Tea 紅茶

こんな可愛いティーバックが日本でも売っていたら…

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コレは感激して買ってきたスイスのティーバック。
機能的かつデザイン的なモノがスイスにはゴロゴロあるのですが、
こんなティーバッグもその中のひとつ。

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まず、グレーの紙の部分を引っ張りだします。
熱湯を注いだポットやカップの淵に、グレーの紙を引っ掛けるようにして
しっかりと抽出させたら、紙を両手で持ってギューっと引っ張ると…
手も汚さずに、最後の一滴まで絞り出すことができ、ゴミも最小限!
たかが小さな紅茶の袋。でも、このアイディア素晴らしいと思いませんか?
ぜひ、お茶の国日本でも色んな種類のお茶で作って欲しいなぁ。

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実は、この記事、投稿せずに保存されてました。
冬は‘スイスへ行きたい病’がひどくなり、困ります。

ワイン用ブドウの収穫

ちょうど三年前の今頃、ファームステイ先のスイスのお母さんが、
肩の手術をする事になり、家事や仕事ができないから手伝いに来て
欲しいとお呼びがかかって、息子と3ヶ月手伝いに行ってきました。

秋になると、毎年あの時の風景や出来事を思い出して、写真を見て
振り返ってみたり、スイスにまた行きたい気持ちは常にあるけれど、
どうも秋だけは、「スイスが恋しい」と言えるくらい、懐かしくて。
なんだかんだで農業研修の後も計6回ほど訪ねていたスイスの家。
すっかりご無沙汰してしまっています。

9月末の素晴らしい秋晴れのVilligen

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時々、私自身の恋しい気持ちを紛らわすかのように、ブログに当時
の写真をアップしているのですが、今回も特に印象深い出来事だった
ワイン用のブドウの収穫の写真を幾つかご紹介します。

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ポルトガル人労働者のフィリップ。

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二日間に渡り、様々な国の外国人労働者10人以上と
シェフで11tのブドウを収穫。
私たちは後組で、みんなのお昼用のサンドイッチを
(アフガニスタン人のナーデルには、ハムではなく
チーズを挟んだりと多国籍だと配慮も必要)
たくさん作ってバスケットに入れて、飲み物と共に
お届け。その後一緒に手伝いました。

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これらは全て、契約ワイナリーに持込み自家用ワインに。
家の裏の直売所でも販売しますが、おそらく半分以上家で消費していそう。
私も研修時代から、毎晩のようにお母さんの晩酌に付き合っていました。
美味しい自家用ワインを毎晩飲めるなんて、本当に豊かな暮らし。
あー、またスイスに行きたい!

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でも塩尻はブドウとワインの町!
最近はヨーロッパ式にワイン用のブドウを栽培しているところが増え、
アルプスの山々をバックに、スイスの様な景色にめぐり合うこともあるんです。
そんなところも、塩尻が好きな理由のひとつなんです。

Apfel&Birnen リンゴと洋梨

スイスで一般的な果物といえば、リンゴと洋梨でしょうか。
イチゴは私の知る限り、露地栽培だけだし、あんず、さくらんぼ、プルーン
ベリー類、カリンなど、旬の果物はだいたい信州と同じような顔ぶれ。
こうして考えていて気づいたのは、あちこちにブドウ畑が広がっているのに、
それらは全てワイン用ブドウだということ。確かに、スイスの家庭でブドウを
食べたのは一度くらい。スーパーで売られているブドウを見ると食べたくなり
個人的に時々買っていましたが、それらはどれもイタリア産。しかもおそらく
赤と緑の二品腫のみで種なしで皮がパリッと皮ごと食べられるものでした。
もしかしたら、どこかで国産生食用ブドウも作っているのかもしれませんが。
なんとなく、ブドウはチーズの盛り合わせに添えたり、お肉料理のソースや
デザートに使うことが多いのかなぁ、という印象を受けました。

