3月とはいえ、まだまだ地物野菜は、ホウレンソウなどの葉物野菜くらいしかとれません。
そんな時は、無理をせずシンプルなお料理を。
実は今まで作ってみたことがなかったローストビーフ。こんなにお手軽なメインディッシュだったとは思わず、いざという時のレシピに加わりました。お肉には、寒さにあたりワイン色がかった庭のタイムと軒下で生き残っていたローズマリーを添えて。ポテトとキノコ、カリフラワーのグラタン、焼きたての自家製ハ-ブブレットと共に、ずっとご無沙汰してしまったいた方をお招きしての休日のランチタイム。半ベジタリアンだった私も、2/9生まれの肉好き息子が生まれてからは、すっかりお肉を食べる頻度が増えました。
イチゴの花束
夏秋イチゴの栽培管理のお手伝いをしました。
通常のイチゴは冬~春にかけて収穫、出荷されますが、ケーキやさんにイチゴのショートケーキが並ばない日はありませんよね?一昔前は、輸入イチゴに頼る部分が大きかったのですが、ここ10年、20年で、夏場の国産イチゴの需要に応えようと、夏秋(かしゅう)イチゴと言って夏~秋にかけてとれるイチゴの栽培技術や品種改良が進化し続けています。もともと暑いのが苦手な植物であるため、北海道、東北をはじめとする冷涼地で栽培されており、長野県でもオリジナル品種の育成や栽培が盛んに行われています。今はまだ、花や実よりも株を充実させる時期なので、花を着けた茎は根元からとってしまわないといけないのですが、こんな可愛らしい花をただ捨ててしまうのは忍びない。よく観察すると、花びらが落ちた後は、次第に中心がイチゴの形に膨らんでくる、そんなちょっとした植物観察も楽しめてしまう小さな花束を飾っています。
*山屋 八重咲き水仙を楽しむ会 残り2名様空きがございます。
山の神自然園ツアー
前回の投稿でのせたミモザのリース。
ご依頼主は、以前松本にお住まいだったMt.BARUの常連さん。
数年前に泣く泣く大阪に越されてからも日課のように松本のライブカメラをチェックしているほど、松本が大好きな方です。今回は、高速バスを使っていらっしゃるということで、バス停までお迎えに行き、その方もよく訪れていたという、私のパワースポット‘山の神自然園’へ、息子と犬もお伴して、行ってきました。
真冬の間、ご無沙汰していた久しぶりの女神さまの水!
落ち葉を川に流して、木の枝で魚(落ち葉)釣り。
これがなかなか難しく、やっとのことで人数分釣れました。その後はすぐさま切り株の上で調理がはじまり、枝や苔と共に石のお皿に盛り付けて完成!
現在、乱獲や自生地の環境破壊によって、準絶滅危惧種となっているセツブン草。
わずか10㎝にも満たない草丈のこの可憐な花をズームなしで撮るには、地面に這いつくばるようにして撮影しなくてはなりません。
この日(3/10)ジャストタイミングで見ることができ「今年は見られないと諦めていたから嬉しい!」と喜んでいただけました。
*お知らせ*
3/30(土)13:00-15:00 参加費:4500円(お茶つき)
原村のカフェレストラン‘アナベル’さんでフラワーアレンジのワークショップを行います。
残り1名、空きがございます。ご希望の方はアナベルさん 0266553124 までお電話でお申し込みください。
※写真はイメージです。白いバスケットを使った春のアレンジメントを作ります。
ミモザのリース
4月の山屋ワークショップのお知らせ
昨日は、小学校の卒業式でした。
氷点下のうっすらと白く雪降りかかった朝、小鳥たちだけが元気でした。
いっときは晴れ間がさしたものの、午後も横なぐりの大粒の湿った雪が、吹きつけました。週間予報では、週明けの最高気温は12-18℃ということで、植物もグングン動き始めそうです。我が家の水仙も芽を出し蕾が見えるようになってきました。そこで恒例のワークショップを。
春の訪れが早かった昨年も、4/7に山屋にて「八重咲き水仙を楽しむ会」を開催していたので、今のところ今年も4/7(日)に予定したいと思います。山屋の畑に一番最初に‘色’を与えてくれる、この八重咲き水仙を摘んで、ブーケを作ります。こればかりは、お天気次第、ちょうど良いタイミングで咲いてくれることを願っています。
【山屋 八重咲き水仙を楽しむ会】
●4/7(日) 14:00〜15:30頃まで
●お一人様 3000円 (自家製お菓子のカフェタイム込み)
●定員6名様
●場所: 塩尻市宗賀 (お申し込み頂いた方に詳細お知らせします)
●お天気がよければ、ワークショップ、カフェタイム共に屋外で行いますので
汚れても良い靴、帽子、温度調整できる服装などご準備ください。
*我が家には小型犬(ジャックラッセルテリア)がおりますのでご了承下さい。
*悪天候の場合、水仙は前持ってこちらで摘んでおきます。
お問い合わせ・お申し込みは
MAYU.YAMAMURA@garden-yamaya.com (全て小文字に直して入力してください)
メールの返信が3日以上来ない場合は恐れ入りますが再度お送りください。
bulb culture
3月のマルシェ
Snowdrop
今よりもっと殺風景だった2月から咲いているスノードロップ。
和名は、雪の花、待雪草。
英名のdropは、17,18世紀頃、女性が身に着けていた耳飾り(drop)に似ていることによるそう。
また、雪を突き破って咲き出ることから、フランスではperceneige(pierced snow)といい、気温が下がる夜明け前は、昼間の温もりを閉じ込め、花の中は2℃高いそうです。早春にいち早く咲くところから、花ことばは「hope希望」。
<白い花の伝説>
天地開びゃくのおり、空には青、雲には灰色、土には黒褐色、木には緑、花にはあらゆる色といった具合に、あらゆるものは色を与えられた。そこで雪はおずおずと神の元へ参上して「私にいただく色はもうなくなりました。私は風のように人目につかないものになってしまいます」と訴えた。すると創造主は「花ならどんな色でも持っているから、色をひとつ分けてもらいなさい」と言い渡した。けれど、どの花にあたってみても、そのきらびやかな色を分けてくれるものはいなかった。しょんぼりと帰ってゆく雪の姿をみたsnowdropは、If my white color be of any to you,you are very welcome to it.とささやいた。以来、雪は冬じゅう、この気前のよい可愛らしい花を守り温めているのだという。