チューリップの季節

植物たちが動き出すと、なかなかブログにタイムリーなことをのせるのは大変。
日々刻々成長する植物の変化を見逃さずにいることにも注意が必要です。
まだ寂しい庭のあちこちに咲いていたチューリップの季節もいよいよ終わり。
時々恵みの雨も頂き、モクモクと緑が茂ってきています。

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左は大好きなバイモユリと同じ仲間のフルチラリア・ペルシカ。草丈70-80㎝。
チューリップ‘ブラックヒーロー’やリシマキア‘ファイヤークラッカー’など
ワイン~ブラック系と爽やかなグラウンドカバー、斑入りのエポコディウムの
メリハリある植栽も気にいっています。

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光の当たり方で、甘い色にも見え不思議なアンティークカラーの
チューリップ‘ラ・ベル・エポック’

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八重咲きのチューリップは蕾~散る間際まで色も形も七変化。
右のブルーダイヤモンドは大きくて華やか。
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左:チューリップ‘シルクロード’はニセモノみたいな複雑でいて優しい色。
右:ブラックバーロットはシックで個性的。
切り花として飾るにも草丈が長くエレガント。

 

 

*お知らせ*

5/21(日)松本LABORATORIOマルシェ
11:00-15:00頃。5月のガーデンブーケの他リースや寄せ植えなど。
30℃を超す予報。植物にも過酷ですが、人間もまだ体が暑さに慣れていない時、
水分補給も忘れずに。松本は工芸の五月。イベント盛りだくさんです。
みなさまのお越しをお待ちしております。

6月第一週の週末に、山屋ワークショップ(塩尻の自宅)を検討中です。
いよいよバラの蕾がふっくらしてきたので、花屋さんにはない野性味あふれる
バラなど、摘みたての草花で山屋の6月のガーデンブーケを作ります。
自家製ランチつき5000円。定員5名様まで。
決まり次第、またブログでお知らせします。

Lenten rose

日本でもすっかり人気になった‘クリスマスローズ’。
今では、植物園やイベントでクリスマスローズ展が開催されたり、
原種の追及から最新の品種改良種まで、姿形・色も実に様々。

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しかしながら、厳密に言うとクリスマスローズというのは
純白の清楚な一重の花を咲かせるHelleborus niger ニゲルのこと。
キリストが誕生した時に、一人の貧しい少女が聖母マリアのもとに
駆けつけたが、誕生を祝う贈り物がなく嘆き悲しんでいると、少女
の流した涙が落ちた土から忽然とニゲルが咲き乱れ、少女はそれを
摘み束ねてマリアに捧げた、という物語が伝えられています。
まさに、何もないクリスマス頃から1月に雪の下で凍えるように、
ひっそりと咲く姿に胸を打たれます。

 

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一方、通称クリスマスローズ Helleborus orientallis は
和名 寒芍薬  別名 春咲きクリスマスローズ
英名は復活祭前の40日間を意味するLenten rose レンテンローズ
暖地では2-3月に開花(塩尻では3-4月)
花色(萼花弁)がピンク・白・緑・黄など豊富で
草丈はニゲルに比べ高く40-60センチ。

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右の緑色のは原種のアーグティフォリウス
スイスの山には、これに似た原種が沢山自生していました。
やはり私はフェチダスなど、このタイプが好み。

 

 

 

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西日を嫌い、日当たり~反日陰の落葉樹の下を好むレンテンローズ。
よく写真で見るようなギュウギュウの群生にはなりませんが、細々と
でも、15種類ほど集まりました。和の庭にも洋の庭にも似合い、寒さ
に強く丈夫なところに安心感があります。

小さな花束

大げさではなく、さり気ない贈り物が好きです。
「ありがとう」を伝えたい時
「元気出して」と言いたい時
「頑張って」と励ましたい時
単純に、誰かにあげたくなる時

言葉よりもさり気なく、ほんのちょっとした心遣い。
それは子供のころ、学生時代、そして大人になってからも変わらない。

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さり気なくても、私がもらったら嬉しいな、と思えるものを。
私らしさ、や 買ったものにはない付加価値も大事な要素。
自己満足に過ぎないかもしれませんが、いちいちお返しの心配を
しなくても済むようなプレゼントを考え、わくわく準備することは
たのしみのひとつ。庭の花がある時期はそれだけで十分。

 

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毎年作らずにはいられない、ドイツスミレ小さな小さな花束。

 