その点リンゴは一年中、洋梨もほぼ一年中スーパーや、私のいた農家の直売所
でも切らさずに販売していました。
例えば学校やホテルのロビーのようなところに山のように積まれていて、自由
に食べてよかったり、子供のおやつ、出かける時、お昼のサンドイッチと一緒
に…といった具合に、いつでも登場します。私が日曜日に電車に乗って出かけ
る時も「直売所からリンゴ(洋梨)持っていってね!」とよく言われました。
日本では規格外のように小さかったり、不格好なリンゴや洋梨は愛嬌があって、
何度も摘果し、きめ細やかな管理をされた日本の立派な果物には劣りますが、
片手に握れる丸かじりサイズがスイスを始め、欧米の人のスタイルには合って
いるのだと思います。

そしてまた、リンゴと洋梨はお菓子づくりにも欠かせない!!
なかでもリンゴのタルトや洋梨のタルトはスーパーでもパン屋さんでも必ず
見かけるし、家庭でも主食代わりに作って食べるほど。だからワンカットが
日本の倍以上あるのですが、全然重たくなくて本当においしいんです。
スイスのようにおいしい冷蔵のパイシートがあれば簡単なんだけど…
生地から作るのは時間も根気もいる作業なので、余裕のある時に焼いてます。

スイスの愛嬌のあるリンゴたち

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丸かじりにふさわしい完熟でも固めの洋梨。
塩尻でも同じ品種を発見し大興奮!

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スイスのタルトは直径30cmほど。大人数の時には天板で作ります。
一人最低でも4/1カットは平らげちゃうリンゴと洋梨のタルト

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こちらは山屋。いよいよ我が家も在庫切れ缶詰の洋梨を使って。
やっぱり、生に比べると風味が…

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スイスだったら二人分?

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スイスの秋 2011・11

久しぶりに、二年前にスイスに滞在していた時の写真を見ていました。
今でもふと思い起こす、この景色。

美しすぎる。とはこういうことを言うのでしょうね。
あまりにも美しくて、皆さんにちょっとおすそ分けしたくなりました。
ここはチーズで有名なエメンタールの谷。
三ヶ月仕事を手伝っていた私に、スイスのお父さんお母さんが用意してくれた
最高のプレゼントでした。
まるでおとぎ話の世界に飛び込んでしまったかのような夢の時間。

スイスで見てきた景色、出合った景色は、常備薬のように私の心の中にあって、
いつでも私を励ましてくれています。

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Auf wiedersehen 旅立ちの日

いよいよあと数時間後にはシュヴァルツ家の皆様、ニーダービップともお別れです。長いようなあっという間だったような…やはり後半はクリスマスに向けての準備など楽しい仕事が多かったせいか、急ぎ足で時が過ぎてゆきました。早く帰りたいと思ったことも何度もあったけれど、こうしてみると、名残惜しい。特に皆が、わざわざお別れの挨拶をするためだけに訪ねて来てくれたり、プレゼントを持って来てくれたり…「よい旅を」「次はいつ来るの?」「素敵な時間を本当にありがとう」一言一言が胸にしみ、涙を浮かべて抱きしめてくれたソニアやダニエルママにつられて目頭が熱くなりました。特にラーヘルの子供たち(ロミーが一番)名残惜しいようで、何度も何度も握手したり、言葉をかけてくれて、子供達の素直な気持ちが痛いくらいに伝わって来ました。
次はいつ会えるかわからないけれど、再会を約束して、三ヶ月のスイスライフにピリオドを打とうとしています。現在午前3時近く。やっと山のような荷物をスーツケースに詰め込み終わったところです。日本へは12時間の空の旅です。飛行機に乗ってる時の旅気分もまたよし。わんぱく小僧がいい子にしててくれることを願って…もしかしたら、明日はスイスの初雪が見られるかもしれないそう。そして、明日はサンタ・ニコラウスの日。旅立ちの日が初雪だったら、それも素敵な思い出になるでしょうね。

ソニアの旦那さんが届けてくれた、名前とお別れの言葉入りレブクーヘン(スパイスのきいた焼き菓子)

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夕方、サヨナラしたのに夜にもう一度来てくれたラーヘルのファミリー

