昼間寝かしておいた三種類のクッキー生地をとりだし、作業にとりかかったのが既に0時。全て焼き上がった頃には、4時を過ぎていました。そして、昼間の3時にお昼寝して、ずっと起きなかった息子が3時に起きてきて、興味津々で一緒にご機嫌でお手伝い。クッキーづくりって大変!でも、時間を忘れて没頭する、甘く幸せな時間です。
今回のセレクトは、庭のラズベリーのジャムを挟んだクリスマスに欠かせないクッキー、クルミのクッキー、バニラクッキー。どれもスイスのレシピで。今年お世話になった方々に、少しずつですが心を込めて作り、ささやかなクリスマスプレゼントにしました。
もうひとつの楽しみでもあるのがラッピングです。どの袋にするか、ヒモにするか、あれやこれや悩みながら、差し上げる方の笑顔を思い浮かべながらの作業は心おどるひととき。
今日は塩尻産のラ・フランスがちょうどいい具合に熟れていたので、シナモンを入れた赤ワイン煮にして、夜ご飯のお呼ばれのデザートに持っていきました。
「お料理とおいしいもの」カテゴリーアーカイブ
卵黄と粉砂糖
スイスで買ってきた‘卵黄と粉砂糖’というタイトルの大好きなクッキーの本。この表紙を見た瞬間、心がときめきました。仲間の写真がどれもデザイン的で可愛くて、見ているだけでシアワセな気分になります。
スイスでは、クリスマス前後に家族みんなで食後やおやつ、ワインのお供に何種類ものクッキーを食べます。私のいたシュヴァルツ家では、1ヶ月前から、クッキー工房のように、毎日100個くらいずつ、小さなクッキーを焼き、最終的には十種類くらい、おそらく1000個以上のクッキーを作ります。私たちがおせちに外せないものがあるように、スイスの家族もそれぞれが外せないお気に入りクッキーがあって、結局みんなの要望を聞いてると、そんな数になってしまうのです。使わなくなった暖炉にクッキーが目一杯詰まった缶がいくつもいくつも積み重なり、そこから少しずつだして盛り合わせます。
衝撃的なスイスのクリスマスクッキーの数には叶わないけれど、三種類のクッキーづくりにとりかかりました。
リンゴの季節
一年に二度美味しい
10月?
10月に入ったというのに、信州でも昼間は夏日が続いています。朝晩の気温差が10℃以上もあったりするので、喘息持ちの私には辛い時期でもありますが、それでも、秋は一番好きな季節!秋色に染まった植物や皆から笑われるほど大好物の栗があちらこちらに見つけられる(道に栗が落ちていると、ついつい栗拾いに夢中になってしまうのは困ったことで。)のは、心ワクワク!車を走らせていても、自然と常に目を光らせています。
ご近所さんや知り合いからも、葡萄(巨峰、ポートランド、ナイヤガラ、コンコードなど)や、採ってきたばかりのキノコなど、頂き物ラッシュで嬉しい限り。
そして、我が家の夏野菜もありがたいことにまだまだ頑張ってくれていて、よく色づいた(例年は色づく前に腐ってしまうことが多いのに、今年は雨が少なかったせいか優秀)パプリカをはじめ、色とりどりの夏野菜が採れていて、食卓を鮮やかにしてくれています。
怒涛の3連休
三連休は、久しぶりに目の回る忙しさでした。
朝市も、まだ暑さの残る連休とあって賑わい、初めて参加した塩尻のイベント音尻(音楽と木のおもちゃや楽器でにぎわう木育イベント)は暴風で商品が飛ばされ、途中でテントを撤去し移動するというハプニング!今回は友人たちの協力のもと、いつものガーデン山屋の商品に加え、自家製冷たいカボチャのポタージュとジェノベーゼを練り込んだ小さなスコーンも作り販売してみました。塩尻の商店街に本格的な衣装と演奏、踊りのアフリカンミュージックが溢れ、一気にアフリカンムード!暴風には参りましたが、楽しい一日でした。
