2015オリジナルカレンダー製作中。
文字のひとつひとつ深みがある活版印刷。
そんな活版印刷のカレンダーを入手できたので、山屋で撮影した写真だけを
12枚使って、かなりアナログなカレンダーを作っています。
限定10セットほどですが、マルシェで販売する予定です。
写真の一例
こちらは、さらにアナログな世界に一枚だけの家用カレンダー。
モノトーンカラーの色鉛筆で12枚の絵を描いてくれました。
図書館で表紙が気になって手にとった雑誌をパラパラめくっていたら、
とても興味深いページがありました。
コレが正解!ということがないのが育児。
きっと誰しも、コレでいいのか間違っていないか…と不安や悩みを抱えているもの
だと思います。私自身も、不安や悩むことばかり。特にこれからの世の中、どのよ
うに見守っていったらいいのか、とついつい不安になりがちですが、ちょっとだけ
ヒントをもらえたような気がしています。
子育てと庭 〜心の引き出しを増やす体験を〜
自然を体験することの重要性や子どもの成長という視点で庭の在り方を考える。
というタイトルの岡山大学大学院教育学研究科教授 高橋敏之さんの文章から
以下、印象に残った部分をピックアップして載せさせていただきました。
2010年、独立行政法人国立青少年教育振興機構が行った
「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」で
「子どもの頃の自然体験はその後の人生に影響する」という結果が得られた。
成人に対する調査結果は、子ども時代の体験が豊富な人ほど
「やる気や生きがいを持っている人が多い」
「丁寧な言葉を使うことができるといった日本文化としての作法、教養が高い」
「小学校低学年までは友だちや動植物との関わり、小学校高学年から中学生まで
は地域や家庭との関わりが大切」
「年代が若くなるほど、子どもの頃の自然体験や友だちとの遊びが減ってきている」
の4点が挙げられた。
子どもにとって、自然の中で遊ぶことは教育的な価値が大きいと言われており、
大きく分けて二つのことを学んでいる。
第一は生命の生と死。
自然は人間も地球上の生命のひとしずくであることや、
全ての動物は他の動物は、ほかの命を奪って生き延びている事を教えてくれる。
第二は、同じ生命の仲間である動植物を知ること。
自分が見つけた動植物を昆虫図鑑や植物図鑑で確認することは、それ自体が楽しい
学びであり、動植物の飼育や栽培は、科学の目と心を育ててくれる。
しかし、悲しいことに日本の自然は確実に減少している。
●庭づくりは高度な知的行為
園芸は、四季折々の移ろいの中で、時間と空間をデザインしていく高度な知的行為
であり、草花の高さや色合いを考えながら、想像(imagination)と創造(creation)に
頭脳を使い、体も動かす理想的な活動であると言える。
庭には身近な自然があり、様々な体験ができる。たかが庭されど庭。五感を刺激する
体験は、知らず知らずのうちに体に刻み込まれその人の心の引き出しを増やしていく。
一方で、公園に集まってゲームに没頭する子どもたち。その子たちは、つくられた
バーチャルな世界をかなり高額な金銭とともに消費するのは得意だが、何かを創造
する時には、実体験の多さが確かな助けになる。バックアップしてくれるのは、豊か
な経験の蓄積である。
多くの場面で当てはまることではあるが、特に子どもの成長には、バランスが大切
である。五感を刺激する身近な自然から得られる体験と、最新のテクノロジーに慣れ
親しむこととは、両方とも現代人にとっては大切なことである。しかし現状は偏り
すぎていないだりうか。確かに日本語はよくできている。多くの人が指摘するように
「家庭=家+庭」であるから、「家庭」には、「家」と「庭」はそれぞれ必要条件で
はあっても、単独では十分条件とは成り得ないのだろう。両方揃って初めて、必要
十分条件になるようである。
*高橋 敏之 岡山大学大学院教育学研究科教授、芸術学博士。
専門は保育内容学、芸術教育学、児童文化学。
あっという間に10月になってしましました。
今年もあと二ヶ月!と考えるとゾッとします。
このところは、暑いくらいの秋晴れ続きで気持ちも晴れやか。
これからどんどん気温も下がっていって、動くのも面倒にならないうちに、やるべき
ことをやらないと、と焦りつつも、季節の変わり目は最大限、四季の移り変わりを五感
で感じていたいものです。
我が家の庭では、‘息子の木’になっている姫リンゴが赤く色づきました。
無農薬だから、黒い斑点があったり、ゴツゴツしていたり、
売り物のようにキレイではないけれど、息子はもぎ取って
すぐに美味しそうに頬張っています。
銀葉ポプラの葉が秋の空に輝いて。
初挑戦のミニブロッコリーはちゃんと収穫出来るかどうか…
出遅れぎみに9月に種まきや苗を植えた野菜たち。
レタス類、チコリー、水菜、白菜、キャベツ、
ビタミン大根、カブ、ほうれん草、ラディッシュ、小松菜、冬菜など。
霜が降りる前に、ある程度の大きさまで育ってくれることを願って、
日々成長を見守っています。
なんと!しばらく経ってからのこと。
知らぬ間に、ひとつひとつの株に息子が差してありました。
たいてい種まきや植え付けをした時には、ラベルを差しているのですが、
今回は時間もなく、種類も少なかったから省いていた私。
植えるのも蒔くのも手伝ってくれた息子は見逃さなかったんですね。
私を喜ばせようと、こっそりと。
~ 今週末のお知らせ ~
*10/4(土)11:30-13:30頃
塩尻の美容室&ギャラリーJAVAさんの月に一度のマルシェ。
山屋の野菜は出せるものがほとんどありませんが、
ガーデンブーケ少々、とリースや小物類を。
koba庵さんはこの時期限定の栗を使ったパンを販売するそう。
ぜひ、お越し下さい。
*10/5(日)10:00-12:00
中山文庫さん(松本)にてハーブ講座。
スイスのファームステイを始め、これまでの経験を通して
ハーブのことをお話しながら、サシェとバスボールを作ります。
お好みのリバティプリントの布、リボンを選んでいただくサシェは
プレゼントにも喜ばれます。ハーブティーのサービスも有り。
まだ若干名、空きがございますので、お申し込みは
中山文庫さん 58-5666 までお願いいたします。(材料費500円)
忙しさもあるけれど、ネット接続のトラブルがあり、約十日ぶりに更新。
ブログ記事にしたいことは、たまっていて、さて何から書こうかと、
悩んでいます。
ここのところの信州はすっかり秋モード。
日中は25℃ほどまで上がる日はあっても、朝は7,8℃なんてことも多く、
レッグウォーマーやらリストウォーマー、フリースを慌てて引っ張り出して。
山屋の周りでは、ぶどうの収穫が最盛期、稲刈りも始まりました。
自然界でも葉っぱが色づき始め、朝晩の温度差で花や葉っぱの色が一層鮮やか
になっています。もういよいよ庭の花も終盤なので、目一杯楽しみたい。
先日は朝市の帰りにちょっといい場所を見つけて寄り道してキノコ狩り?を。
(キノコは毎年死亡者がでてコワイので、食べはしません!)
