に山屋で活躍するのは、昔よくおばあちゃんの家なんかで出てきたカラフルなミニフォーク!(楊枝とフォークの中間のような、先端が二本のもの。正式名称があるのでしょうか…蛍光色の黄緑やピンクがあったり、どこかの会社名が印刷されていたり。新しいものも何回か売られているのを見たことがあります。)このサイズとカラーが可愛いらしく、ポイントになります。たしか東京にいるときに骨董とまでいかないジャンク品を売るお店で買ったような気がしますが
、好みの色があったら増やしたいくらい重宝してます。ピクニックやお弁当にも、食べやすくコンパクトなのはいいけれど、いつの間にか生ゴミに紛れてしまったりするようで、本数が減ってきてしまったのが切ないところです。

雪かき作業員さん

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二歳くらいの子どもは皆真似っこ族。携帯電話を耳と肩にはさんでペラペラしゃべってみたり、顔に両手でペタペタとローションをたたいてみたり…そして、こんなことまで、いつの間に観察したのか、雪かき作業の上手なこと!いくつまでお手伝いしてくれるかわからないけれど、ちっちゃいくせに頼もしい姿に大笑い!本人は除雪車のつもりで真剣そのものでした。

静岡の旅つづき

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友人が一生懸命に盛りだくさんの楽しいプランを立ててくれたので、一泊二日とは思えない充実感でした。ブログにものせきれなかったので、追加!清水寺と呼ばれる山の上のお寺で‘だるま市’をやっていて、駐車場から山道を歩いてお寺まで行くのは時間がかかって大変、というわけで、普通は断念しそうな、ものすごい急勾配のスリル満点の細い山道を車で走りました。竹林やミカン畑、お茶畑を抜けた山の上では、右は山々、左は海の絶景! お寺では‘さかさダルマ’といって、笹の枝に逆さまに小ぶりのダルマさんを吊るしてある縁起物を買って、息子は嬉しそうに振り回していました。今回の旅は、息子にとって、最高に刺激的な旅となりました。動物園の動物たち、友人の家の牛、馬、犬、猫、ガチョウ、くじゃく…そして、馬に親子で乗らせてもらえたり、水路用のミニパワーショベルなど、重機に乗らせてもらえた時は、口が開きっぱなし!どんなに嬉しかったことでしょう。ますます日々の遊びがリアルになり、彼の頭の中ではどんどんファンタジーが膨らんでいるよう
です。

トスカーナへ?

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今回訪ねた静岡の友人の家は黒毛和牛の農家。そして駿河湾や段々のお茶畑が見渡せる裏山にはミカン山があります。見た目はちょっと酸っぱそうだけど、上質の堆肥をふんだんに施した、無農薬の甘いミカンが鈴なりで(本当はこんな時期まで樹の上にあるのは、樹にとっては負担が大きく、よくないそうですが…)完熟の柑橘数種類や、レモンを山ほど収穫させてもらえました!冬の日の暖かな日差しと、澄み渡る青空と、オレンジ色の柑橘が、数年前の2月にトスカーナを旅したことを思いださせた、静岡・藤枝でのミカン狩り、楽しかった!

日本平動物園

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2ヶ月前から計画していた静岡の友人宅への‘ミステリーツアー’へ。今朝の塩尻は昨夜からの雪が積もり、マイナス6℃まで冷え込んで、事故車両を目撃することもありましたが、山梨に入ったらすっかり雪もなくなり、静岡は、もう春のようで、水仙や梅の花が咲いていました。久しぶりの海。そして大人五人と二歳児で何十年ぶりかの動物園へ行き、皆でおにぎりを食べました。山の傾斜を利用した園内はこじんまりしているものの、充実した内容で、久しぶりに大人もはしゃぎました。「ぞうさん」や「ライオン」など最近言い始めたり、動物が登場する本に興味を持ち始めた息子も大喜びで、キリンに葉っぱをあげるイベントに参加したり、白クマのダイビングを間近に見て、大興奮でした!

野うさぎシュピ

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今日の雪は、午後から振り出し、あっという間に積もってしまいました。数時間、ちょっと暖かい日が続いたと思っても、まだまだ油断はできません。これから春にかけての雪のほうが一気に積もりやすく重たくて雪かきも苦労します。
今年は各地で雪の被害もあり、喜んでばかりもいられないけれど、それでも雪景色は本当に美しい。心まで浄化されるような気にさせてしまう雪の一時の魔法。時が止まったような世界の中で野うさぎにしか見えないシュピと山女?の大きな足跡を残してきました。