帰宅後は、すぐに料理に取りかかり、夜には我が家で友人のギタレレ弾き語りライブ(神戸から年に一度は来てくれて、ライブはこれで三回目。今回は引っ越し先の奈良から)身内や友人たち総勢15名が集まり、スイスのチーズフォンデュ、二色のズッキーニとパプリカのマリネ、紫キャベツとレンコンのサラダ、色々キノコのガーリックソテー、お客さんとしても来てくれた松川パン商店さんの美味しいパン、友人が作って来てくれた山賊焼き、ミニアメリカンドック…そしてデザートには塩原農園の完熟プラムのクラフティ…
皆で食べるとなんでも美味しくて楽しい!ギタレレライブは心がホンワカする彼女のオーラと歌声、ギタレレの優しい音色に何度聴いても癒されます。また来てくれてる日を楽しみにしています。
三日間で一日分くらいしか寝てないけど、とても充実していました。
徳本水
辰野町にある湧水‘今村の徳本水’は信州の名水に選ばれいます。国道沿いにあることもあり、一日中タンクやペットボトルを持った人が訪れ、外灯の元、仕事帰りに汲んでいるお父さんらしき人の姿もよく見かけます。以前は中央線ギリギリの大きなトラックがバンバン通る国道っぱたで、水汲みも命がけ?運転手もヒヤヒヤでしたが、今は徳本水のためにバイパスができ、安全な水汲みができるようになりました。
徳本とは、昔の名医「徳本」と名僧「徳本」からきているそうで、歯痛に効くと有名です。味噌の仕込みに使うとカビないとの説も。辰野の湧水では一番冷たいと言われるこの水は、真夏でも冷たく、とてもまろやか。タンクに水をためている最中は、マイナスイオンに包まれ、水の滴る苔に触れ、癒されるひととき。
身近においしい湧水がある暮らし、やめられません!
夏の恒例イベント
ブログ更新もなかなかできないほど、毎日忙しくしています。おとといは、にぎわう原村の朝市出店後に、直売所へガーデンブーケと二色のいんげんの出荷。そして家族、親戚、友人が来ていたので、明るいうちにガーデンバーベキューをしました。やっぱりガーデンバーベキューは昼間やるほうが気持ちいい!
とれたて夏野菜のグリル(お気に入りは焼きトマト!)お肉、イカのわた焼き、さんま…最近、主食にはシンプルなリゾットが美味しくて、今回は古代米とカリフラワーの紫リゾットにしてみました。
そして!夜は原村の‘星空の映画祭’へ。この日の上映作品は「キツツキと雨」。南木曽が舞台でもあるこの作品は役所広司演じる木こりと、小栗旬演じる映画監督の笑いを誘うほのぼのストーリーでとても良かった。
野外ステージのため、途中から雨に降られ、テントの下に入りましたが、晴れていると星空が広がって最高のステージになります。
なんと!途中から、主演の役所広司さんも一緒に鑑賞していたらしく、最後にごあいさつがあり、更に感激しました。今年の映画祭の開催はあと十日で終了。もう一度、他の作品を観に行けるかなぁ
待望のオープン!
家からわずか数分のところにある果樹園の直売所が、今季のオープンを迎えました!(直売所は8〜12月のみ営業)待ちに待った、美しく美味しいフルーツたち。まだまだ品揃えはまばらですが、さっそくプラムやプルーンを買ってきて、毎日頬張っています。お店の脇にあるプラムの木は、ワイン色の葉っぱと、宝石のような小ぶりの赤い実が美しく思わず写真を撮っていると、果樹園のお父さんが「コレは食べてもおいしくないから、オアシスにでも挿せばいいわ」とおもむろに枝を数本切ってくれました。お父さんご自慢は、一本のプラムの木に、桃やアーモンドなど数種類の木を接ぎ木したもの。それぞれに実をつけ、見事でした!
すっかり、この果樹園のファミリーとも仲良くさせてもらっていて、息子との再会も喜んでくださいました。また、今年も12月まで楽しみに通わせていただきます!