小さいものから大きなものまで息子がすぐ見つけてくれます。
いかにもキノコらしいイイかたち!
何時の間にか…
お墓参りで覚えたらしく、キノコひとつだけお供えしてありました。
こちらは原村朝市で売られていた「コムソウ」。
シダの葉っぱがまた素敵。
9月に入ってからは、毎回周辺で採れた数種類のキノコが並び、
寒さの中でも頑張る朝市メンバーでキノコ汁を作って食べたりしてます。
秋は心はずむことがたくさん散りばめられています!
今回の台風の影響、大惨事ではなかったもののトウモロコシなどの農作物が倒れたり、
原村では停電もあったそうで、朝市のテントも崩壊してしまったものもありました。
このお盆休みは、週間予報では雨マークがあったりと、なんだかお盆らしくないお天気。
我が家の畑では、着々と野菜を収穫しています。
息子がどうしても待ちきれなくて早取りした白いトウモロコシ「ピュアホワイト」は、
案の定まだ未熟で全然甘くなかったけれど、ちゃんと白いのができていて良かった!
(トウモロコシは、半径300mも花粉が飛ぶそうなので、注意しないと勝手に交配して、
蒔いた種とは違うものができる事があるそうなんです。)
ここ数年お気に入りの「泉州水ナス」は本当に瑞々しくて、生に近い一夜漬けでも、油
をたっぷり絡めた料理でも、最高においしい。ナスのない夏は考えられません!
☆原村高原朝市へは、よっぽどの理由がない限り、今週末まで毎日出店します。
ぜひ、高原の爽やかでおいしい空気と個性豊かな楽しい朝市を満喫してくださいね!
写真を撮る時に大切にしていること。
それは‘光’です。
私は取扱説明書を読んで操作したり、順序立てて物事を進めることが苦手。
残念ながらデジカメも使いこなしているわけではなく、修正もしない。
いつも「撮りたい!」というモノや構図(視界の中でフレームができている)
に出合った瞬間、感覚的に写真を撮っていることが多いのですが、被写体も
構図もいいのに納得いかない時、たいていは‘光’に原因があります。
逆に、普段目にしていてもそれ程魅力的に目に飛び込んでこないモノでも、
西日という‘光の魔法’にかかると、ハッとするほど美しかったりします。
だから夕方は、私にとってのゴールデンタイム。
雨の翌日の夕方、黒々とした土の上の植物たちは光輝きます。
それは、数日前の乾き切った土の上にいた時とは見違えるほどキレイ!
畑も庭と同様に、配色に気をつけています。
マリーゴールドはセンチュウ予防にも効果アリ。
今年はベビーリーフをサラダで食べるという
イタリアのホウレンソウも蒔いてみました。
このところまた朝晩は肌寒いので、お布団をかぶせるように
不織布をかけています。今、草取りにはまっている息子は、
放っておくと一面アカザ(葉の裏が鮮やかな紫色)畑になって
しまう畑で、アカザのことを「コイツ」と呼び、
「こいつめー、二度と出てくるなよー」と言いながら、
見つける度に根気強くアカザを抜いてくれています。
春が来て、日々変化してゆく植物たちを見逃さないように気をつけていると、
目まぐるしく日々が過ぎてゆきます。
つい一ヶ月前は冬モードだった自然界は一気にエンジン全開!
けれど、人間はそうもいかないもので…
本当は記事にしたいことが山ほどあるのに、なかなか追いついていない現状。
この辺りの桜も三分〜五分咲きになり、きっと明日には開花が進むはず。
我が家の花摘み坊っちゃんも大忙しです。
「はい、プレゼント!」と差し出したのは、貴重な山野草‘キクザキイチゲ’。
おもむろに、全部摘んでしまっていました!
誰が植えたのか、野原にさいていたムスカリも鼻歌歌いながら…
この、花摘み癖にもちょっと困っております。
*4/17(木)の“八重咲きスイセンを楽しむ会”はおかげさまで定員となりました!