Rose Julia

バラ ジュリアの色が大好きです。
近年ベージュやモカといったアンティーク系のバラがだいぶ出てきては
いますが、このジュリアの色はなんともいえない薄ピンクがっかった
グレーのようなモカのような、ジュリアの色は別格と思っています。
株によって、また光や写真によって若干色味が違うこともありますが。

Bois De Rose ボワ・ドゥ・ローズ

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先日「フランスの色」という本を図書館で借りてきました。
ページをめくるたび、心弾むうっとりするような色やフランス語らしい
キュートな名前。その名前の由来や説明が書いてあり、我が家に一冊欲し
いと思いました。
日本にも古来の美しい色、染色の色見本、何より素敵な色の名前がある
訳ですが、どういうわけか日本は時代の変化、産業の進化により、そんな
色たちの存在が薄れていっているように感じます。なんとなく「アジア」
だな、と思うところでもありますが、例えば子供服でも文房具でも、目の
覚めるような原色が目立ったり、車や携帯の色もパステル系やパール系は
多いけど、なかなか素敵!と思うことはない。私の場合、日常生活の中で
「色」はかなり重要なポイントで、気に入らない色が視界にあると、どう
しても気になってしまうし、居心地の良さを求めると、好きな「色」の
存在が大きいことに気付きます。ごく自然なことかもしれないけど、好き
な色の名前を見て納得することが多いのは、自然界、例えば土の色や野菜
の皮の色など、がほとんどだということ。人工的な色はどうしても不自然
だし、落ち着きません。

実はちょっとした切手コレクター(観賞用でなく使えるモノ)の私が残念
に思うことは、もう10年位前でしょうか。カラーコピーの技術のせいか
以前はもっと複雑で奥行きのある色合いだった切手が、なんだか薄っぺらい
単調の色合いの切手になってしまったことです。それは比べないとわから
ない事ですが、明らかに昔の方が素敵な切手でした。封筒や季節に合わせた
切手選びが楽しみの一つである者にとっては、結構深刻な嘆きです。

7 Jahre alt

先日、7歳の誕生日を迎えた息子。
ケーキはどうしても「イチゴののった白いクリームの」がいいという
ので、ご希望通りのショートケーキでお祝いしました。
しかし、平日のお誕生日は何かと大忙しの一日、一大イベントです。

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はじめはイチゴ&チョコクリームにしようと思っていたので、ココア
生地のスポンジを焼いたら
「次は中も、あの黄色っぽいのがいい」「キャンドルなんで4本なの?」
と、厳しく指摘しながらも、嬉しそうな表情。

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真冬の水汲み


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今年の塩尻は雪が少なく助かったという気持ちと、ちょっと
物足りない気持ちが混在しています。
今は畑にも雪がなく、このままいってくれるのかどうか。
しかしながら長野県の北部では雪が多く、同じ県内でも世界
が違うようです。

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そんな冬には、山へ水汲みに。
意気込んで容器をたくさん持っていく時は枯れていて、
フラッと思い立っていく時に限ってジャンジャン出ている
気まぐれな「女神さまの水」。
近くの落ち葉や枯れ木についた氷がガラスの装飾品のよう。

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普段はこたつ犬のシュピも、山や森は若返りのもと。
リフレッシュになりました。

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※2/25(土)2月の山屋リース作り教室、まだ空いてます
※2/19(日)11:00-15:00頃
松本LABORATORIO ちくちくマルシェに出店します。
いつも通り、リースや季節のお花、手編み小物等
ぜひあたたかくしてお出かけください。

ベビーシューの誘惑

「シュークリーム食べたい」
そんな声を聞き、学生時代に作って以来のベビーシュー作り。
失敗できないなぁと内心ドキドキしながらも、案外簡単に出来上がりました。

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でも「大きいのが良かった…」と落胆した息子も
大きいのより、手づかみで口に入れらるベビーシューの可愛さに
すっかり笑顔で合格サイン。

 

 

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生クリームが苦手で、優しい卵色のカスタードクリームは大好物の私。
ケーキ屋さんのシュークリームは高いし、スーパーのは賞味期限も長く
いろいろ添加物も気になって手がでない。
こんな短時間でできるなら、今度は大きいのにトライしてみます。

突然の贈り物

全国的にも若年者のインフル感染が猛威をふるっています。
小学校では学級閉鎖が相次ぎ、生まれて6年間一度も熱を出したことが
なかったのが自慢だった我が家の息子も、さすがに小学校の集団生活
には太刀打ちできなかったようで、発熱し週末をはさんで出席停止を
強いられました。病院で診てもらって数時間で熱は下がり、みるみる
元気を取り戻しものの、外出はできないし、思いがけず昔のおもちゃ
や、お下がり、買ってあっても適年齢でなかったものなど引っ張り出
してきて、数日間家でのんびりと過ごす時間ができました。