5月の花木

5月らしい爽やかな白い花を咲かせる山屋の花木たち。
もともと植わっていた植物もかなりありますが、
毎年少しずつ、好みの色合いに。

黒い実とのコントラストで互いに引き立て合うシロヤマブキ。
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繊細そうに見えて、次第に虫のような形状に変化するシロバナマンサク。
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こちらは先月末に満開だったジューンベリーの花。
息子が「うちの庭にも白い桜あるの?」と聞くほど
満開の様子は華やかでした。

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LEGOワールド

まだ小さかった頃から、レゴ好きな甥っ子の影響もあってか
レゴが大好きだった息子。
あっという間に組み立てたり、イメージしたものをパパっと作ったり。

連休中、キレイにしたメダカ池でずいぶん静かに遊んでいるな、と思ったら
写真では見にくいけれど、小枝と苔で木に見立て、島でくつろぐ人たち?
もしくは戦いに疲れ休んでいる人たち??
(苔を見つけるといつも「母さんの大好きな苔!」とみせにくる)
サツキのピンクの蕾も妙に可愛らしい。

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これじゃ、静かに熱中するわけです。
そろそろ、メダカを買ってこないと!

こいのぼり

遅ればせながら、5月5日の翌日になってやっと放流。
山屋の鯉たち、勢いよく空を泳いでいます。


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長野県ではひなまつりも端午の節句も月遅れだから大目に見てもらうことに。
息子もなんせ5mもある頂き物。設置には息子も大いに活躍。

 

 

 

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今週末5/14(日)は母の日。
オーダーが入りましたので、他にもご希望の方いらっしゃいましたら
お受けできます。
・花束 3000円~
・アレンジ 3500円~
華やか・シック・優しくなどイメージと共にご連絡ください。
13日夕方から14日午前に山屋もしくは塩尻中心部でしたら対応可能です。
MAYU.YAMAMURA@garden-yamaya.com (全て大文字で入力してください。)

 

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リトルファーマー

2017年の山屋の畑、やっと連休中に始動しました。

 

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リトルファーマーとジャガイモ色々8種植えつけ。
今年はナイフでの種いものカットも慎重に挑戦。
灰をまぶして品種名を木の板にも書いてくれました。
これからジャガイモにつく害虫の駆除もお手の物。
気候も良くなり、緑いっぱいの畑と庭が待ち遠しい!

 

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祝福

大好きな串田孫一さんの「鳥と語る夢」より
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「祝福」

花の群生を見ると地球を祝福したくなる。
計算も難しい回転を続けながら、
今尚その日その日を健やかに送っていることを、
こんなに素直に、こんなに優しく美しく証明して貰って、
地球の満足が私にまで伝わってくる。

起伏を越えて遥か遠くの斜面まで、
花の笑顔が続いているのを見渡していると
時々感じる私たちの幸福が次元の異なったものにさえ
思えてくる。

地球を祝福する心も酔う

HANA展

伊那の草の音(くさのね)にて今日から5/7(日)まで開催のHANA展

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「花」と言われるとなんだかかしこまってしまい、あれこれ考えたものの、
結局は自分らしく、自分の好きな花や空気感が一番しっくりくるもの。

幼い頃から植物図鑑とスケッチブック、色鉛筆を持ち歩き、植物との対話の
時間が好きでした。特に野山に咲く花が。それはずっと変わらず、私の中に
根づいていて、久しぶりにあちこち図鑑や写真を引っ張り出し力まず描いた
植物たち。下書きはしても絶対なぞれない。だからいきなりペンで描く。
技術もやり方も昔から何も変わっていない。
植物の細部を見つめ描いてるうちに、どんどんと植物の姿かたちの魅力に
ハマってゆく。このところ、そんな時間も忘れていました。こんな展覧会に
出せるようなものではありませんが、肩ひじ張らない私のスタイル。
思い出深い、古いお気に入りの椅子と飾っていただいています。
全部で60点くらい集まったそうですので、お時間あればぜひ。

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春の花と山菜と。

約半年ぶり。待ちに待った庭の花たちとの再会。

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私の一番好きな花、貝母百合(バイモユリ)・水仙各種の花束。

 

 

 

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庭のこごみとタラの芽。こごみは何度か霜で黒くなりながらも、毎日
せっせと顔を出しています。
日曜日と昨日、今年最初のアルプス市場(松本・中山)へ出荷しました。
少量、不定期ですのでご了承ください。