豆たんびいき

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先日、電気炬燵を豆たん炬燵仕様にした、という知り合いご夫婦の話をきいて、私も興味を持ち、山屋の電気炬燵を豆たんにしようと、部品を探してみましたが、そこのお店では現在取り扱いはない、ということでした。がっかりして、ご夫婦に相談したら、数日後に「見つけたから、これから持って行ってもいい?」と電話がありました。なんと!新潟で見つけて来てくださったということで(ドライブ好きなご夫婦で、新潟までドライブの口実ができたからいいんですよ、と。)私が晩御飯の用意をしている間に、さっそくご主人が我が家の電気炬燵の核の部分を取り外し、豆たん用のものを取り付けてくださり、豆たんの良さや上手な付き合い方、実演…など、皆で「こんなに豆たんを喜んでくれる人が身近にいるなんて!」「豆たんの話で、こんなに盛り上がる人たちいないよねー」とニヤニヤしながら、豆たんをしっかりガスコンロで熱し、まるでおでん種ねような豆たんを並べて炬燵に挿入。じんわり暖かくなり、次第に熱くなりすぎて、通気孔で調整して、ぬくぬく心地よ
くなりました。それからは新たに豆たんをおこす必要はなく、一日に二度ほど少しずつ入れ替えをし、外泊する日まで火を絶やさないように1ヶ月近くすごしました。
今は豆たんなんて危ないとか、小さな子供やペットには心配とか考える方も多いようですが、山屋では、もう必須アイテム。あんなに小さいのに、健気にいつも頑張っていてくれる豆たんに感謝して、豆たん炬燵ライフを満喫しています。お財布にも優しく、熱の伝わり方や乾燥具合も電気よりソフト。何より、外出先から帰ったり、朝起きてきても、炬燵だけは暖かいのが嬉しい!豆たん仲間の心優しいご夫婦のおかげです。

深夜のケーキ工房

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せっかくのヴァレンタインデー。何か作らなきゃ!といつものように深夜にごそごそとお菓子作りを始めました。子供を寝かしつけた後のモノ作りの時間は、精神安定剤のようなもの。眠気も吹き飛ぶエネルギーが心の内側から湧き出てきます。今回挑戦したのは、イギリス風のチョコレートケーキを自分なりにアレンジしたもの。オレンジの皮のすりおろしやマーマレード、グランマルニエがきいて、甘いだけではない風味豊かなケーキになりました。パン粉をケーキに使用したのは初めてでしたが、なかなか面白い食感でした。焼いている間に気を許して、お風呂に入ってしまったら、見事に表面だけ焦げてしまった!という私らしいハプニングもあり…でも最後まで諦めないのがポリシー?。焦げた部分を切り取り、ココアをたっぷり振りかけたら、甘さ控えめ上品なケーキに仕上がり、逆によかったくらいでした。さっそく息子は朝からケーキを発見し、気持ちいいほどに頬張って食べていました。

御神渡-おみわたり-

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原村からの帰り道は、いつもスイスのレマン湖沿いを思わせる諏訪湖のほとりを走ります。ところが今日は湖畔に人だかりが!そして何やら湖上には怪しいギザギザ!!そうです。今年は四年ぶりだかの‘御神渡’た。一度は通りすぎたのですが、やっぱり気になって、Uターン。ちょうどすぐ側に駐車スペースがあったので、車を停めて、すぐ近くまで行ってきました。携帯ではあまりよく撮れませんでしたが…シュピは知らないのか、氷上を平気で歩いていました。辞書で調べてみると「湖面が結氷したのち、さらに厳しい寒さが続き、快晴で放射冷却のおおきいとき、氷の上面に収縮亀裂が生じる現象。伝説では、この御神渡の起こりやすい両端にある上社の男神が下社の女神のもとへ出かけた跡だと言われている」とありました。今日は日射しが暖かく、最高気温は0℃前後だったので、氷が溶けているところもありましたが、御神渡はもちろん、青空と雪山の景色も素晴らしく、戻った甲斐がありました。

久々に…

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ペンションの調理を手伝いました。本当は今日の朝には帰宅する予定でしたが、奥さん一人で11名のフルコースを作るのは大変。特に用事もないし、こんなことでお役に立てるなら喜んで!と、昨日試作した魚料理とサラダを引き受けました。いつもは、魚料理にはニジマスを使っているけれど、今は入荷がない、ということで、サーモンをセルクル型(今回はアルミホイルで代用。まるで工作のように型づくりから)に詰め、じっくり両面焼いたものをマスタードクリームソースでいただくフランス料理に挑戦!やはり型が頼りなくてきれいな丸にはならなかったけれど、お客様が「わー!」と感激してくれたり「美味しい」と言ってくださると、なんとも言い様のない嬉しさが込み上げてきます。仕事だろうが、身近な家族や友人であろうが、人を喜ばせることってとても大事なことだと思います。「人間は驚くのが大好きです。」と、あるデザイナーが話していたけれど、日常のささやかな驚きのために、エネルギーを使うこと、いつまでも忘れずにいたいです。