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7度目のニーダービップ。いつ来ても変わらないこの地は、私の第二の故郷です。

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雨の日曜日

アドヴェント二日目の今日は、強い風で時々雨が降り、ゴロゴロする日曜日にはもってこいのお天気。でも、私にとっては最後の日曜日。以前は週に一度くらいは馬で森への外乗を楽しませてもらっていましたが、今回は子連れというのもあるけれど、シェフィンやティッピ、ラーヘルと手術続きだったり、なんだかんだと慌ただしく、ここの乗馬人口?が増えたのもあり、9月に一度外乗しただけでした。そこで、今日は最後のチャンスということで、シンメルの飼い主が譲ってくれ、三女のミリアムと森へ一時間ほど行ってきました。雨風で最悪のコンディションと思いきや、森へ入るとそこは別世界。風も雨もなく、潤った美しい緑と森の香り、美味しい空気、自然のクリスマスツリーのようにトウヒの実がたくさんぶら下がる木々、芸術作品のように絡みつくアイビーや、輝く苔のじゅうたん…さすがに、カメラをぶら下げてギャロップするわけにもいかないので、もったいない気もするけれど、この目にしっかりと焼き付け、たくさん深呼吸して、スイスの美しい森に別れを告げてきました。本来なら12月ともなれば、雪も降って、雪の中の外乗はまた格別なのですが、青々とした森ももちろん最高でした。

シェフィン作のアドヴェントクランツ

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毎週末、誰かしら孫の一人が泊まりに来ます。ロミーはこの家が大好き。
みんなでヌクヌクの暖炉ベンチに。まるで東京の満員電車のよう。

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シェフィンがお土産にと、エメンタール地方の伝統的な陶器のカップを。

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いよいよ明後日の朝には出発し、午後一の飛行機でスイスを発ちます。
あと一日、気を引き締めて、仕事に励み、後悔のないように過ごしたいと思います。
その前に、荷物が入りきるのか、どれだけ重量オーバーするのか心配なとこですが…

早朝の直売所

薪で焼いた、焼きたての自家製パンを販売する金曜日と土曜日はいつもの何倍ものお客様が直売所に買いに来ます。いつも土曜日は7:00から私が直売所の品出しをするのですが、その時点でもけっこうパン目当てのお客様もいるので、今日は撮影のために20分前から写真を撮りながら、開店準備をしました。
それから、スイスはこの秋、例年になく雨がありませんでした。そもそも私が来てから、雨が降った記憶は2,3日。そんなことは本当に珍しく何十年以来だとかで、やっと昨日約45日ぶりの恵みの雨でした。そして、もう12月だというのに、初雪もなく、こんなに気温が高いのも不思議で、皆「春のよう」と言っています。来週は雪になりそうですが、スイスの雪、見られるかなぁ。

ラーヘルのガーデンにあるキレイな赤い枝で壁掛けを作ったら、ソニアが同じモノを飾りたいから教えてほしいと、同じ材料を全部用意して訪ねてきました。

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用途に合わせて使い分けるスイスの主食、ジャガイモ。

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若いニワトリの、小さな放し飼い産みたて卵

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エンダイブやトレビスなどのサラダ類

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この不思議な形のサラダ菜はZukerhutツッカーフット(直訳すると砂糖の帽子?でも、苦い…)という、スイスの冬野菜を代表するもののひとつです。

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スイスのごぼうは真っ黒。コールラビやフェンネルは通年お店に並びます

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今日の仕事のひとつ。クリスマスプレゼント用の盛り合わせを作りディスプレイ。もちろん、自家製ワインは外せません!

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買い物に来るおじいちゃんも背広姿で可愛いカゴ持参、というところが憎い!