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思えば、保育園時代から、平日はお互い忙しく、週末も出かける用事
やイベント、ワークショップなど、常に慌ただしく、こんな風に家で
のんびり遊ぶのも久しぶり。お下がりの木のレールや列車、スイスの
リサイクル屋さんで買ってきたMIGROS(スイスを代表する大手スーパー)
の子供用のおまけのミニチュアの家やお城(ルツェルンの橋やミグロ
のスーパーとかマッターホルンとか、モデルは実在)も総動員で立派
な街を作りました。日本の景品とはレベルが違って、プラスチック製
には見えない色合いや精巧な作りに感心しながら、「ここはほら、BERN
の街だよ」などと、いつの間にか私も真剣になっていたのでした。

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大貫妙子さんの「突然の贈り物」は大好きな歌ですが、まさにそんな
感じ。不謹慎ではあるけれど、思いがけない貴重な息子との時間。

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とはいえ息子は不安なのと嬉しいので、始終一緒に遊んでいてほしいし
私はつい欲が出て、せっかくこんなに家にいられるならと、やりたい事
が出てきて、犬がかじった積み木や、もういらなくなった木の玩具を薪
ストーブで燃やしたり、だましだまし相手をしていたら、夜には驚く程
くったくたに疲れきって、毎晩一緒に早く寝てしまいました。

2月の山屋リース教室のご案内

半年くらい間があいてしまったでしょうか。
山屋でのワークショップのご案内です。

今回は山屋の庭で夏~晩秋にかけて咲き誇るダリア‘黒蝶’を使った
冬のリースです。黒蝶は、ワイン色の個性的なダリア。日あたりや
光によっては赤っぽく、また黒っぽくも見え、ドライにすると限りなく
黒に近いワイン色で、更に個性的な花材になります。シルバーや
モスグリーンとの相性もよく、今回はあまりシックにしすぎず、百日草
やアジサイ、実ものなどと、ちょっと華やかな2月のワイン系のリース
(約30㎝)に仕上げました。

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【山屋2月のリース作り教室】
●2/25(土) 14:00〜
●お一人様 5500円 (自家製お菓子のカフェタイム込み)
●定員6名様
●場所: 塩尻市宗賀 (お申し込み頂いた方に詳細お知らせします)
●古民家ですので、あたたかい服装でいらしてください。
ドライの屑など気になる方はエプロンをご準備ください。

*小型犬(ジャックラッセルテリア)がおりますのでご了承下さい。

お問い合わせ・お申し込みは
Mayu.Yamamura@garden-yamaya.com (全て小文字に直して入力してください)
メール送受信のトラブルが多くなっています。
5日以内に返信がない場合は恐れ入りますが再送信をお願いします。

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日曜日のタルト工房

今年で塩尻に移住して10年になります。
ここ数年は、極寒の塩尻の真冬にもすっかり慣れ、まつ毛まで
凍って視界が幻想的になる氷点下の朝や、何もかもが凍てついて
息を止めてしまっているような朝にも、フロントガラスを飾ってくれる
毎日違う模様の結晶や、物差しをあてたくなるような長い霜柱‥‥
そんな小さな発見が日々の驚きや感動として飛び込んできます。
実際はキレイゴトも言っていられないくらいに寒さに身を縮め、
家の中でも帽子や上着が脱げずにいたり色々が凍みてしまわぬようにと
必死でも、なんだか可笑しくて笑ってしまう、この寒さ。

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そんな真冬の週末は、一年の中でも唯一気持ちにゆとりを持ち、
息子と雪遊びをしたり、お菓子やパンを焼いたりする時間が
多少なりともとれます。久しぶりにタルトを焼きたくなって、
ウィークディに仕込んでおいたタルト生地を使って、息子と
日曜日のタルト工房稼働!「お咳が出たら大変」と自らマスク
着用で、ますます本格的に。数年前に作ったエプロンもこれで
卒業かな。と思いながら、もう半分は任せて撮影に専念できる
ようになってしまいました。

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ほんの少し余った生地で動物たちの型抜き。
スイス風におろし金のようなもので半分に切ったリンゴを
おろすと、ほんのちょっと赤い皮も入って、煮ると美しい
ピンク色に。息子のリクエストで、美味しそう!と狙って
いる動物たちの姿も写真に収めました。

 

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北欧のブタの親子の型が可愛くて。
スイスのヤギや羊、ハリネズミも負けない可愛さ。
動物の型も、見比べるとけっこう面白いんです。
日本のは丸っこくって、ちょっと子供だましみたいな
のが多いような気がします。

 

 

 

 

 

 

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秋冬の王道、リンゴのタルトはやっぱり美味しい。
あるパリの家庭料理を紹介している本に
「リンゴの並べ方でタルト作り歴がバレてしまう」とありました。
本当に、単純そうで難しいこのリンゴの並べ方。実は二重になって
いて、下段は反対向きに並べたあります。今回は息子も口や手を
出してきて、二人で真剣に仕上げましたが、あともう一歩かな。

 

 

 

 

 

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もうひとつは、少し小さめの型で念願のキッシュ・ロレーヌを!
ずっと作ってみたかったんです。
ちょっとアレンジして、よく炒めた玉ねぎとハムを入れました。
次回はもっと大きな型でいろんな具材で試したい美味しさでした。