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お誕生日に招かれて

先日、シェフィンの乗馬仲間であるお友達の誕生日に招待されて行って来ました。そのお友達ソニアの旦那さんは大きなパン屋さんの社長。そのため、可愛らしい小さなサンドウィッチや、きれいなケーキやクッキーの盛り合わせが用意されていました。以前も触れたように、誕生日の本人が来てくれた人にもてなし、一番動き回らなくてはならない、こちらの誕生日。この日一日は、いつ誰が訪ねてくるかわからないし、だいたいの時間を決めて、招待してあっても、次々にプレゼントを持った友人や家族が現れるので、こうした軽食とお酒やカフェで深夜までおしゃべりを楽しんだりすることが多いようです。(子供の誕生日や小さな子供のいる家庭だと、また違ったりもするけれど) そして、この何種類ものクッキーは、決まってクリスマス頃に食べるもの。私も、シュヴァルツ家で研修生の頃、毎日1,2種類を一週間くらいかけて、50〜100コずつ焼きました。今回はちょうど帰国になるのでお手伝いはできそうにありませんが、この時期はまるでお菓子工場。こちらのクリスマスは日本のお正月同様で、こちらのニューイヤーは、日本のクリスマスといった感じで、クリスマスに家族皆が集まると12人。それぞれが「これだけは外せないクッキー」というのがあり(おせちに欠かせないものが人それぞれある様に)、ダブったとしても、なんだかんだで10種類近くなってしまいます。
こちらの人は、人が増える度に一人一人と乾杯したり、一晩に何度も乾杯します。その際には目を見て、「乾杯!〜」と相手の名前をいうので、初対面の人がいたり、名前を思い出せない人がいると焦ります。息子も乾杯が気に入ってしまい…

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クリスマスクッキーの盛り合わせ。各家庭でも12月中ずっと食後に食べたりします。

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こちらはスーパーで売っていたヘーゼルナッツのクッキー。可愛くってつい買ってしまいました。
スイスはナッツ系のスイーツが美味しい!!

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クリスマスディスプレイ

今回は、家に飾ったものをいくつか紹介します。なんせ、家も広いので、いくらでも飾るところがあって…

この玄関ドアはそれだけでも絵になります。古い木のドアなので、鍵をかけるのはちょっとしたコツが必要

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テラス側には森の恵みをふんだんに。このりんごたちは、ちょくちょく犬たちに食べられ、今では二つにまで減ってしまいました。金のワイヤーボールも、一つは見事にくしゃくしゃになって地面に落ちていた…

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先日ロミーと作った、乾燥りんごスライスもうまくできあがりました。

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スイス流子育て

以前も少し触れましたが、スイスの子育て(シュヴァルツ家?)はけっこうスパルタというか、区切るところはしっかり区切って、大人も自分の時間を大切にしているんだと思います。日本とスイスでは、住宅事情や生活スタイル、文化など、様々な違いがあるわけで、はじめは戸惑うこともありました。しつけのポイントというか、子供にさせていいことと悪いことも違ったり…
そして、スイスへ来て数日後に事件発生!ベビーベットで寝ていた息子がお昼寝から起き、なにかしゃべっていたので(私はインゲン豆収穫中)、シェフがドアを開けると、ベビーベットから窓辺(大理石の台のようになっていて、ちょうど子供が座れるようなスペース。大人が乗っても問題ない)に立ち上がっていて、びっくり仰天したそうです。それ以来、強制的にスイスで人気のあるベビーベットようのボックスシーツを着用?することを義務付けられました。それが、袖とチャックがついた不思議な形なのですが、要するに縛り付けるようなもので、子供はその位置で座ったり、立ち上がることもできますが、ベットから落ちたり、よじ登ることはできません。恐る恐る試して、最初はしばらく泣いていたけど(そこで負けちゃいけないそうで)そのうちぐっすり眠り、二、三日後にはすっかり慣れてくれ、寝心地がいいのか安心するのか、袖を通すのも協力してくれ、チャックを閉めると、自分は寝るんだとわかっているのか、笑顔で手を振ってくれます。このグッズのおかげで、朝は9時ごろまでの二時間と、午後は4時ごろまでの二時間ほど、私は安心して仕事に集中できています。たとえ起きていたとしても、絵本をみたり、ミニカーで遊んだり(暗闇でも!)すっかり居心地がいいようです。

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